半透明記録

もやもや日記

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散髪しました

2005年08月09日 | もやもや日記
髪を伸ばそうと頑張っているところなのですが、暑いし鬱陶しいので昨夜少し散髪しました。勘の良い方はこの先の展開にお気付きかもしれません。そう、私は自分で切ってます。友人にそのことを告げると大抵は「信じられない!」という反応です。驚きの内容が「ギザギザだから、そうじゃないかと思ってたけど、やっぱり!」なのか「現代女性としてあるまじき暴挙!」なのか、ひょっとして「プロ並に上手い!」なのかは分かりません。私は短髪ですぐに伸びるので、一月に一回は切らなくてはなりませんが、自分でやる限りは夜中に切りたくなっても大丈夫です。自分で切り始めて4年くらいになります。
あれはある冬のはじめのことだったと思います。髪を極限まで短くしたくなった私は美容院へいきました。しかし、担当になった女性は、私のような髪質では難しいと言います。まあ、確かに私の髪は一筋縄ではいかぬ堅さを誇っています。短いのは厳しいでしょう。しかし、短くしたいのだ! 何とか出来るところまでお願いしました。その美容師さんはフレンドリーな率直さと不躾を混同していたのか、「頭の形も悪い、変なところにつむじがある、短くするにはパーマを当てないと不可能、ついでに仮に長く伸ばしたとしてもこの髪ではきれいにならないですね☆」と散々の言い様ですが、私としては希望を叶えてもらうためですからおとなしく聞いておりました。そしてパーマを当てられ、整えられた私の頭はと言えば、つまりサザエの壷焼きに酷似していました。な、なんだこれは! 無理難題を言う私も悪いとは思いますが、似合わないにも程がある! 客の要望通りにするのが無理ならせめて似合う方向へもってゆく説得力と技術も必要なのではないのでしょうか。怒りやすいと定評のある私は例によって一気に怒りの頂点に達した訳ですが、もうどうしようもないので高い料金(パーマのせいだ、畜生!)を払い、呪いの言葉を吐きながら美容院をあとにしたのです。
そんなことがあり、口だけが達者な似非プロに金を巻き上げられるくらいなら、私は自分で虎刈りになることを選びました。さか恨みかもしれませんが。しかし、自分でやるようになってからは、最初から諦めているせいか、不満に思ったことはありません。虎刈りになることもありましたが、世の中の人は私の髪など気にしてません。そのうちにまた伸びました。そして今、私は完全に自由です。もう見なくても刈れます(危険)。次第に大失敗はしなくなり、無理と言われた短さを実現することも出来ました。わはは、ざまーみろ、美容院……! こうして、私は美容院と永遠に決別したのでした。
実のところ、一度自分でハサミを入れてしまうと、もう美容院には行けません。「あ、自分で切ったでしょう!」と怒られる(何故そんなにも全てを委せなければならないのかは分からないけれど)のがオチですから。4年も自分で切っている私など、恐ろしくてとても行く気にならないのです。そういうわけなので、私の髪型がどうも変だなと気が付いてしまった友人の方々、あたたかい眼をもって見逃してやってください。これは、私の輝かしい自由の証なのです。