安倍晋三の後援会が「桜を見る会」の前日に開いた夕食会の費用を、安倍側が補塡していたことが明らかになった。いまさら何を言うという気がするが、東京地検特捜部は政治資金規正法違反(不記載)容疑などで告発された安倍晋三本人から任意で事情聴取した。安倍は自らの関与を否定したらしいが、特捜部は公設秘書を立件対象とし、安倍晋三は不訴処分とするとしているようである。
ただの政治資金規正法違反だけでなく虚偽答弁わ重ねたのである。国権の最高機関で、最高権力者が野党から強く責められても、その答弁は信用できないといわれ、「私の言葉が信用できないのであれば、この予算委員会は成立しない」と言ってのけた。これについて安倍晋三は、118回も虚偽答弁をしていたことになるが、その言葉通り国会が成立していないことになる。
国会の権威を傷つけたとか、失墜させたというレベルではない。国会の存在を自分の権力の下に見ているのである。この坊ちゃまの人生を通じてずっとそうであったようにである。
野党の質問も相も変わらず、軟弱である。菅義偉首相に、「あんただって虚偽答弁した」といわれ「私は総理を信じていたので虚偽でない」とこらえさせている。たった5000円で宴会をしているのがおかしいと、常識人なら気が付くはずである。そんな程度の事さえ気が付かずに、野党の再三の疑問があっても晋三を密室で同僚が聞き取って、シャンシャンと終わらせたいようである。総選挙からなるべく遠ざけたい小汚い意図が見て取れる。追及の甘い野党が振り切られるであろう。
国会議員性善説があるようだ。国会議員はいくら嘘ついてもお咎めがない。安倍晋三のような低レベルの人間が国会議員になるとは、”いにしえ”の人は考えなかったようだ。ましてやこんな嘘つきが総理になるとは、驚天動地である。国会議員はいくら虚偽を連発し重ねても、何の罪にも問われることがない。つまり嘘言って窮地を乗り越えたが勝ちである。「妻や私が関係していれば、総理はもちろん国会議員も辞める」と大嘘をついて今だ辞めていない。
ついでに、難病の大腸性潰瘍はどうなった。薬が効いたと言ってはいたが。辞任直後から素晴らしい血色をしていたし、翌日からステーキ食を毎夜食べ歩いていた。安倍晋三の病状を説明した医師はいない。カルテの開示もない。安倍本人の病状説明しかない。明らかな詐病演出といえる。
桜を見る会前夜祭の最高責任者は、不起訴でお咎めなし、無罪放免である。秘書が秘書がで乗り切る自民党の、クラッシクなお家芸をまたもや披露して終わりか。