半透明記録

もやもや日記

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夏の怖い話

2009年08月05日 | もやもや日記




夏と言えば怖い話があります。

暑いな…と感じる頃になると、いつも決まって、私はあちこちで遭遇するのです。朝起きてからもそれの気配をそこら中に感じますし、道を歩いていて横たわったソレと出くわすこともあります。このあいだなどは、マンションのエレベータホールでも、じっと動かないソレの姿を見かけ、私は恐ろしさのあまりエレベータには乗れず、迂回して階段で下りる羽目になりました。

ソレ。

あれのことです。蝉。……うっ、文字にするだにゾッとします。


昼間、街路樹の下なんかを歩いていると、ソレの鳴き声がワンワンと響きますよね。私はもう生きた心地もしません。なるべく意識の中心をずらして、なにか遠い世界のことを考えて、すぐそこの木の幹にとまっているもののことなどは遥か彼方へと追いやってしまわないと、近所の図書館へ行くのも困難です。

盛大に鳴き喚いているソレももちろん恐ろしいのですが、一見お亡くなりになったかのごとく道端で倒れているやつも、うっかりしているとまだ身をよじったりすることがあるので油断出来ません。うぅ、想像しただけでゾッとします。怖過ぎる。なんという恐怖体験。


というわけで、昆虫全般が死ぬほど苦手な私には、夏は辛い季節です。何気なくニュース映像を見ているだけでも、「今日は暑かった」みたいな何でもない話題のときに、超アップでソレとかアレとかが写されたりするので、本当に気が抜けません。辛いなぁ、しかし我ながらどうしてここまで苦手なんだろう。前世でなにかあったのだろうか。おまけに、私がこんなにも恐れているというのに、向こうは私が好きなのか、率先して私の方へ突進してくる(ような気がする。特に蝶や蛾は、私の胸のあたりによくとまる…;)のがまた辛い。


あー、はやく秋になってほしい。
怖い、怖い(←私にとっては)夏のお話でした。