アキタフーズ元代表が
元農水相の吉川貴盛が大臣在任中に、計500万円の賄賂を渡したなどとして、贈賄と政治資金規正法違反の罪に問われた鶏卵大手「アキタフーズ」グループ元代表、秋田善祺に東京地裁は、懲役1年8カ月、執行猶予4年(求刑懲役1年8カ月)を言い渡した。
判決理由で向井裁判長は、秋田被告が「アニマルウェルフェア」の国際基準への反対意見を取りまとめるなど養鶏業界に便宜を図ってもらいたいと多額の現金を賄賂として供与したと指摘、国会議員を交えた陳情会議など前例のない便宜供与が行われ、「農林水産行政や国政への国民の信頼を大きく害した」と述べた。秋田には高齢であることと、反省していることから執行猶予4年をつけている。
その一方、発覚と同意に入院した吉川貴盛は、政治献金だったとして無罪を主張している。
これは甘利明の事件に酷似する。金銭授受はあったが政治献金と主張し、秘書が秘書がと甘利は言って憚らない。
上の表は養鶏業者の献金である。表立ったものだけであるが、養鶏組合の理事のほとんどがアキタフーズグループである。表立ったものなら政治に圧力などかかりません。ということなどありえない。甘利が口利きをした証拠はないが、金は受け取っている。政治も業者の意図通り動いている。
日本の養鶏はアキタフーズの思いのまま動ている。それもたまたま、河井案里の公職選挙法違反の捜査の過程で、明らかになったに過ぎない。明らかになった事の方が圧倒的であろう。そして、献金者の意図通り政治は動くのである。
甘利も吉川も犯罪を犯したと思っていない。みんなやっていると思って居直るのである。