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ジョナサン・レシュノフの交響曲第1番「忘れられた聖歌、そしてリフレイン」を聴く

2014-05-18 07:09:50 | 古典~現代音楽北アメリカ編
風邪は治らず咳も出て、ウォーキングどころではありません。
病院に行き、薬をもらってきたものの、回復には時間がかかりそうです。
今回取り上げるのは、1973年生まれのレシュノフが、
2004年に作曲した交響曲第1番「忘れられた聖歌、そしてリフレイン」である。
ニュージャージーで生まれた彼は、早くから作曲の才能を発揮したようで、
作品の委嘱を受けて作曲活動を続け、タウソン大学の准教授に就任し、
現在は教授として音楽理論、作曲法、オーケストレーションを教えている。
今回聴いたCDはマイケル・スターン指揮、
IRIS管弦楽団による演奏である。
第一楽章「導入」は、聖なる感じを思わせる鐘の響きで始まる。
クラリネットが旋律を奏で、ホルンが聖歌風の旋律を奏でていく。
その旋律をもとに展開し、次の第二楽章「速く」に続く。
速く流れるような旋律が奏でられ、木管楽器と打楽器が活躍していく。
終わりの方では金管楽器も加わり、盛り上がったところで次の楽章に続く。
第三楽章「遅く-より速く-そのまま」は、クラリネットが旋律を奏でて始まる。
ピアノが奏でる聖歌風の音型と弦楽器が絡み、クラリネットも絡んでいく。
牧歌的なのどかさがみられる感じが続き、再び速い部分が途中に現れ、
ホルンが奏でる聖歌風旋律と絡み合っていき、最後はおだやかな感じで終わる。
第四楽章アレグロは、その穏やかさを破る2つの音型で始まる。
速い動きの旋律が奏でられていき、鐘など打楽器が絡んでいく。
そしてホルンが聖歌風の旋律を奏でて絡んでいき、次の楽章に続く。
第五楽章「解決」は、鐘の音で始まり、弦楽器とピアノがそのあとに入る。
ゆったりとしたテンポの中、再びグレゴリオ聖歌風の旋律が奏でられ、
クラリネットも旋律を奏で、ピアノが音型を繰り返し、
最後は弦楽器中心に穏やかに終わる。

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