goo blog サービス終了のお知らせ 

京呉服わき ごふくや日記

着物って楽しい!
呉服屋の女将の独り言?楽しいことや裏話、思うままに・・・

青梅に行ってきました・・その2(腰原きもの工房に・・)

2012-10-31 19:26:41 | 女将の日常
書ききれなかった昨日の続きです


渡辺先生のお細工物展の準備も終わったところで、
もうひとつ私には仕事がありました。



青梅といえば、いつもお世話になっている友禅作家の腰原淳策さんの工房があります。

工房をこちらに移転なさった直後にもお伺いし、
澤乃井さんのあたりも腰原さんに案内していただいた事がありましたが
今回久しぶりの青梅です。


私に与えられたもうひとつのミッションは・・・
腰原さんの反物を一反お預かりしてくる事

今年のお正月に腰原淳策展をさせていただいた時にお越しくださったお得意様が
その時ご覧頂いていた小紋が、いまだ頭に残っていると・・・


ろうけつの縞を、一反手でひいて描いてある素敵な小紋でした。
染めるのにも気合が入らなければ・・・という、とてもとても手間と根気のいるお仕事です。

その小紋をまた染めてくださったというので
お客様にお見せするために、
ちょうど青梅まで来たついでに工房にお寄りして、反物をお預かりしてくる事になったのです。


前日まで、腰原さんの工房では秋の個展をなさっていて
その片づけでお忙しいにもかかわらず、美術館まで反物を届けてくださいました。

そして、せっかくですから
渡辺先生も、目が肥えていらっしゃいますので、ご一緒に工房にお寄りする事になりました。






工房の片付けの終わったお部屋には、訪問着が掛けられていました。
深みのある地色に、描かれた白いボタン、葉の色がまたこっくりといい色で
見ているだけでうっとりします。


せっかく片付けられたところなのに、引き出しの中から次々に染帯やら着尺やら
見せていただいて・・・
プリントやインクジェットで染められた反物が多くなったこのごろ、
本物の「染」は、やはり迫力があります。
渡辺先生も、いいお仕事なさってますね~と、手のかかった仕事に感心なさってました。







工房の玄関には素敵なお花がたっぷり・・・








お茶を頂いて、着物談義で盛り上がり、失礼する頃には
あたりは真っ暗になっていました・・・



お手伝いのついでに、仕事とはいえ
すてきな着物や帯も見せていただいて、一日たっぷり楽しみました。



腰原先生、奥様、英吾さん、信子さん、突然にお邪魔して申し訳ありませんでした

また、機会がありましたら、
腰原きもの工房にも、お客様とご一緒できたらいいなと思います。





ブログランキング、参加しております。
今日もクリック、お願いします

にほんブログ村 ファッションブログ 着物・和装へにほんブログ村
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする