そりゃおかしいぜ第三章

北海道根室台地、乳牛の獣医師として、この国の食料の在り方、自然保護、日本の政治、世界政治を問う

盗人猛々しい独裁者の面目躍如、プーチンの言葉

2022-03-07 | プーチン
盗人猛々しいとはプーチンへの言葉であろう。
ザポロジェ原発 の火災はウクライナの銃弾が起こした。」とはどういう意味だ。ロシアがウクライナに侵略しなければ、原発敷地内に侵入しなければ何も砲撃もなかった。無抵抗で渡せというのである。この言葉の裏には、ロシア国内ではプーチンは正しいことをやるのではなく、プーチンがやったことが正しいのである。独裁者は賛辞しか受け付けない。
これは戦争ではない。軍事特殊作戦である。」とは現実を被い隠す言葉である。他国に兵力を進めることが、そして実際に砲撃する。反撃されロシア側も被弾する。これが戦争でなくて何だというのだ。
経済制裁するということは、宣戦布告することと同じだ。」は説明の余地がなかろう。すでに戦闘を挑んでいるのはロシアだからである。
民間への攻撃はしていない。民家に落ちたのは戦闘員が盾に使っているためだ。」クラスター爆弾を使って攻撃が確認され、その言葉は否定されている。
ドネツクもルガンスクも、独立した国民も政府もどのように歓迎したかは不明である。州都ハリコフを壊滅的な攻撃を繰り返している。民間への攻撃は東部でさえ行われている。

人道回廊の欺瞞性ははなり酷い。非戦闘員を脱出させるために道を作っているとロシアはいうが、それらはすべてロシアに行くかベラルーシーへの道である。誰も利用しない。150万人の人間が逃げているのはすべて、ポーランドなど西側の国々である。ロシアが設定した人道回廊は怪しく、ウクライナ国民は使わないんは当然である。
もし非戦闘員が脱出したら、ロシアはその地域を全面攻撃するであろう。残っているのは戦闘員だけと根拠を持つからである。

この戦争は長期化しそうである。そうなるとプーチンのロシアは不利であるが、ウクライナには死者が増えるであろう。それよりなにより、ロシアには何も得るものが何もないだろう。あらゆる分野から排除され、失ったルーブルの価値はいつ戻る。

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9 コメント

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結局何方の言い分を信ずるかの問題ですね。 (和久希世)
2022-03-08 14:47:28
失礼ながら私はアフガニスタンを始めとして、中東に攻め込む口実を創る為に、9・11という暴挙を、自国民を大量に巻き添えに殺して迄やったアメリカの言い分を、信用することが出来ないのです。
アメリカの目的は色々あるでしょうが、殆んどがそれによって得られる経済的利益であることは間違いないと思います。
ロシアが何を危惧しているかについて書きました昨日の私の拙い記事をご紹介させて頂きます。

「急激な成層圏の気温上昇で、寒くなる事が予想される低緯度の国々に思う」http://blog.livedoor.jp/dendrodium/archives/87912280.html
和久稀世様 (そりゃないよ獣医さん)
2022-03-08 16:55:54
人類は同じことの繰り返しをするばかりです。
今日100年前の、エーゼンシュテインの”戦艦ポチョムキン”観ています。このオデッサの戦い何だったんだろうか。社会会主義を標榜していても、民族性というか伝統というべきか、結局はほとんど変わってません。県両社になるとなじことしてます。中国などは時代支配した王国が、倒した前王国、朝廷のあらゆるものを破壊し、墓まで暴く有様でしたが、共産主義を標榜していても結局同じことしてます。
ユダヤはあれほどの虐殺ジェノサイドを受けながら、ガザ地区などにはそれ以上のことをしています。ドイツ本国だって、アーリア人のルーツとしたイランとはいまだに友好関係で、直通列車が開通したばかりです。
日本だって、極右翼は戦前の皇国史観をいまだに信奉し、上手くやっていれば勝てた戦争と言い続けています。しかもその勢力はどんどん大きくなって、軍隊を持とうというまでの勢力となっています。

それだからこそ、人を殺す行為はどのような理由があろうとも、選択してはならないのです。あいつの方が沢山殺しているとか、俺の方がましだとか、70年前の怨念を掲げ、民族や国家を愛しないのかという理由で、人々をけしかけ殺戮を煽るのは間違っています。
プーチンは極悪非道の人間だと思います。人間を殺す理由を民族や経済や愛国心に求めるのも間違っています。
和久稀世様 (そりゃないよ獣医さん)
2022-03-08 17:17:18
誰の言葉を信じるとかいう狭義の認識に納めるべきではない。
あいつのいうことなら全面的に聞いて、こいつのいうことなな何でも聞かんという、ことはあってはならないと思います。
その為情報が開示されているところ、圧倒的権力で抑え込んでいるところの情報は峻別されて締まるべきであると思います。
ロシアはウクライナを侵攻する法的権利を完全に有していたそうですよ。 (和久希世)
2022-03-09 16:40:43
No. 1404 ウクライナ情勢 予測vs現実
https://kamogawakosuke.info/2022/03/07/no-1404-%e3%82%a6%e3%82%af%e3%83%a9%e3%82%a4%e3%83%8a%e6%83%85%e5%8b%a2%e3%80%80%e4%ba%88%e6%b8%acvs%e7%8f%be%e5%ae%9f/によると、
ロシアはウクライナを侵攻する法的権利を完全に有していた。ドネツクとルガンスクにいるロシアの味方を守るため。ミュンヘン安全保障会議でウクライナが生産を開始すると言って脅した大量破壊兵器から自衛するため。そして「東には一歩も行かない」という公約を破りロシア国境に向けて前進を続けるNATOを阻止するためである。
和久稀世様 (そりゃないよ獣医さん)
2022-03-09 20:23:46
戦争が法的に許されるなら、法律が間違っているのです。戦争をする法律を作った人間や制度が間違っているのです。それは人を殺すことが咎められないなら、その法律が間違っているのです。

和久さんが、法的に容認されるなら戦争をしても良いという立場をとられるとは。。。。
Unknown (ノブ)
2022-03-09 22:08:05
ウクライナが親ロ派市民へのへのジェノサイドを行ったかどうかはこの日本で一般的な情報だけを頼りにする者には確証は何もない。
ネオナチと言われるような一派は何処の国でも存在する。日本でいう所の極右もそのたぐいで思想信条は個人に属するものでいわゆるゴロツキだ。
その事を国家ぐるみで相手国の安全を揺るがす根拠とするには全く合理性がない。
NATOの東方拡大阻止を叫んだとしてもそれはソ連崩壊とドイツ統一へ向けての流れの中での約束事だ。物事の流れの中では約束の反故はざらにある。
ソ連が民主化への変遷をためらいなく進めてその目的を国民に丁寧に説いて行っていれば歴史はもう少し変わっていたかもしれない。
ゴルバチョフの失脚の後エリチェンからプーチンに交代してから歴史の歯車は狂い始めている。
ソ連の国体護持を一手に引き受けるKGB出身のプーチンにとっては弱いロシアは有り得ない事。
連邦は滅びたとしても強いロシアの存在こそプーチン自身の存在の証明なのだろう。
プーチンはソ連によって作られた人格の一犠牲者にすぎない。
ある意味で彼は小物の男だ。
国際連盟の失敗を繰り返すな (わんこ)
2022-03-09 22:33:23
ロシアの戦争行為は、到底許されるものではありません。
が、だからといって、国連でつるし上げても、意固地になって殺戮は続きます。
国連で、避難民の保護や迅速な避難に、もっと力を注ぐ方がよいのでは無いかと思うのですが・・・。
人命の保護という点なら、国連でも一致できるのではないでしょうか?
言葉が届かないからといって、対話を諦めてしまえば、手っ取り早く力でねじ伏せると言うことになってしまいます。
反知性と言われて久しいですが、私はまだ人類の知性を信じたいです。
現在進行形の侵略団体はNATOだけでは?(日本を含め過去にはそれぞれ何かやっていたとしても・・・・・) (和久希世)
2022-03-10 13:25:22
>和久さんが、法的に容認されるなら戦争をしても良いという立場をとられるとは。。。。

私はロシアを欧米の侵略主義から守りたい余りに、遂に暴発したプーチンとロシアの悲壮な覚悟の背景を無視して、アメリカに責任がないかのごとき説が横行しているのが我慢できずにいるだけです。
アメリカは自国の利益獲得のために、虚偽の理由を付けて迄、外国に攻め入る様な国なのに、正義感ずらしてロシア攻撃に邁進していますが・・・・・
アメリカがウクライナにNATO参加はさせないと約束さえしていたら、こんな事にはならなかったのに(それがロシアの要求でした)、敢えて無視したアメリカ・バイデンの責任を無視される米偏向平和主義者の方々の神経を疑いますね。
法的にも認められる自衛の戦争を、それでも戦争したロシアは許せないと言っている人々は、ロシアが結局NATOに攻められて滅ぼされる事になった時どういう挨拶をするのでしょうね。イラク・リビア・シリアと石油利権の為に攻め込み続けているNATOの強欲ぶりを看過している人々は、完全に騙されているだけ?それともそれの容認派?
和久稀世様 (そりゃないよ獣医さん)
2022-03-10 13:57:40
おっしゃられている概要は理解しますが、それは一般論の範疇という前提で。
和久さんの問いかけの答えは、バルト三国にあります。2004年にこの三国は、和久さんのおっしゃるような理由でソビエト崩壊後NATOに加入していなかったのを、方針転換して加入しています。
特にリトアニアだったかは、すでにロシア人が50%を超えていながらの加入です。外にルーマニアの外旧チェコなども加入していますが、全てがワルシャワ機構の国々です。
現在のロシアの侵略は、アフガニスタンと同じです。非侵略側から情報がSNSやネットで流出していることが違いますが、同じことですよ。
貴女のおっしゃる、ロシアの何処が侵略を受けているのか良く判りませんが、そもそもスラブ民族は、ウラル山脈を越えてきたのが、大きな間違いで侵略行為ですよ。
法的に殺戮が認められているなら、その法律が間違いですよ。あるいは18世紀の論理か解りませんが、民族や国家や宗教は人の生命の下に存在すると思っています。
21世紀は、そうした混在した民族や文化が垣根を下げて、交流することこそが求められます。そのためにはそれぞれが、情報などを公開することであったり、専制体制をなくすことです。ロシアも中国もベラルーシーもそうした意味での逆行だと思います。
人類は思ったより早く消滅しますが、これまではパンデミックと思ってましたが、専制国家が破壊するかもしれません。

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