昨日、何年か振りで東京の地に立ちました。再上陸した最初の土地は、六本木。このあたりは私が東京に住んでいた頃とずいぶん変わりましたね。ヒルズは建っていたから行ったこともありましたが(相変わらず独特の雰囲気を漂わせています)、そこからほど近い防衛庁の跡地に【東京ミッドタウン】なるものが新たに屹立していて、私は大変に驚きました。うーむ、なんだか凄いなぁ。
東京ミッドタウンの敷地内には広々とした庭園があって、そこから夜の東京タワーがおがめました。これまた久しぶりに目にします。
何と言うべきか。
私は横浜方面から、東横線と日比谷線に乗って、まるでぐいぐいと無理矢理に身を押し込むように東京へ入っていったのですが、なんだかまだ当分は馴染めそうにないようです。綺麗な、綺麗過ぎる人たちが、くっきりときらめく巨大な建物の中をすいすい歩いているのを見るにつけ、私は自分がどれほどここから遠い存在になっているのかを思い知ったりして、少々ぼんやりしてしまいました。
いえ、もともと六本木に馴染みのあるような人間ではなかったですけれど、それにしても東京は今の私には巨大過ぎるのです。
人も、街も、常に少しずつ変わっていて、それは別に良いことでも悪いことでもないとは思うのですが、若干の感傷がまたしても私をおそってくるのでした。おやおや、どうしてしまったのだろうなあ。
しかし、これしきのセンチメンタリズムに負けませんよ。私はじりじりと首都へにじり寄っていくつもりです。来週も行くぜ!