Mars&Jupiter

おおくぼっちの屋根裏部屋へようこそ!

セルゲイ・プロコフィエフの交響曲第7番ニ長調作品131を聴きながら二俣川から鶴ヶ峰まで歩く

2010-05-10 05:55:15 | セルゲイ・プロコフィエフの作品
昨日は二俣川から鶴ヶ峰駅まで歩きました。
途中聴いた曲は1891年生まれのプロコフィエフの作品。
ロシア・ウクライナ編についてはこの曲を
以って終わりとしたい。
彼の略歴については以前ブログで触れているので省略する。
交響曲第7番ニ長調作品131は、1952年に完成した作品である。
聴いたCDは、ジャン・マルティノン指揮、
フランス国立管弦楽団の演奏によるものである。
マルティノン指揮のCDは他にパリ音楽院管弦楽団のものもあるが、
フランス国立管弦楽団の方がゆっくりとしたテンポで演奏しており、
どちらかというと私はこちらの演奏のほうが好きである。
高校時代にレコードで買った演奏もこちらの方なので、
聴いていて懐かしさも感じる演奏である。

第一楽章モデラートは、導入なくいきなり感傷的な第一主題で始まる。
ヴァイオリンでこの主題が奏されたあと、波のようなゆらぎの分散和音に乗り、
青春を振り返るかのようなロマンティックな第二主題が現れ、
フルートなどが奏すかわいらしい感じの旋律のあとで短い展開部に入り、
再現部でそれぞれの動機が現れたあと、
第一主題が弦楽器から木管に受け継がれて終わる。
第二楽章アレグレットは、優雅なワルツ風の音楽で始まる。
弦楽器と木管楽器によりワルツ風の旋律が奏でられる。
ワルツ風とはいいながらもプロコフィエフらしい斬新さもある。
次から次へと旋律が変わっていくのは過去の思い出の回想だろうか。
音楽は荒々しさも見せながら、大きな盛り上がりをみせて終わる

第三楽章アンダンテ・エスプレッシーヴォは、三部形式による。
ドイツ風の歌うような旋律が最初チェロによって奏されて始まる。
弦楽器と木管楽器によりゆったりとこの主題が奏されていく。
もう一つは行進曲風な旋律が木管楽器により奏されていく。
やがて最初のドイツ風の旋律が再び現れ、静かに終わる。
第四楽章ヴィヴァーチェは、ロンド形式で書かれている。
軽快な旋律が弾むような弦の音に乗って登場する。
曲は3つの旋律をもとに展開し、徐々に盛り上がりをみせたあと
第一楽章の第二主題が分散和音に乗って再現され、
最後は冒頭の軽快な旋律が現れて華やかに終わる。

なお、今回までとりあげたロシア・ウクライナ編のCD等の情報は、
以下のアドレスの各分野のところで赤字NEWで示してあります。
(ミャスコフスキーについては作曲家別編紹介コーナーのページで見てください。)
http://www1.ocn.ne.jp/~bocchi07/ongaku-kenkyu.html
参考にしていただければ幸いです。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« アルフレット(アリフレド)... | トップ | ミゲル・ジメネッツの組曲「... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

セルゲイ・プロコフィエフの作品」カテゴリの最新記事