Mars&Jupiter

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ハンス・フーバーの交響曲第6番イ長調作品134を聴きながら、西谷から三枚町まで歩く

2010-07-04 10:03:50 | 古典~現代音楽スイス編
昨日は西谷駅から三枚町まで歩きました。
途中聴いたのは1852年スイス生まれのハンス・フーバーの作品。
彼の略歴については以前触れたので省略する。
交響曲第6番イ長調作品134は1911年に作曲され、
同年11月19日にバーゼルで初演された。
この交響曲も聴いてみるとスイスの地理的な位置もあってか、
ドイツ的な部分とフランス的な部分を感じる。
今回聴いたCDは、イェルク=ペーター・ヴァイクレ指揮、
シュトゥットガルト・フィルハーモニー管弦楽団の演奏による。

第一楽章アレグロ・コン・スピリートは、
管楽器中心に軽快で熱狂的な序奏が始まり、
弦楽器が堂々とした第一主題を奏でる。
主題は二つからなり、もう一つは歌謡風である。
展開部でのスイスの自然を感じさせるホルンの吹奏や、
映画音楽を思わせるようなロマンティックな音楽が彼らしい。
最後も情熱的に、そして堂々とした感じで終わる。
第二楽章アレグレット・グラツィオーソは、
弦楽器の伴奏に乗りオーボエとホルンが旋律を奏でていく。
軽快なテンポでそれを他の管楽器が受け継いでいく。
牧歌的でかわいらしさもあり、フランス的な部分を感じる。

第三楽章アダージョ・ノン・トロッポは、
金管楽器とハープによって始まり、オーボエが加わる。
弦楽器が歌うような美しい旋律を奏で、繰り返されていく。
管楽器も加わり、やがて徐々に盛りあがりをみせていく。
そのあと静かになり、中間部で少しテンポをあげて別の旋律が現れ、
行進曲風に展開し、金管楽器が加わり荒々しい音楽となる。
そのあとゆったりとした牧歌風の音楽になり、
ヴァイオリン・ソロが加わり、中間部の旋律も再び現れる。
最後は弦楽器とフルートにより、静かに終わる。
第四楽章フィナーレ:アダージョ-マ・ノン・トロッポは、
冒頭ホルンにより旋律が奏でられ、その旋律が最初何度も現れる。
その次にオーボエによって民謡風の主題が奏でられ、
その主題をもとにした14の変奏曲が展開されていく。
その手法はブラームスのハイドンの主題による変奏曲を思わせるが、
音楽はやはりスイスの自然を感じさせるものである。
最後は主題が金管楽器により高らかに堂々と歌われて終わる。

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