半透明記録

もやもや日記

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不滅の愛の物語

2006年10月23日 | もやもや日記
とてつもなく詰まらないことに落ち込んで数日を過ごしてしまいました。私はときどき、とてつもなく愚かになります。厳密に言うと、ときどき、ではなく、1か月のうちの3日間ほどでしょうか。しかし、いつも過ぎてしまわなければその時期に差し掛かっていたということに気が付くことができないのが、現状の悩ましさです。とりあえず、まあ、今月の危機は去った--。

さて、そんなほぼ自失状態からどうにか立ちなおりかけていた私に、さっそく激烈なパンチをくらわせたものがあります。それは、イリヤ・エレンブルグ著『トラストD.E.』であります。副題は『ヨーロッパ滅亡史』。分量としては中編とするのが適当かと思われるこの小説にはしかし、壮大な破壊と滅亡と愛などが描かれていました。不遇な作者のネガティブパワーが炸裂していました。詳しくは別に記録しておきますが、すごい物語でした。実にユーモラスであり、同時に救い難く残酷でもあります。この物語の前には、私の落胆など塵やほこりでさえありません。ああ、文学とはなんと偉大なものでしょう。すっかり目が覚めました。不滅の物語に乾杯。悲しむべきことに現在絶版ですが、古書で購入することが可決されました。


そして、突然話は変わりますが、写真は「きなこ入りヨーグルト ハチミツがけ」です。体に良いらしいので、このところは熱心に食べています。体の何に良かったのかは、例によって忘れてしまいました。味はどうなのか、と申しませば、きなこの粉っぽさとヨーグルトの酸味がハチミツの旨味によって辛うじて救済されているという感じでしょうか。できれば、ただハチミツをかけただけのヨーグルトを食べたいところです。しかし、もちろん不味いというほどではありません。良く言えば「和風」と言って済ますこともできそうです。

さあ、勢いをつけてどんどん進め。