昨日は二俣川から鶴ヶ峰駅まで歩きました。
途中聴いたのは1934年生まれのカラマーノフの交響曲。
カラマーノフはクリミア半島のシンフェロポリに生まれた。
母親はロシア系、父親はトルコ系で、ドイツの侵攻に際して、
1942年から1944年の間は、兵役に服した。
1953年にはモスクワ音楽院に入学し、ボガトゥイリョーフに師事し、
その後はカバレフスキーやフレンニコフにも学んだ。
フェインベルクの弟子ウラディーミル・ナタンソンにピアノを学んだ。
1960年代半ばには、シンフェロポリに戻ったようだ。
彼は24もの交響曲を作曲しているようである。
CDの解説にはそんなようなことが書かれている。
交響曲第3番ハ短調は1956から64年の間に作曲された作品だ。
第1楽章アンダンティーノは、ロシア的な雰囲気でゆったりと始まる。
叙情的な音楽は孤独感のあるトランペット・ソロが鳴り響いたあと、
やがて幻想的になっていき、ショスタコーヴィチの交響曲の
緩徐楽章を思わせながらも彼独特の音楽の世界ができあがっていく。
オスティナートで繰り返される音型は、その後の楽章でも出てくる。
小太鼓などが加わり、ソ連の社会主義リアリズム的な軍隊的な音楽になり、
その後のフルート・ソロはショスタコーヴィチを想起させる。
最後は冒頭のロマンティックな主題が再現され、
ピアノとトランペットによる演奏も加わり、
タムタムなどが登場し、新たな音楽の展開を予感させながら静かに終わる。
第2楽章モデラートは、執拗に繰り返される音型が、
まるで増殖する細胞のように次第に勢いを増していく。
やがて荒々しい音楽へと発展するが、そのあと再び繰り返される音型は、
ミニマル・ミュージックを思わせるものでユニークである。
繰り返すリズムの中で、フルートなど木管楽器が活躍するが、
これはベルクやウェーベルンを感じさせるようでもある。
第3楽章アンダンティーノは、シロフォンが繰り返される音型が短く奏し、
静かでおだやかな、そして叙情的な音楽が展開される。
冒頭に登場したシロフォンが奏する繰り返される音型が時々顔を出し、
フルートなど他の楽器によっても奏され、幻想的で神秘的な感じを醸し出す。
第4楽章アレグロは、金管楽器により繰り返される音型が登場して始まる。
その後弦楽器を中心に奏されていく音楽は、
フーガ風であるが、そののちにオスティナート風になる。
一方全楽章を通じて登場する繰り返される音型は時々登場し、
新たな展開を期待しているかのようである。
後半にかけ金管楽器が加わり、曲はジャズ的な要素も加え、
繰り返される音型が金管楽器に登場し、
荒々しさ、激しさを加えていくようになる。
曲はそのあと一旦静まるが、やがて再び激しい音楽になり、
最後は繰り返される音型が奏される中、突然終わる。
途中聴いたのは1934年生まれのカラマーノフの交響曲。
カラマーノフはクリミア半島のシンフェロポリに生まれた。
母親はロシア系、父親はトルコ系で、ドイツの侵攻に際して、
1942年から1944年の間は、兵役に服した。
1953年にはモスクワ音楽院に入学し、ボガトゥイリョーフに師事し、
その後はカバレフスキーやフレンニコフにも学んだ。
フェインベルクの弟子ウラディーミル・ナタンソンにピアノを学んだ。
1960年代半ばには、シンフェロポリに戻ったようだ。
彼は24もの交響曲を作曲しているようである。
CDの解説にはそんなようなことが書かれている。
交響曲第3番ハ短調は1956から64年の間に作曲された作品だ。
第1楽章アンダンティーノは、ロシア的な雰囲気でゆったりと始まる。
叙情的な音楽は孤独感のあるトランペット・ソロが鳴り響いたあと、
やがて幻想的になっていき、ショスタコーヴィチの交響曲の
緩徐楽章を思わせながらも彼独特の音楽の世界ができあがっていく。
オスティナートで繰り返される音型は、その後の楽章でも出てくる。
小太鼓などが加わり、ソ連の社会主義リアリズム的な軍隊的な音楽になり、
その後のフルート・ソロはショスタコーヴィチを想起させる。
最後は冒頭のロマンティックな主題が再現され、
ピアノとトランペットによる演奏も加わり、
タムタムなどが登場し、新たな音楽の展開を予感させながら静かに終わる。
第2楽章モデラートは、執拗に繰り返される音型が、
まるで増殖する細胞のように次第に勢いを増していく。
やがて荒々しい音楽へと発展するが、そのあと再び繰り返される音型は、
ミニマル・ミュージックを思わせるものでユニークである。
繰り返すリズムの中で、フルートなど木管楽器が活躍するが、
これはベルクやウェーベルンを感じさせるようでもある。
第3楽章アンダンティーノは、シロフォンが繰り返される音型が短く奏し、
静かでおだやかな、そして叙情的な音楽が展開される。
冒頭に登場したシロフォンが奏する繰り返される音型が時々顔を出し、
フルートなど他の楽器によっても奏され、幻想的で神秘的な感じを醸し出す。
第4楽章アレグロは、金管楽器により繰り返される音型が登場して始まる。
その後弦楽器を中心に奏されていく音楽は、
フーガ風であるが、そののちにオスティナート風になる。
一方全楽章を通じて登場する繰り返される音型は時々登場し、
新たな展開を期待しているかのようである。
後半にかけ金管楽器が加わり、曲はジャズ的な要素も加え、
繰り返される音型が金管楽器に登場し、
荒々しさ、激しさを加えていくようになる。
曲はそのあと一旦静まるが、やがて再び激しい音楽になり、
最後は繰り返される音型が奏される中、突然終わる。
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