半透明記録

もやもや日記

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雑記

2009年11月17日 | もやもや日記

このあいだ横浜へ行った時、電車の中で
こんな感じの可愛い子を見かけました。
セーラー服に赤いカーディガン。
可愛い~~(/o\)



それにしても、今日は寒いです。

ああ、もうすぐ冬なのか。なんか最近はあまり天気が良くない日が多くて、せっかくの秋をあまり堪能できていません。紅葉とか見たいんですけどね。晴れた日に、がさがさと落ち葉の中を歩くのは楽しいんですけどね。うーむ。

あと、漫画読みたい……。最近は何も読んでません…。漫画喫茶に行きたいなぁ……!





『スペードの女王・ベールキン物語』

2009年11月15日 | 読書日記ーロシア/ソヴィエト

プーシキン作 神西清訳(岩波文庫)



《内容》
工兵士官ゲルマンは、ペテルブルグの賭場で自分のひき当てたカルタの女王が、にたりと薄笑いしたと幻覚して錯乱する――。幻想と現実との微妙な交錯をえがいた『スペードの女王』について、ドストイェーフスキイは「幻想的芸術の絶頂」だといって絶賛した。あわせて「その一発」「吹雪」など短篇5篇からなる『ベールキン物語』を収める。

《収録作品》
*スペードの女王
*ベールキン物語…その一発/吹雪/葬儀屋/駅長/贋百姓娘

《この一文》
“ゲルマンは気が狂った。今はオブホーフ精神病院の十七号室にいる。何を尋ねても返事はしないで、ただ異常な早口でつぶやくだけである――「『三』『七』『一』――『三』『七』『女王』……」
  ――「スペードの女王」より ”



なんとも鮮やかな、目の離せぬ展開にどきどきどきどきとしてしまいます。いずれの物語もとてもドラマチックなところが私は好きです。非常に盛り上がる。特に、結末の鮮やかさには目を奪われるのでした。

「スペードの女王」は今さら言うまでもない傑作小説です。あとがきにはホフマンの影響が云々と書いてあったようなのをちらっと読みましたが、なるほど、幻想的かつ不気味、ぐいぐいと結末まで一息に読者を引っ張ってゆく不思議な魅力に満ちて展開するところなどには共通点があるのかもしれません。悲惨な結末というところでも、「砂男」を思い出さなくもないですね。
それにしても、この「スペードの女王」の結びの部分は、何度読んでも痺れます。うーん、凄い! わなわなするほど迫力があります。このあっさり感がたまらなく良いです。素晴らしい、最高。


私はプーシキンの『大尉の娘』を読んだときも、そのあまりの面白さにひっくり返りそうになったのですが、この人の面白さはいったいどこからやってくるのだか、今のところあまり見当がつきません。なぜこんなにも物語を面白く描けるのでしょうか。どうしてこんなにも、まるでその光景が目に見えるように鮮やかに描くことが可能なのでしょうか。わくわくするような魅力があります。

この本に収められているのは、不思議な因縁によって結びつけられた人々のたどる不思議な運命の物語ばかり。それは悲劇的であったり、喜劇的であったり、ロマンチックであったりもしますが、いずれも色鮮やかで意外性に満ち、読者の胸を打ち、激しく揺さぶるような印象的な描写が連なっています。たとえばこんな文句も実に気が利いていると思えます。
「葬儀屋」での、靴屋に対して葬儀屋が言うせりふ。

 “「ですがね、生きてる人間なら、よしんば靴を買うお銭がなくたって、
 別にあんたに迷惑はかけますまい。はだしで結構歩きますからね。とこ
 ろが乞食の亡者と来た日にゃ、ただでも棺桶を持って行きますよ。」 ”

お、面白いなぁ! それでもって、ただで棺桶を持って行った乞食の亡者が、あとで登場するのですが、そのときに自らの貧しさを恥じて小さくなっていたりするところなんかも猛烈に面白いのです。まあ、とにかく面白い。目に見えるように鮮やかです。

描写が鮮やかであることと、物語の先が読めない意外な展開、というのがプーシキンの魅力でしょうか。私は今のところはそう思います。それに、善良で心根の優しい人々には、最後には幸福が用意されているようなところも好きかもしれません。

ただ、「駅長」というお話だけは、すんなりと納得できるようなお話ではなかったですが。いたずら者の男に連れられて自分の元を去り幸福を得た娘と、捨てられたと思い込んだまま哀れに死んだ父親の物語です。私はふとチェーホフの短篇「農奴上がり」を思い出します。「農奴上がり」のほうは、突然居なくなった行きつけの飲み屋の給仕娘が、ある日お金持ちの男と腕を組んで幸福そうに自分のそばを通り過ぎて行ったのを、「幸せにな」と涙を浮かべて見送るおじさんの物語でした。いえ、これを思い出したからと言ってどうと言う訳でもないのですが、私は「駅長」において描かれていたのは「農奴上がり」とはまったく逆のことだったのかもしれないな、とおぼろげに思いついただけの話です。どちらの物語も実のところ私にははっきりと理解できなかったのですが、なんだか無闇に悲しい気持ちにさせられたという点では共通点があります。この手のお話はなぜこんなに悲しいのかしら。


とにかく、面白い1冊です。プーシキン、凄い! プーシキン、凄い! と、連発したくなるのでありました。




横浜!

2009年11月13日 | 旅の記録

小雨の山下公園




寒い! 横浜はまた急に寒さが増しました。しかしながら、ちょうどお友達のねこきむちさんと予定が合ったので、今日はねこきむちさんとともに、横浜港のあたりをぶらぶらしてきました。私はこちらに越してきてから、このあたりへ行くのは初めてのことです。ようやく横浜的な土地柄を味わえました。そうか、やっぱここは横浜だったんだな……。うんうん、港町っぽい。


「寒いのは苦手なんです…」と言うねこきむちさんに対し、「歩いてればあたたかくなりますよ!」とかなんとか、私は例によってとてもテキトウなことを言って(まったくもって気遣いの出来ぬヒドい奴だ…)、冷たい強風にあおられながら、関内駅から山下公園あたりまでをぐるりと散策しました。超寒かった!(←で、やっぱ歩いてても寒いし…ねこきむちさん、スミマセン; にこにこして許してくれるねこきむちさんは超優しいです)

上の写真は、氷川丸とバラ園。

今日の山下公園は、明日からの週末になにかイベントがあるのか、その準備のために大部分が閉鎖されていて、公園の端っこの方しか歩けなかったのですが、私は大学時代に、クラスメイトの女の子たちと一緒にこのあたりまで遊びに来たことがあります。懐かしい。あの頃は皆、若かったなぁ! ちょうどこのバラ園のところで撮った写真を、今でも持っています。

港町には古くて格好のいい建物がちょこちょこ建っていて、私はそういうのをちらちらと見ながら歩くのが、とても楽しかったです。もう少し暖かければ、もっとゆっくり見て回れたかもしれません。が、今日はいささか寒過ぎました。

寒さをしのぐために「どこか素敵な喫茶店にでも入ろう…」と言いながら、とことこ歩きますが、意外と素敵な喫茶店は見つからず、結局そのまま関内をあとにしました。というか、私は前もって『HANAKO』の横浜篇を買ってあって、喫茶店がこの辺りにあることは確認済みで、しかも本は常に手に持っていたのですが、持ってるだけでした……見ろよ!という話ですよね。ねこきむちさん、ほんと、スミマセン; いつもいつも目的もなくあちこち連れ回しちゃって、ほんと申し訳ないです;


そういうわけで、横浜港あたりをうろついただけで、横浜らしい食べ物などは全然味わえなかったのですけれども、でも、楽しかった! お友達と会ったりして、新しい思い出を追加していけば、私はきっと横浜でも楽しく過ごせるようになるんじゃないかな。

いつかはちゃんとお友達を案内できるようになりたいものです。もっとあちこち行って、研究しないとな!






仕上がるのでしょうか?

2009年11月12日 | 同人誌をつくろう!



同人誌YUKIDOKE-vol.3【ミズオト】の締め切りが、いよいよ今月末に迫っている今、実はまだ私のマンガがほとんど清書出来ていないと告白するのは、いや、実に辛いところですね(/o\;) ど、どうしよう……。

とりあえず、下絵は作ってみたものの、思っていたよりも長くなりそうなので、本当に間に合うのかどうかが不安です。駄目かもしれん。せめて4ページくらいなら、今からでも十分間に合うのだが……あ、そうだ、このあいだ作っておいた別のネタがちょうどそのくらいの分量だったっけ。うーん、やっぱり予定変更して、今回はあれにしようかなぁ。でもなぁ。

あるいは、いよいよ間に合わないということになったら、『あの本』(←黒い猫が本をなかなか読まない、というあのマンガ)を出してしまおうか…。できれば未発表作品を提出したかったんだけれども、どうしようもなくなったら、しかたないよね……?

などなどと、悪いことを考えながら、作業を進めています。う~む、でもまだ時間があるから、出来るところまでは、やらないと! がんばるぞ!!


というわけで、みなさまの進み具合はどのようでしょうか?
すでに数人の方からは投稿いただいておりますが、これからという方は、締め切りは今月末ですが、だいたいこんな感じで…という途中の段階でも結構ですので、一通り形になりましたらお送りくださいませ(^^) いやっ! まだいいですけどね、ギリギリでいいですから! 私もギリギリに中途半端な状態で投稿することになると思いますし; 編集作業に一ヶ月くらいかけようと思っているので、そのあいだに仕上げてくだされば構いません。というか、私はそのようにさせていただくことになるかもしれません…さっそく弱気でスミマセン;

こんな感じで、例年のようにノロノロとですが進めていきます~。
よろしくお願いします~~(^_^;)




あとちょっと……

2009年11月11日 | もやもや日記
普段はあまり意識しない
肺の存在感がひしひしと!




あとちょっとで風邪(←?)が治りそうです。うーん、長引いたな、今回のは。先週から咳をし続けているので、さすがに疲れてきましたよ。ただ、もう治りかかっている感じではあります。一気に完治してほしいものです。


それで、風邪を引いているあいだにも、色々なことが決まりました。いや、色々っていうか、一個だけなんですけど、私、来月また引越すことになりました。とほほ~。騒音とかそもそも壁の薄さとか朴念仁のオーナー兼管理人との永久に噛み合わなそうな話し合い(←もちろん悪い人ではないんだけど…)とか、諸々に耐えきれず…。
(以下、かなり鬱陶しいので読み飛ばしていただければ、と思います;)

散々な目に遭いましたが、教訓としては、家は適当に決めちゃイカン! ということですね、いや、ほんと。ひとつでも不安要素があったら、絶対に契約してはいけません。勉強になりました。ちなみに、私の今の住まいは、ひとつどころか3つも4つも不安要素があったにも関わらず、他を探すための時間も金もコネもなかったので「1年間くらいのあいだならいっか(2年契約だけど…)、そのあいだに別のところを今度は落ち着いて探せばいいや」と気楽な気持ちで契約したものです。1年どころか2週間でギブアップでした。ハハハ、愚かだと余分に出費がかさむものですね…反省。
でも、なぜ愚かだっていうだけで(あるいは大らかに暮らす隣人に比べてちょっと神経質かもしれないというだけで)借り主だけが損失をかぶらなくてはならないんですかね? 貸し主が教えてくれれば良かったのに。つーか、下見の際にこちらが騒音のことを質問したら「問題ない」って言ってたよね?? くっそー。「問題(になったことは)ない」というのと「うるさくないとは言ってない」というのが同義語だったとは、見抜けなかったぜ…。
しかし、私の両隣の住人は何も気にせずに生活してらっしゃるようなので、たとえその生活の内容がほとんど筒抜けであったとしても、たとえお隣の今観ているテレビ番組の内容や真夜中まで鳴り響く音楽やそれに合わせて歌う歌声なんかまでもがそっくり筒抜けであったとしても、私も気にせずに暮らしたらいいだけの話なんですよね。でもつい抜き足差し足ひそひそ声になってしまう…弱気;

私は借家住まいは結構長いですが、今回のことはともかくとして腹の立つことは多いです。まあ、世の中カネですね。あるいはコネとか後ろ盾とか。カネかコネがあればそもそも腹の立つような事態に陥ることも少ないのです。今までも、ちゃんとした人に紹介してもらった物件ではあまり失敗がありませんでした。人を見て商売する業界だということを忘れていた、そうさ、私が悪いのさ。へっ。無い無い尽くしさ、どうせ知恵だって足りないさ。

……と、我ながらやさぐれてるなぁ…(/o\;)ウヘー;

今回のことで、私も少しは利口になったんだったら、まあいいか。なにごとも勉強、勉強。……でも世の中の正義と平和のことを思うと、こんなのははやく滅びればいい…(暗黒;)と思わなくもない。だがしかし、正義とか平和ってなんだ? 別に個人の利益や権利を他人のそれより優先して追求したっていいじゃないか、それだからといって誰も何も悪くない。私は静かだが他の人はそうじゃないからといって、誰も責められないじゃないか。だって他には誰もこんなことを気にしている人はいないんだから。そうだ、誰も悪くはないんだ。私が場違いなんだ。私だけが場違いなんだ。誰かが何かが悪いとしたら、ここで悪いのはただ私なんだ……。これで丸くおさまるんだよ。

鬱々。
うーん、愚痴って嫌ですね(←散々書いておいてなんですが;)


そんなわけで落ち着く間もなく、次です、次!! 早速次のところと契約してきましたが、そちらの環境はだいぶ良さそうです。良かったなぁ!(←って、まだ住んでみないと分かりませんが;)
さあさあ、心機一転だ!
毎日を楽しまないと! ね!(^_^;)ハハハ…





『魔法の書』

2009年11月09日 | 読書日記ーラテンアメリカ

エンリケ・アンデルソン=インベル 鼓直・西川喬訳
(国書刊行会)



《内容》
古本屋で見つけた一冊の本はキリスト生誕以来の歴史を物語る魔法の書物だった。けっして終わりまでたどりつけない不思議な本の物語「魔法の書」。
ミステリ狂の医者が自らの手で完全犯罪を成し遂げようとする。計画通りにすべてが運び、満ち足りた悦びに浸れるはずが……「将軍、見事な死体となる」。
民俗学に興味を持つ中学校の歴史教師がインディオの村から持ち帰ったのは小さな小さな人間の首だった。それを契機に浮かびあがる夫婦の愛憎劇「ツァンツァ」。
そのほか、身体がどんどん軽くなっていく男の話「身軽なペドロ」、天使を素手でつかまえようとする無謀な試みの行く末「手」、人間のようになるために魔法を禁じた妖精の国の話「決定論者の妖精」など、ユニークなアイデアと洗練された語り口で読む者を魅了する作品集。

《収録作品》
 *魔法の書
 *将軍、見事な死体となる
 *ツァンツァ
 *亡霊
 *船旅
 *事例
 *身軽なペドロ
 *空気と人間
 *手
 *屋根裏の犯罪
 *道
 *水の死
 *決定論者の妖精
 *授業
 *ファントマ、人間を救う
 *解放者パトリス・オハラ
 *アレーホ・サロ、時のなかに消える
 *森の女王
 *ニューヨークの黄昏


《この一文》
“「いや、何もそんなに驚くことはない」とラビノビッチはひとりごちた。「すべての書物がそういうものではないのか?」言語は、それ自体としては存在しない。存在するのは、それを話す者たちである。書物についてもおなじ。何者かが読みはじめるまでは、それは記号のカオスでしかない。読み手こそが、こんがらがった文字に生命を与えるのだ。
 ――「魔法の書」より ”

“待てよ。俺も行く。罪というものを作っておきながら、あとでそれを抑えるなんて、文明的じゃないと思っていたんだ。
 ――「決定論者の妖精」より ”



思ったよりも陰鬱な物語が多かったです。「亡霊」や「授業」といった短篇では、からっとした語り口で生きることの辛さや悲しみ、死の孤独というようなことを語っているので、気持ちが沈んでしかたがありませんでした。読んでいる時、私がちょうど体調を崩していたせいもあるかもしれませんが。

しかし、全体的に幻想的、滑るような勢いのある展開で、飽きさせない一冊だったかと思います。特に表題作の「魔法の書」は傑作ですし、「将軍、見事な死体となる」もかなり面白かったです。

「将軍、見事な死体となる」は、完全犯罪を成し遂げた医師は、フェアプレー精神を発揮して、自らが犯人であることを示すような証拠などもちゃんと残したりしていたのに、謎解きが始まると期待した矢先、事態は思わぬ方向へ進んで……というトホホな感じのお話です。これはかなり面白かったです。かなり皮肉のきつい物語であったかもしれません。殺人事件の謎解きが成立するためには、ある程度その社会が成熟・安定していないとならないともいえるかもしれません。グロテスクな展開には、しかし痺れました!


ゴホゴホと咳をしながら読んだので、あまり頭に入らなかったのが残念です。調子の良い時に読んだら、もっと楽しめたんだろうになぁ。





風邪でした

2009年11月08日 | もやもや日記


風邪薬を飲んで咳が出るのを誤摩化していたのですが、最後はやはり自力で治さないといけないかなと思い、薬を止めてみたところ、一気にまさかの38度台まで体温が急上昇して、昨日はほんと疲れました(/o\;) 妙に関節がみしみしいうなーと思ってたんですけど、いやー、しんどかった。こんなに熱を出したのは何年ぶりでしょうか。咳だけだと思ってましたが、やっぱり風邪を引いていたんですねー。

いつもは薬を飲まないで、初期のうちに治してしまう私が何故今回に限って薬に頼ったかというと、忙しかったのもありますが、私が夜中に咳をすると、お隣のうちの小さな子を起こしてしまい泣かせてしまうからなんですね。驚くべき壁の薄さにびっくりです。

尾崎放哉の句に「咳をしてもひとり」なんていうのがあったかと思いますが、咳をしてもひとりどころか、咳をすると向こうに4、5人の気配を感じてしまう今日この頃……。

というわけで色々と切ないながらも、熱は一晩でだいぶ下がったので、最後はやっぱり自力でなんとかなるものだと感心した次第なのでありました。はぁ~。




化学反応

2009年11月05日 | もやもや日記

「おやおや、咳がひどいですね。これをお飲みなさい」
「え? なんです、それは?」
「…えーと、風邪薬だよ……」
「……えーと、ってなんだ。…うっ!…ゲホッゴホッ」




弱ってくると空咳が止まらなくなります。ゆうべからケホコホと我ながらうるさくてたまりません。インフルも流行っている昨今、あまり咳なんてしたくないものです。私のこの咳は、とりあえず風邪とかインフルエンザとかとは関係ないのではないかと思いますが、よく分かりません。ごく若い頃から、肉体が疲れていたりするとしばしば出てくる症状なのです。持久走を走ったりなんかした後には、よくこのように咳が止まらなくなったものです。

ゴホゴホやっているとそれだけでさらに体力を消耗するので、今忙しくてそれどころではない私はとりあえず市販の風邪薬を飲んでみたのですが、これがまた恐ろしく効きました。怖いくらいです。咳がぴたっと止まった……。ついでに微熱も収まった…;(←微熱もまた私の疲労時の症状のひとつ)

うーむ。凄い、というより少し怖いなぁ。薬ってなんでこんなに効くんだろう?(このことは、前に歯の痛み止めを飲んだ時にも散々書きましたけれども…)実に不思議です。

けれども、薬を飲んで、それが効いた。ここから分かることは、普段はうっかりしていて見逃しがちですが、詰まるところ我々の肉体というのは絶え間ない化学反応によって維持されているという事実でしょうか。

調子が悪いときも、良いときも、絶えず私たちの肉体は変化を続けているのですねー。複雑で、繊細で、しかし意外と丈夫で騙されやすい私の身体。

笑うと免疫力が上がるとかいう話を聞いたことがありますが、本当だったら単純過ぎる。笑えるくらいに元気だったら、既にそれだけで健康そうですよね。しかもこれは、嘘の笑いでも効果があるという話だったような気がします。本当だったら、単純過ぎる。純粋過ぎる。騙されやす過ぎる! なんという素朴さでしょうか。仮に私の魂がねじくれていたとしても(注:仮に)、私の肉体の方はいつもこんな風に純朴なのだとしたら、なんというか人間って不思議……。

ま、でも嘘でもいいから毎日ニコニコしてみるか。なんかいいことあるかもしれない。不思議な化学反応が起こるかもしれないぜ。




今読んでいる本

2009年11月04日 | もやもや日記

エンリケ・アンデルソン=インベル『魔法の書』




このあいだ早速移住先の近く(でもないが)の横浜市の図書館で借りてきた本を読んでいるのですが、これが一向に進みません。まるで進みません。同じ30行くらいを、ひたすらに繰り返して読んでいます。内容は全然頭に入ってきません。うーむ。

このアンデルソン=インベルの『魔法の書』の表題作「魔法の書」はまさに魔法の本のお話で、集中して文字から振り落とされないように注意しなければ、たちまち文字列はその意味を失ってバラバラになり、読者は本の最初のページへ戻ってもう一度読み直さなければならないという奇妙な本を必死の努力で読もうとする男の物語です。

表題作は、私はこのあいだ別の本で読んだのですが面白いです。この男のやる気こそが今の私には必要ですね。集中力とか、情熱とか。
ここに収められたその他の短篇もとっても面白そうなのだがなぁ。どうして読めないのかなー。うーむ、うーむ。


本が読めないどころか、私は先日観た映画の感想も書けずにいます。これは、いけない! どこかで集中しないと! なんだろう、この集中力のなさは。えーと、気を取り直して……部屋の片付け…あの書類を…付近の探索も……そーだ、あれも…これも……




恵比寿!

2009年11月03日 | もやもや日記



昨日は恵比寿で待ち合わせて、友人のonagaさんとKくんと、私とK氏とでメキシコ料理屋さんで飲んできました。いや、ほんと楽しかった! ギャハハ!なんて笑い声をあげるのは、どのくらいぶりのことでしょうか。4時間くらいが一瞬で過ぎてしまいました。店を出たらもう遅い時間だったので、私は驚きました。そんなに時間が経っていたのか~。

Kくんという人はほんとに愉快な人なので、何を話していても面白い。onagaさんは久しぶりに会ったら、なんか可愛くなっていました(^^) 二人とも、ゆうべはどうもありがとう♪

あ、メキシコ料理は、少し辛目でしたがたいそう美味しかったです。また食べたいなぁ。


で、恵比寿。
私は帰り道、乗る電車を間違えて、少し遠回りをしてしまいました。ほんとは恵比寿でそのまま日比谷線に乗ればよかったんだよなー。なんでわざわざ目黒までJRで出るんだよ。乗り換えが面倒じゃないか。ということに気がついたのは、田園調布のあたりのことでした。超手遅れ…。うーむ。まだまだ首都圏の複雑な路線図を理解しきれていないなー。便利なのはいいけれど、複雑過ぎるぜ! でもマスターするぜ!!