自民党は良く言えば幅が広い、悪く言えば寄せ集め集団である。何かあると似非自民党が生まれる。自民党を批判しているように見えて、その実時々の自民党が起こしたことっを批判して、結党と同時に一旦は伸びるが、やがては自民党御吸収される歴史をこの国は繰り返してきた。
少し古くは、みんなの党とかがあったが、くっついたり離れたりした維新の会が生き残っている。安倍晋三や菅義偉などと会食を重ねたり、万博やカジノで裏取引をして生き延びている。創設の党首やその後の引き受けた人物が、責任とったのか取らないのか知らないが、ツラーっといなくなる。安全保障と経済では寸分違わない。
維新の会は消えそうになても、基盤の大阪で支持が高く、生き残っている。兎に角スキャンダルが多い。自民に行けない寄せ集めの雑魚集団であるから当然だろう。今を時めく兵庫県知事も、自民からの支持が得られず維新の会からの立候補であったあ。今が限界であろう。
民主党から別れた立憲民主党の分裂で結党されたのが、国民民主党である。分党後の右傾化はタガが外れたのか、自民党に擦り寄るためなら何でもすると言った感じである。
この党は党首の力量によって切り拓いたものではあるが、何せ東大卒大蔵官僚でハーバード留学などと言う、世間知らずの超エリートである。女性問題は起こべきして起きた、スキャンダルである。謹慎中も代表発言しまくるし、そもそも謹慎期間は国会が休会を狙っとしか思えない期間であった。
自己主張が強くいつのまにか、自民党よりよっぽど右に行ってしまっている。103万円の壁が働く現役世代に受けたので、現役世代をターゲットに変えたようだが、所詮付け焼刃でしかない。ともかく手あたり次第、仲良さを装た対談をSNSで流し続ける。
そして極めつけは参政党である。古色蒼然たる戦中国粋主義を掲げる。日本民族は純粋で差別されたことがあるが、差別などしたことない等と、歴史を全く学ばない、科学的見地を無視した極右翼政党である。夫婦同姓であるべきで、女性は家にいろ、主婦は社会や家庭を支えると、女性候補ががなり立てている。改憲は先ず第一に、天皇を国家元首にして民主主義(主権在民)を否定する。やがては消える政党の特性を多く持っているが、今回の参議院選挙では深く知られていないから、一定の伸びを見せるだろう。かつて維新や国民民主がそうであったように。
こうした似非自民党がポコポコ出ては消えて、自民党を支えるのである。