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そりゃおかしいぜ第三章

北海道根室台地、乳牛の獣医師として、この国の食料の在り方、自然保護、日本の政治、世界政治を問う

野党がボロボロ化し、自民党が議席を増やし今後もこうした傾向は続くだろう

2022-07-12 | 石破茂

今回の参議院選挙は自民党は停滞したままで、野党がボロボロ化してきたに過ぎない。自民党の得票率は34.4%と前回のとほとんど変わらないが、議席は8議席も増やしている。これは特に一人区で野党が乱立し票が分散し、議席の獲得につながっていることが大きい。
日本維新の会は、地盤の強い地域で獲得した票を議席につなげた結果が議席に繋がっている。確かに、立憲民主党も共産党も1%程度得票率を減らしているが、議席は立憲は6、共産は2も議席を減らしている。立憲は国民民主王党との動きも加えれば8議席も減らしていることになる。野党分散の結果である。上の表は茨城県の参議院選挙の動向である。都会に近い田舎県であるが、日本全体の動向がほぼ反映されていると思われるので、転載した。
結果として、乱立した小さな党が既成の野党を互いを食い合って、全く支持が増えていない自民党が利を得て議席を増やしたのである。
そのボロボロ化した野党であるが、れいわ新選組や社会民主党は党としての主張があるものの、正体不明のNHK党や参政党やごぼうの党や幸福実現党や新党くにもりや維新政党・新風が思いのほか票が流れている。ほとんどこれらの無名の政党に、支持政党を持たない人たち、特に若者が投票したと思われる。
特に参政党は得票率が3.3%と政党要件を満たし、古参の社民党をも上回った。政党としての方針が不明なNHK党は、政党助成金を獲得するため。2%の支持を獲得するのが目的で、あらゆる選挙区に複数の候補を立てた。落選が見込まれても、党の方針を国民に訴えるため、全ての選挙区に候補を立てた共産党とは全く異なり、NHK党は政治を語る資格があるのが疑われる政党である。
こうした少数の正体不明の野党は、身近な言葉、平易な言い回し、単一の公約などの呼びかけで、かつての維新の会を彷彿とさせる。大きくなれば全国展開するような技量はあるとは思えない。若者たちや無党派層は政治理念を求めてはいない、そうした人の共感げられたのだろう。
連合の動きが象徴的である。連合離脱の組合も個人も多いし、かつてでは考えることができない組合として自民党を支持する所も出てきている。維新や国民やN党のように、自民党に対して是々非々とする、自民党を結果として支持することになることすら意識もしていない。
今後も金を持った人たちが、ボロボロ政党を次々と作ることになり、自民党を利することになるだろう。政治が利権の中で暴走する。
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円安に打つ手もないアベノミクス疲弊後の日本

2022-06-15 | 石破茂

アベノミクスの金融緩和政策の傷が露わになってきた。このところの円安が止まらない。自由経済であるりながら、自国の大企業を守り通せば政策基盤が安泰とばかりに始めた、安倍晋三のアベノミクスは真っ先に円安を引き起こすことに取り組んだ。
輸出産業は消費税まで免除され安倍政権を支えた。もう一つが株主たちの懐を満杯にしたのである。企業減税を消費増税で穴埋めする形で、税収の目減りを支えたが、圧倒的な格差を生んだのである。
2%のインフレを、クロトンこと黒田東彦日銀総裁はこの10年言い続けてきた。言い続けてきたというのは、全く達成できていないからである。むしろ実態はこの逆でマイナス成長であったが、経済指標を調整することで乗り切った。事実上の改ざんであるが、
日本は緊急緩和策のほぼゼロ金利を続けるが、世界はインフレ抑制で金利は2%台と、ほぼ3%日本は低く円安を支え続ける。アベノミクスの失敗が継続的に、円安を招くことになっている。
都合の良いことに、絶妙のタイミングでコロナ禍とロシア・ウクライナ戦争が始まってくれたので、何もかもこの二つの事件の中に放り込んで、こいつらのせいにしてしまう。安倍晋三は党内のアベノミクスの否定者を睨みつける。
しかし、この二つ世界的事件による経済的ショックを、アベノミクスで弱っている日本をさらに疲弊さす。アベノミクスの残滓の経済対策では打つ手もなく、円は一方的に安くなるだけである。
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21年前のドキュメント、スベトラーナが丁寧に積み上げた告発

2022-05-23 | 石破茂

ロシアに移って結婚した友人が、ようやく帰ってこれた。ビザの更新のためである。2カ月遅れたが、なんとか日本に戻れた。友人はロシアの最も東の町ウラジオストックに住んでいるのであるが、周辺のロシア人はほとんどウクライナとの戦争は知らない。そして誰もがプーチンの政策を支持しているとのことである。日本に来てこんな深刻な状況だとは知らなかったようである。
そこで彼と、DVDに落としていた2001年NHKで放映されたドキュメント作品、『ロシア人 小さき人々の記録』をみた。21年前の作品で120分もある。
ロシア語に堪能でロシアのことに精通している友人でさえ、スベトラーナ・アレクシエービッチ 女史のことを知らない。ましてや女史が、ノーベル平和賞を受賞していることさえ知らなかった。友人は余りにも知らないことが多いと驚いていた。この21年前のドキュメンタリー作品は、ロシアの現在とロシアのウクライナ侵略を、心情的に理解することができるものである。
本ブログでも、スベトラーナ氏の言葉を引用している。彼女はウクライナで生まれベラルーシで育ちモスクワ(ロシア)で教育を受けている。現在は治療をしながらドイツで執筆している。事実上国外追放の身である。彼女は、ウクライナ侵略はせっかくソビエト連邦が倒れても、人々は”自由”の使い方を知らないと、NHKの道傳氏のインタビューに答えていた。
小さき人々は、プーチンに誕生日のプレゼントとして殺害された、チェチェン紛争の不条理を訴えていたアンナ・ポリトフスカヤのようにプーチン攻撃ではなく、アフガニスタン侵攻から生還した兵士の無差別殺人などを通じて告発している。人々にはその方が強く印象に残る。
チェルノブイリ原発事故は、ベラルーシに住んでいたスベトーラーナ一家も被爆しているが、彼女は妹を失ってその子を引き取っている。引き取った子も多くの血液病を発している。現在ドイツで治療していることも無関係では無い。
本人を含めたごく身近で起きている、蹂躙される人権を拾っている。
今週の早稲田大学の水島朝穂さんがブログで、この小さな人々の記録を取り上げている。水島氏は17年前からこのドキュメントを授業で生徒に見せているということである。素晴らしい先生だと思う。私たちは、プーチンの横暴を告発するし許すことができない。プーチンの横暴は何処から始まっているかを理解することが、このドキュメンタリーで理解することができるというものである。
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戦争が下手なのに侵略が好きな国ロシア、敗北の日が近づいている

2022-05-11 | 石破茂

プーチンは2週間で首都キーウィを陥落できると見込んでいたと伝えられている。当然ロシア側はそんなことは認めてはいないが、その後の動きを見ていると否定し難いものがいくつもある。
元々ロシアは戦争が苦手な国である。第二次世界大戦では2500万人もの死者、戦勝国最大の犠牲者を出している。日本のような小国に負けたり、フランスやドイツには冬将軍の助けがなければ撃退できなかったりと、広大な面積を持ちながらまともに勝てたためしがない。
それでいて、ちょっと弱そうな国、隣接する小国には極めて横柄に威圧し侵略・併合を繰り返してきた。ロシア民族がシベリアへと、東へ東へと国土を拡大していった。恒常的な国土拡大志向があるのでないかと思われる。侵略した地域の無数の少数民族は、蹴散らすだけで充分であった。
プーチンの想定外はちょっと拾うだけで次のようにある。
先ずはウクライナの善戦である。ゼレンスキーは国外逃亡したとフェイクニュースまで流したが、ヤヌコービッチのようにはならなかった。政治未経験のコメディアンは国内にとどまって、国民には成人男子の国外禁止令をだし、愛国心を鼓舞し徹底抗戦を訴え、国外にはNATOをはじめとする圧倒的な支援を引き出した。
戦闘が長引くことで、ウクライナのNATOの加入を阻止し拡大を止めるはずであったが、スウェーデンとフィンランドを加入させる羽目になりそうである。武力行使が逆効果になってしまった。
全面的な協力を得られると見込んでいた中国が、余りにも理不尽なプーチンの行動にすっかり引いてしまった。プーチンの思わぬ計算違いである。
EU諸国、とりわけ天然ガスを大きくロシアに依存するドイツが反ロシアになるとは想定外だった。
戦闘そのものが杜撰である。圧倒的な戦力、火器を持ちながら細かな戦闘では撃ち負けている。とりわけ海軍の旗艦モスクワを失ったのは失態といえる。戦艦も炎上沈没しているが、攻撃されたとは言えないでいる。
戦勝地で兵士が、非戦闘員の殺害やレイプそれに単なる略奪を繰り返している。
兵站でのロシアの敗北が明らかになっている。プーチンは何処で敗北を認めるか、あるいは核などの手を伸ばすのか。プーチンが君主になれる最後のチャンスが近づいている。
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ロシアはキーウィから撤退したのか転戦したのか敗退しtないかいずれなのか

2022-04-07 | 石破茂

ロシア軍はウクライナの首都キーウィから撤退したのか、転戦したのか、それとも敗北したのか?
ブチャの大量の死骸はウクライナの演出という人たちがいる。西側の情報ばかりにの垂れ流しだというのである。それは仕方ないだろう。ロシア側の報道は国営メディアしかなく、自己弁護の政府見解しか出てこないから、仮に取り上げても相当な無理があるし、辻褄が合わないことばかりである。
路上に同じ向きでほぼ成人男子ばかりであるという。これは引き出された可能性が高く、地下室や室内での殺害やレイプ射殺も数多く見受けられている。女性や子供の多くは逃げ出していて、成人男性が多いのも当然であろう。
こうした住民の怒りに溢れた声が限りなく多くある。彼らの訴えは怒りと悲しみに溢れ、とても演技とは思えない。
本ブログで紹介した、ニューヨークタイムズの記事であるが、冒頭の画像は3月25日辺りのものだということであるが、ロシアの撤退は3月30日であるというのである。これ等の発表が手際が良すぎるというのである。
ロシアは一人も殺していないと発表しているが、ウクライナの演出にしては余りにも死体の数が多い。当時に衛星で撮られている死体廃棄の穴が巨大化している。演出されたとみるより、事実と受け止める方が合理性がある。
こうした非人道的な行為、乱暴狼藉は、敗退する兵士がよくやることである。
ロシアは侵略当初に、核開発をしている、ゼレンスキー大統領は国外に逃亡した、と何の根拠もなく重大な発表をしている。そしてチェルノブイリ原発跡地を占拠した。
こうした動きから、ロシアは東部はクリミアと同じように選挙で来て、首都キーウィは7日もあれば選挙できると見込んでいたフシが伺える。つまり、ロシアは首都陥落に失敗し、敗退したのである。
ロシア敗退の要因はいくつも考えられるが、杜撰な戦略・戦術が真っ先に考えられる。兵士に対し正確な情報を与えていない、戦闘経験も訓練も浅い徴兵された若者が前線で戦っている、戦意が侵略を受けたウクライナに比べて極めて低い、将軍が5名も殺害されている。占拠より破壊工作を優先している。西側特にアメリカからの情報が詳細で、武器支援も具体的で高性能である。
ロシア・ウクライナ戦争はロシアが敗退する。面目を保った「ショウリ」を得たとしても、戦後処理に国は疲弊することになるが、国民に隠匿した情報を国民がどの様に評価することになるのであろうか
その一方で、プーチンは5月9日のナチに勝った戦勝記念の日の勝利宣言に向けて、着々と国内で準備させている。

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この戦争は過去しか語れないプーチンの大ロシア帝国への妄想である

2022-03-26 | 石破茂

プーチンのウクライナ侵略を、真珠湾攻撃に重ねせ理解しようとする知ったかぶりの評論家たち大勢がいる。プーチンは追い込まれてやむなくウクライナに侵攻した。アメリカに追い込まれ、やむなく負けるとわかっていたが、真珠湾攻撃に踏み込んだ日本と同じというのである。
要するにこの手の評論家あるいは学者もどきの人物は、戦争をするための理由を探しているに過ぎない。そして日本の仕掛けた戦争の正当性を探しているに過ぎない。プーチンのやったことは正しい、それは日本のやった戦争も正しかったという論法を導くものでしかない。
「私は8年前からずっと待っていたが何も変わらなかった」とプーチンは述べている。クリミアはなんなく手中にしたが、大統領選にみられるように裏工作を、まるで自国の選挙のようにまるでKGBの工作員のように、命をも奪いかねない陰湿な工作をやっている。
国連憲章2条4項に。『すべての加盟国は、その国際関係において、武力による威嚇又は武力の行使を、いかなる国の領土保全又は政治的独立に対するものも、また、国際連合の目的と両立しない他のいかなる方法によるものも慎まなければならない。』とある。
日本国憲法9条とほぼ変わらないが、国連憲章多くの所で平和的手段によって交渉するように記載されている。プーチンはそれをやらなかった。人目を憚っての陰の仕掛けしかできないからに他ならない。手っ取り早く権力を得るためには、公然とした論争もやることがない。
民主主義は面倒である。プーチンの手法はすべて否定する。何が民主主義かは論議の絶えないところではあるが、少なくとも情報の公開と透明化であることに異論はない。
プーチンはそんなことに全く興味がない。政敵は全て反国家罪で拘束するか、殺害する。中国にもそうした共通点があるが、彼らは独裁者を好むのは旧体制に慣らされているためか。
プーチンが興味があるのは、大ロシア帝国の復活かソビエト連邦の復活である。ウクライナ侵略に特段高尚な理屈があるわけではない。この前世紀的いや前々世紀的発想は、過去しか語ることのない歴史好きのプーチンの限界である。未来は平和しか語る資格がない。この戦争を終わらせるのはプーチンしかいない。プーチンによるプーチンの戦争だからである。



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すでにプーチンには勝利の札を失ってしまった

2022-03-09 | 石破茂
プーチンは手をひかない。これまでプーチンは軍事作戦では途中で手を緩めることなど一度もしなかった。引き返すなどしたことがない。チェチェンでは首都グロズヌイは四方から包囲し、無差別に徹底的に大量の砲弾を撃ち込んだ。街は瓦礫となり廃墟になった。
今日ウクライナの首都キエフの町を、ロシア軍は三方から取り囲み一気に攻め入る勢いである。無差別攻撃が、冷静な判断を失ったプーチンが下す可能性がる。怖ろしい限りである。
ロシアがウクライナを侵略する理由は、歴史的民族的に根拠がありそうな部分もなくはなかった。ところが戦争(プーチンは特別軍事作戦と言いつくろっている)が始まると、ロシアの言い分が虚偽であることがあからさまになっている。ウクライナのロシア系の人達の歓迎する姿が見えないしロシアに逃げ込む姿はない。
ロシア国内では反戦を路上で訴えた人たちが拘束されている。100年間のレニングラードを良く抜いた老女も小学生も区別なく拘束され。1万8千人を越えている。
戦争を隠蔽し秘匿するための工作は、この戦争がロシアにとって極めて不都合な知られては困る真実があるからに他ならない。ウクライナ側の映像も流されることもない。
仮にロシア側が軍事的制圧を遂げ、親ロシア政権を築いたところで、前代未聞の経済制裁を受けその立ち直りはかなり困難になると思われる。世界のあらゆる場面で締め出されている事実は、隠し通すことも出来ないであろう。

多くのロシア問題の専門家たちが、予測もしなかったまさかと思われるウクライナ侵略を決断したプーチンの真意を図りかねている。そして軍事制圧後の成果も判然としていない。
チェルノブイリ発電所の電力が停止しているとウクライナ側から発表された。自家発電は1日しか持たないが、占拠しているロシアはどのような判断を下すであろうか。被害を最も受けるのが、ベラルーシである。
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何とも頼りない立憲民主党が自力で歩くことさえできないでいる

2022-01-22 | 石破茂

立憲民主党は新党首を選出したのの、一向に支持率が上がらない。泉代表は与党批判を止め、全く迫力のないボヤーっとした国会になってしまった。これまでの最大支持母体の連合は、芳野友子代表になり事実上立憲民主党支持を取り下げた。
枝野幸男が同名の立憲民主党を立ち上げたのは2,017年10月である。希望の党への合流を前原代表が一方的に決めて、一致しないものあ排除すると尾池百合子の発言に、反発して枝野が立党したのが立憲民主党である。
枝野幸男への期待は高く、立憲民主党は総選挙後は支持率を一時26%を超えるまでになっていた。頼もしい限りの野党が産まれたと思われたが、実質民進党が分裂したことや枝野の優柔さなども災いし、次第に存在感を失くしていくことになる。
昨年の総選挙では野党共闘の結果が思わしくないと枝野は辞任した。司会確かに議席は減らしてはいるが、惜敗の所も多く得票数では決して共闘は失敗したとは言えない。
共産党嫌いの連合芳野代表は、ここぞとばかり枝野下しに大きく貢献した。
新党首に就いた泉健太は何とも心無い人物である。希望の党に加わったかと思うと国民民主党に早々と移り、今は立憲民主党である。
何よりも新代表のご祝儀相場の全くない支持率である。岸田内閣を連立を組める内閣と持ち上げた見みたり、国会質問では政策評価した上で修正を求めたりする。主義主張の軸がはっきりしていない。いい人物でいたいのであろうが、清濁併せ呑む度量は見られない。70代が主役の自民党に比べれば、子どもの世代となる。ネガティブキャンペーンをしたかったのか、番組制作会社に不正に1千万円をも込む失態も明らかになっている。
相当覚悟した方針や理念を掲げなければ潰されるのがオチだ。夏の参議院選挙は更なる惨敗をすることになる。この国に健全な野党は育たないのは何故か?
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野党攻撃TwitterのDappi と自民党の関係は事務方トップが仕切っていた

2021-10-21 | 石破茂

Twitterで野党や自民党批判のマスコミ叩きを繰り返す、ネトウヨ匿名アカウント「Dappi」が自民党と取引がある広告・ウェブ制作会社だったことが判明した。本ブログでもこのことは、立憲民主の小西・杉尾氏の虚偽の非難をしていたことなどについて、書いている
その後、桜を見る会の安倍晋三の不正を暴き出した「しんぶん赤旗 」が、この企業の社長が、自民党本部の事務方トップ・事務総長元宿仁の親戚を名乗り、自民党本部や国会などに出入りしていたと報じた。元宿氏はDappiの社長と親戚関係にあると報じられている。Dappi は一般の人は入ることの出来ない、衆議院議員会館の地下にあるリソナに口座を設けていることからも、親密な人物が政権与党側にでもいるのでないかと推察される。親戚関係の詳細は明らかではないが、Dappiの社長は元宿氏の(もしくは親戚?)の所有する土地に自宅を建てている。親戚関係は不明であるが、親戚以上の付き合いではある。
上記の広告・ウェブ会社は、自民党のダミー法人で、岸田文雄首相や甘利明幹事長が過去に同社の代表取締役を務めていた経緯もある。
元宿氏がDappiの仕掛け人だったとしたら、自民党それも安倍周辺を擁護し、野党をフェイク攻撃を繰り返してきたDappiのやったことが納得できる。
元宿氏は2000年に自民党の事務局長に就いたが、民主党政権になると上州に戻ったが自民党が復権すると、再び政界の裏表を知る男は戻ってきた。呼び戻したのは安倍晋三である。
このDappiの子会社と関連のある自民党のダミー会社「システム収納センター」に、自民党から毎年4000万円も政治資金、寄付金として支払われている。
河合案里への1億5千万円の支払いについても、二階は嫌々出したようであるが、この経緯を具に知っているのは事務方トップの元宿氏に他ならない。
共産党が暴いたDappi問題は、今後どこまで明らかになるかわからないが、こんな汚い裏工作をしてまで、野党攻撃をしてきたことに怒りを感じるものである。
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徹底的に憲法53条を無視した自民党の

2021-10-04 | 石破茂

憲法では次のように明記されている。
第五十三条 内閣は、国会の臨時会の召集を決定することができる。いづれかの議院の総議員の四分の一以上の要求があれば、内閣は、その召集を決定しなければならない。〔総選挙、特別会及び緊急集会〕
とあります。期限が明記されていないことを理由に、野党が要請した臨時国会を、菅は招集することはなかった。やっと開いた臨時国会は、首班指名という自民党のご都合での招集である。
安倍晋三の場合は、たった一日だけ臨時国会を召集して、即日わけのわからない理由を掲げて解散した。国会の私物化も甚だしい。安倍晋三に見倣った、菅の憲法無視の対応である。
今日(4日)衆参両院本会議で第100代首相岸田文雄が選出され、岸田内閣が発足した。そして臨時国会会期末の14日に衆院を解散し、次期衆院選を「19日公示、31日投開票」ときめた。
本来の総選挙は政権の評価を国民に問うというものであるが、選挙に不利な頭をすげ変えてまだ何もやっていない政権の評価を、国民に問うというのである。そんなこと可能か?政権のぼろが出る前に、新政権発足時に貰える御祝儀相場と言われる、支持率が高いこの時期に解散をするというのである。
政権与党が憲法を無視するようでは、この国には民主主義も何もあったものでない。
それにしても自業自得と言え哀れな菅義偉である。
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安倍政権彼の不祥事を清算しなければ生まれ変われるものではあるまい

2021-09-29 | 石破茂

河合案里に150,000,000円出した人物(安倍晋三)も、現金を受け取った100人の誰も罪に問われることのないが、貰った金をばら撒いた夫婦だけが罪に問われた、妙ちくりんな事件。河井夫妻だけが人身御供になった。
自民党新総裁も何も問うことがない。彼らは詐欺にあったようなものである。今回の総裁選で、1億5千万円は誰でも知っていながら闇の中に放り込こまれた。そして蓋をした。
岸田の自ら会長を務める、自民党広島県連は県の重鎮を落選させた党本部に、1.5億円が買収に回されたのか、当選無効者のこの間の歳費の返納する法案を作ることを求めている。これに沿って、総裁選の立候補に最初の名をあげた岸田は、当初は追及を公言していた。ところが、風向きが自らに向いたと見るや一変して、森友問題と併せて追及はしないと趣旨替えを行った。安倍、麻生を擁護するというのであろう。森友問題などの追及を封じる代わりに多くの票を分けてもらった格好である。
岸田は、「自民党は生まれ変わる」と公言するなら何より、安倍晋三が残した不祥事の数々を清算してからでなければ、生まれ変われるわけもない。
自民党内の明確な護憲派閥である宏池会の伝統を捨てた岸田文雄は、今後も身の保全のために掲げていた理念を放棄するのか。これでは自民党は変わることがない。
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中村格氏の警察庁長官就任に抗議します

2021-09-18 | 石破茂

元TBS記者で、安倍晋三に最も近くご寵愛を受けていた山口敬之から、性暴力を受けたという伊藤詩織さんの相談を受け、捜査をしていた高輪署の捜査員が、2015年6月8日、逮捕状を持って成田空港で山口の帰国を待ち構えていた。この男の逮捕直前に上層部からストップがかかった。
この逮捕取りやめを指示したのが、警視庁刑事部長だった中村格である。中村は逮捕取りやめを指示したことは認めてはいるが、安倍晋三の関与は否定している。
中村格の栄転を決めたのは、菅義偉である。
中村格は第二次安倍政権発足時、官房長官だった菅氏の秘書官であり、“菅の懐刀”とも言われてきた。しかも、山口がTBSを退社した後は菅義偉の支援者の「ぐるなび」創業者で現会長の滝久雄に、山口の世話をやらせている。
総理を辞する菅義偉にしてみれば最期の人事である。安倍晋三寵愛の山口を身を挺して守った中村格を、警察庁の頂点に据え置いたのである。
特定の人物に忖度し性暴力をもみ消した男を、警察庁のトップ長官に就任することに強く抗議する。権力者の都合を忖度する警察庁長官の就任に強く抗議する。
中村格を巡ってはその他、いくつもの反安倍発言をするコメンテータたちの追放にもかかわっていることも解っている。今回の人事に併せて、警視総監に大石吉彦というこれまた菅のご寵愛の人物も就任している。
今回の安倍晋三の置き土産人事に強く抗議する。こうしたことの積み重ねが、安倍晋三夫妻を放免するなど、国家を腐敗させることになる。
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安倍外交の最大の失政は北方領土をロシアに事実上くれてやことである

2021-09-08 | 石破茂

安倍晋三と菅義偉の9年間の最大に失政は、北方領土の放棄である。安倍晋三はプーチン大統領と9年間で27回、年ほぼ3回の会談を重ねてきた。『我々の世代で良子問題を解決し、平和条約を結ぶ』という理念を掲げて会談を重ねてきた。
狡猾なプーチンの前に、安倍坊ちゃまはなすすべもない。日本の領土問題運動に適当にガス抜きをしながら、プーチンは全く譲ることなかった。譲ったのは安倍晋三である。
転帰いなったのは2016年の山口での会談である。会談内容もさることながら、日本にはプーチンを引き寄せる大きな道具があった。クリミヤ問題である。直接利害関係のない日本は、欧米と一緒になってロシア制裁に加わったのである。プーチンはこの会談の最後に、長々と領土問題について歴史的考察を加えながら語った。安倍のようにメモなど見ることなく。20分ほど語ったのであるが、歴史認識もロシアの立場も見事であった。官僚文しか読みあげることのできない安倍晋三との大きな違いを見せた。
マスコミはこぞって、返還のスケジュールを書き競っていた。プーチンは明確に、日米安保条約がある限り、もしくは米軍基地を日本内にある限り返還の条件は整わないと述べていた。
領土返還はこれで終わりである。直後にプーチンは憲法に、自国の領土は分割してはならないという条文を入れた。領土に関する交渉はこれ以降なくなることになる。報道は渋くこれにはをつむったままである。
阿部晋三も黙したままで、経済協力を掲げ3000億円もの追い金を渡している。ビザなし交流も終わり、軍事訓練までやっている。北方領土問題は終わった。実効支配などというレベルではない。経済交流というまやかし、ガス抜きを続けるが、敗北を認めないのは日本陸軍と同じである。
この9年間で地球を俯瞰した外交は、何一つとして成果が上がってはいない。成果があるとすれば、仮想敵国を随分作ったことくらいか。軍事費増高のために。戦争は外交の失敗と言われている。
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安倍晋三の行った犯罪行為を解明しない自民党総裁など意味がない

2021-09-07 | 石破茂

自民党総裁選に真っ先に手を上げた岸田文雄が、森友問題の解明に国民の納得いくまで解明すると言った発言を撤回した。麻生派と細田派の過半数を占める大派閥の門前に下る発言をした。根性のない浮薄な男である。
国会で虚偽発言で乗り切った桜を見る会にしても、加計学園の明らかに意図的な判断と不正な裏工作や、河井案里にプレゼントした1.5億円の行方など、安倍晋三が無罪放免になっている事件が数限りなくある。新総裁はそれらの解明と責任者のあぶりだすことが使命である。まともな公党なら、ましてや政権与党なら使命である。

今日も、統合型リゾート(IR)事業をめぐる汚職事件で、担当で副大臣であった衆院議員秋元司が実刑判決を受けた。自民党のお歴々は、「重く受け止めなければいけない」と述べている。選挙が近いからに他ならない。議員辞職もできない副大臣が議長として審議を打ち切って、IR法を通過させた。こんな法律、国民の7割が反対するリゾート法、この誘致に横浜市民はノーを突き付けているカジノ法は法律として効力を持つこと自体がおかしい。
野党は異口同音に議員辞職を要求している。
自民党は安倍晋三をはじめとして、議員が誰一人として責任を取らない体質を維持したままである。
見方を変えれば、河井案里などは安倍などの犠牲かもしれない。ジャブジャブ選挙に金使っても使いきれない。だったら県会議員や自治体の議員に金ばら撒いた方が手っ取り早い。彼らなら口は堅いと思ったのであろう。札束をポケットにねじ込んで歩いた。ろう。
自浄能力など、今回の岸田の発言を見ればわかる。平気で豹変する河野太郎などは、恫喝でいつでも主義主張などどこかに吹っ飛ぶ。
まともな総裁候補などいない。コロナ終息発言を麻生太郎がしたが、まともな幹部もいないのだから、こんな程度であろうか。


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菅が立候補取りやめたが、それもいいだろう

2021-09-03 | 石破茂

身の丈を越えた役職を受けた菅義偉であるが、八方塞になり身動きが取れず、自民党総裁選への立候補を取りやめた。延期されたオリ・パラにコロナ禍で菅は能力、体力を越えた課題に耐えきれなかったのである。
本来ならそんな大きな課題などは政治家冥利に尽きるのであるが、乗り越えるどころか、全く抗し切ることができなかった。同情する声も聞こえるが、同情するなら国民に対してするべきである。
この難題が目の間に降って湧いたので、そうしたことに目ざとい安倍晋三は恐れを感じ詐病で身を引いたのである。
宏池会の基本理念である護憲をすててまで、安倍晋三に寄り添った岸田文雄であるが、核兵器禁止条約批准にも反対したことには驚かされた。広島出身代議士として恥ずかしくはないのか。菅義偉がひいて岸田が急に浮上してきたが、史上最悪の安倍晋三と菅義偉の後では、誰がなっても多少は目につくであろう。
岸田が政権を吊るなら、河井案里の1.5億円に問題と、森友学園問題や加計学園問題に桜を見る会に取り組むかも見極めたい。このまま安倍晋三を無罪放免してはならない。
失政続きの菅義偉がひいたことで、最も困るのが野党である。特に外れたコメントを繰り返す枝野幸男は、最も影響を受けることになる。
自民党の権力抗争の総裁選を評価はしないが、党としての熱量は感じるところである。野党とりわけ立憲民主党に、政権奪取の熱量を感じられないのが残念でならない。
野党は菅の失政をつくことができなくなった。中身はともかく、日本人は新政権に弱い。直後の総選挙は思ったより自民は善戦することになる。

コメント (1)
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