>以下はいかにも産経らしい記事だ。
2010.1.7 00:41産経
米環境保護団体シー・シェパード(SS)の調査捕鯨妨害は、昨年に続き、捕鯨船の衝突事故にまでエスカレートした。暴力的な行為を繰り返しながら、公海上の行為のため取り締まりを受けないSS活動家。逮捕を可能にする法整備は昨年、日本政府内で検討されたが、結論が先延ばしにされた結果、再び同じことが繰り返された。
日本側は一昨年、日本の捕鯨船に乗り込んできたSS活動家を逮捕する方針を表明したが、SS側はそれ以降、乗り込み行為をストップ。現行法制では、公海上で他国船籍のSS船の中まで乗り込んでいって逮捕することはできないため、対抗策は手詰まり状態だ。
海賊対処法の対象にして、公海上でもソマリア沖の海賊同様に取り締まれるようにすることも検討された。だが、政府は昨年3月、「SSを海賊とは解釈できない」とする外務省などの慎重論を採用し、法的対策を先送りにした。
今シーズンの調査捕鯨までには対策の「成案を得る」として、SS逮捕を可能にする新法案骨子も作成されたが、政権交代後の民主党政権はたなざらしに。結局、捕鯨船団は法的対策のないまま出航を余儀なくされた。
一方、その間にSSは、高額所得者らの寄付を集め、2隻の新抗議船を加えた。衝突したアディ・ギル号はそのうちの1隻で、ホームページや豪紙などによると、製作費1500万ドル(約1億3800万円)、最高時速50ノット(約93キロ)の最新高速船という。
法整備の遅れを尻目に、強化されるSSの妨害装備。政権交代前まで農水相を務めた自民党の石破茂政調会長は「SSは海賊と同じだと考えられる。公海上でも取り締まれるようにすべきだ」と強調した。
2010.1.7 00:41産経
米環境保護団体シー・シェパード(SS)の調査捕鯨妨害は、昨年に続き、捕鯨船の衝突事故にまでエスカレートした。暴力的な行為を繰り返しながら、公海上の行為のため取り締まりを受けないSS活動家。逮捕を可能にする法整備は昨年、日本政府内で検討されたが、結論が先延ばしにされた結果、再び同じことが繰り返された。
日本側は一昨年、日本の捕鯨船に乗り込んできたSS活動家を逮捕する方針を表明したが、SS側はそれ以降、乗り込み行為をストップ。現行法制では、公海上で他国船籍のSS船の中まで乗り込んでいって逮捕することはできないため、対抗策は手詰まり状態だ。
海賊対処法の対象にして、公海上でもソマリア沖の海賊同様に取り締まれるようにすることも検討された。だが、政府は昨年3月、「SSを海賊とは解釈できない」とする外務省などの慎重論を採用し、法的対策を先送りにした。
今シーズンの調査捕鯨までには対策の「成案を得る」として、SS逮捕を可能にする新法案骨子も作成されたが、政権交代後の民主党政権はたなざらしに。結局、捕鯨船団は法的対策のないまま出航を余儀なくされた。
一方、その間にSSは、高額所得者らの寄付を集め、2隻の新抗議船を加えた。衝突したアディ・ギル号はそのうちの1隻で、ホームページや豪紙などによると、製作費1500万ドル(約1億3800万円)、最高時速50ノット(約93キロ)の最新高速船という。
法整備の遅れを尻目に、強化されるSSの妨害装備。政権交代前まで農水相を務めた自民党の石破茂政調会長は「SSは海賊と同じだと考えられる。公海上でも取り締まれるようにすべきだ」と強調した。