そりゃおかしいぜ第三章

北海道根室台地、乳牛の獣医師として、この国の食料の在り方、自然保護、日本の政治、世界政治を問う

所かまわず部品を廃棄するアメリカ戦闘機

2021-12-05 | 地位協定
燃料タンクを投棄する?戦闘機が機体を軽くするため(?)に所かまわず燃料タンクを投棄する。
青森県三沢市のアメリカ軍三沢基地の戦闘機F16が11月30日、飛行中に燃料タンクを投棄したのである。一部が住宅地近くに落下し、もう片方も近くの雑木林に落ちていた。今回は住民は大きな音を聞いているが、たまたま民家や人に被害がなかった。
訓練中にエンジンの油圧が下がり続けているという警告が出たため、パイロットが飛行が困難になると判断し、燃料タンクを投棄し青森空港に緊急着陸した。
いくら緊急事態といっても、所かまわず燃料タンクを投棄するなどとは余りにも身勝手な行為である。そもそも民家の上空をすでに暗くなった午後6時過ぎに飛行するなどとは、おそらく本国ではこんなことはできないだろうに。
本州最北端のへき地青森県には、こんなにも多くの軍事施設がある。表面化しない事故が無数になるだろう。
落とした燃料タンクもそれほど燃料があったようには見えない。原因は何かは解らない。説明もない。事故調査委員会を立ち上げたのは米軍である。
米軍には地位協定があり事故の責任は勿論、事故原因すら公表する義務はない。米軍は儀礼上の謝罪はするであろうが、政府も自治体も立場上抗議はするであろうが、どれも三文芝居で見慣れた光景である。
「日本はアメリカの一部のようなもんで、50番目の州である」と言った日本の評論家がいたが、これを聞いたアメリカの評論家は、「アメリカの州にはもっと自治権がありますよ」と返した。

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1 コメント

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Unknown (ノブ)
2021-12-07 10:48:43
海外駐留の米軍は常時臨戦態勢の状態。
おとなしいオボチャマ飛行はまず無いと思った方が正しい。トラブルが起きれば米軍機の安全策が第一。
ベトナム戦争時の米軍機の我が物顔ぶりは酷かったが当時の状況は今も続いている。
稚内から沖縄近海まで米軍支配の空域を許している日本政府がなさけない。
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