そりゃおかしいぜ第三章

北海道根室台地、乳牛の獣医師として、この国の食料の在り方、自然保護、日本の政治、世界政治を問う

プーチンがアメリカ非難、あんたが言えるか!武力行使の暴力の螺旋(スパイラル)はとめどない

2017-04-07 | シリア
アメリカは今日(日本時間7日午前)、シリアに軍事施設を標的にした巡航ミサイルを59発を発射した。アメリカがアサド政権に対して軍事行動をとるのは初めてである。アメリカは、アサド政権が禁止されている化学兵器を用いたことに対する報復であると述べた。実際シリアで猛毒の神経ガスのサリンが使用されたことは間違いないようである。
これに対し、ロシアのプーチン大統領は米国のシリア空軍基地に対する巡航ミサイル攻撃は、国際法違反である。米ロ関係に深刻な悪影響を与えると述べた。プーチンはアメリカの行動は、主権国家に対する侵略行為であると強く非難した。
プーチンにそんなこと言う資格があるか疑わしい限りである。国内の言論弾圧やチェチェンなどの強権的で非人道的な弾圧は枚挙に暇がなない。ウクライナでは、国際法に抵触するようなことを数限りなく、プーチンはやっている。残念ながら、プーチンの言うことは間違ってはいない。
今回のシリア北部の町への、サリン弾とおぼしき攻撃、非人道的無差別攻撃は、強く非難されるべきではある。しかし武力攻撃による対応であれば、また新たな武力攻撃への口実を与えるだけである。暴力の応酬は留まるところがない。シリアは大国の思惑によって動かされた、暴力の応酬が繰り返され被害になるのは、いつも弱者である。暴力は暴力しか生まない。そうした意味でのオバマなの中途半端な非暴力は、ある程度の意味を持っていた。
外交経験どころか政治経験もない世界最強の軍隊を持つ人物は、後先も考えることができない。シリア情勢は更なる混迷のスパイラルに入った。アサド政権が解りました、こちらが悪かった謝罪ですると思っているのであろうか。トランプは極めて危険なカードを切った。

コメント (1)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 自主避難は”自己責任”でやれ... | トップ | マスコミが日本の世論を翻弄する »
最新の画像もっと見る

1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (タンケ)
2017-04-07 22:36:42
いつも同じだが、大国のエゴや利害で犠牲にされるのが民衆だ。特に幼子の無残な姿を見ると、憐憫の情と共にやり場のない怒りがこみ上げる。これと同じことをアメリカ市民やロシア市民がされたなら、彼らは「大虐殺」だと怒り狂い、必ず報復する。下手人が非白人なら、原爆でも水爆でも平気で投下することだろう。

結局は、自らを優秀だと誤解し世界の支配者であると思い上がった人種差別意識ある白人らが、非白人や非キリスト教や非ユダヤ教文化の人々を一方的に虐殺しているのが現代の事実だ。いつまでたってもそんな白人らが覇権持ち支配続ける限り、地球全体の平和も安全もけっして実現するはずがない。寧ろ、地球破滅を迎えるだけだ。

そんな白人アメリカに尻尾ふり続けるアベジミン日本権力者らのあまりに情けなく、卑屈で、醜悪であることよ。
返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

シリア」カテゴリの最新記事