いつも来られていたMさんが顔を見せられなくなり、気にかかっていました。左手首を骨折したとまもなく連絡がありました。お見舞に行くと娘さんが居られ、療養に娘さんの所に行っていて今日は診察に帰ってきたと話です。娘さんがMさんに代わって状態の説明され「今はショックで何もできないと思っているようで、しばらくこのままでと思ったり、何もしなかったらギブスを取ったとき悪い状態になっていないか気になる」。私が見ていても「何もできない」とギブスを巻いた手先も動かされないので、このまま指が使いにくくならないかと気になりました。会の利用会員で三ヶ月の入院で点滴をし続けた手が固まって動かなくなった方がいます。廃用症候群といい高齢者が怪我や病気で手足など使わないでじっとすると一日が回復に一週間、一週間は一ヶ月かかるそうです。そのようなことにならないようにと願います。一人暮らしなので娘さんの不安もぬぐえませんし、ご本人の不安も思います。でも、残された時間をどのように暮らしたいか、やはり考えねばこのままずるずるとなってしまうのではないでしょうか。齢をとることは毎日が決断と選択を迫られているのだと考えさせられました。
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