Mars&Jupiter

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フローレンス・プライスの交響曲第3番ハ短調を聴く

2022-06-25 17:49:00 | 古典~現代音楽北アメリカ編
今回は1887年生まれのフローレンス・プライスが、
1940年に作曲した交響曲第3番ハ短調を取り上げる。
聴いたCDはアポ・シュー(許瀞心)指揮、
ウィメンズ・フィルハーモニー管弦楽団の演奏による。
第一楽章アンダンテは、金管楽器の奏でる旋律で始まる。
それに木管楽器も加わってその部分が繰り返された後、
アレグロの主部に入り弦楽器が感傷的な第一主題を奏でていく。
もう一つの主題は金管楽器が奏でる明るい旋律である。
主題は展開されていくが、アメリカらしい部分が出ている。
主題が再び現れ、盛り上がって、最後は力強く終わる。
第二楽章アンダンテ・マ・ノン・トロッポは、
木管楽器が奏でる旋律が哀愁あふれ、弦楽器が引く継いだあと、
フルートも奏で、弦楽器と木管楽器の間で旋律を受け継いでいく。
どこか懐かしさを感じさせるほのぼのとした音楽である。
途中で金管楽器が旋律を奏で、木管楽器や弦楽器がそれを引き継ぎ、
トランペットが再び旋律を奏でたあとは、木管楽器と弦で穏やかに終わる。
第三楽章ジューバ(アレグロ)は、
交響曲第1番第3楽章のジューバ・ダンスと同じように、
明るく舞踏的な旋律が奏でられていく。
中間部は金管楽器中心に対照的なゆったりとした旋律が現れる。
再び冒頭の明るく陽気なジューバ・ダンスが奏でられて終わる。
第四楽章スケルツォ(フィナーレ)は、民謡風の旋律が奏でられて始まる。
軽快で力強い感じの旋律であり、これが繰り返されていき、
展開されていき、最後は盛り上がったところで終わる。

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