荒木飛呂彦(集英社)
《この一文》
”FF:あたしを見て徐倫(ジョリーン)
これがあたしの
「魂」・・・・
これが あたしの
「知性」・・・・
あたしは生きていた
徐倫:あの神父から
あんたのDISCを
必ず取り戻すッ!
「フーファイターズ」
のDISCをよッ!
そうすれば
甦れるッ!!
FF:それは きっと別の
フーファイターズ
あたしじゃあないと思う
これがあたしなの
さよならを
言う
あたしなのよ
--- 第11(74)巻より ”
とても人気のある漫画です。
私が子供のころからずっと「週間少年ジャンプ」にて連載されていました。
生れてはじめて何かに熱中した、というのがこの作品でした。
これを読んでいなかったなら、私の好みの傾向は随分と違っていたことでしょう。
しかし、荒木氏の作品に対しては好き嫌いが激しく分かれるのも事実のようです。
私は激しく好きなほうです。
さて、「名言」が多いことでも有名なこの『ジョジョの奇妙な冒険』ですが、『ストーンオーシャン』は一応その最後のシリーズです。
第5部までもそれぞれ違った面白さがありますが、この第6部はまた少し雰囲気が変わった気がします。
スケールもとてつもなく大きかったですし。
引用したこの一文は、フーファイターズという知性をもったプランクトン(!)のせりふですが、全シリーズを通して最も美しいせりふのひとつだと思います。
久しぶりに最初から読みたくなってきました。(全80巻・・・長い)