そりゃおかしいぜ第三章

北海道根室台地、乳牛の獣医師として、この国の食料の在り方、自然保護、日本の政治、世界政治を問う

ルペンが極右翼なら安倍晋三も同様に、極右翼と扱うべきである

2017-05-08 | 安倍晋三
大方の予想通りにフランス大統領にマクロンが、極右翼政党の国民戦線のルペンを破り勝利した。ほぼダブルスコアーに近い得票と、11%の白票が極めて異例のことである。史上最年少のフランス大統領の登場となる。マクロンは、金融界の寵児と呼ばれた敏腕若手銀行家で、2014年夏の経済相就任を機に政界で急激に存在感を増して3年足らずでフランス大統領の座に就くことになる。「フランスを覆う分断の機運に立ち向かう」と勝利宣言したが、既存政治に失望した有権者の支持を拾った形と言える。決選投票の対抗馬ルペンが、極右翼とレッテルを貼られ、急激な変化を国民が嫌った感もある。
ところで、マリーヌ・ルペンが党首の国民戦線であるが日本のメディアは必ず、『極右翼』と冠詞をつけて報道する。彼女の父親の、ジャン・マリー・ル・ペンはヒトラーを支持する排他的国粋主義者である。ジャンが掲げた、移民排斥やEU離脱や治安強化などを引き継いで、3女のマリーヌが国民戦線を率いることになる。父親の掲げたいくつかのことが、EU加盟と移民の増加により起きた問題を、それ見たことかとマリーヌ・ルペンが引き継いだ形となった。かつての弱小政党を時が支援したのである。単なる、極右翼政党と国民戦線を呼ぶべきではない。
ルペンの国民戦線の主張や国家感、民族主義的背景などは、ほとんど安倍晋三に重ねることができる。つまり安倍晋三をメディアが報道するときには、『極右翼政治家・安倍晋三』とするべきなのである。でなければルペンを単に国民戦線党首と、極右翼と冠詞をつけるべきではない。安倍に対する偏向報道は枚挙にいとまないが、国民が慣れてしまっていることの方が怖ろしい。
BBCが、北朝鮮の挑発は安倍晋三にとって好都合と報道している。憲法違反の法律の正当性のために、のどから手が出たいほど欲しかった、周辺諸国の脅威を北朝鮮がやってくれたというのである。
ルペンとことなり、安倍晋三の場合は都合が悪いことの権力の座にすでについている。やりたい放題で極右翼の、ほぼ独裁国家になってしまった日本の国民こそ哀れである。
コメント (3)
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