2010年1月7日22時54分朝日COM
【北京=峯村健司】中国軍の戴旭・空軍上校(大佐に相当)が、7日発売の中国時事週刊紙のインタビューで、軍が建造を進めている2隻の国産空母の建造経費について「艦隊全体で約200億ドル(約1兆8千億円)になる」との試算を明らかにした。
国営新華社通信系の「国際先駆導報」が報じた。戴氏は、遼寧省にある海軍の訓練施設で2008年9月から、艦載機パイロットとして50人が訓練を始めていると明言したうえで、実際の空母を使った発着訓練はブラジルで行われる、との見通しを示した。
空母は2隻体制での運用を目指しているが、建造費は空母本体に1隻あたり各20億ドル以上、艦載機に同30億ドル、共に行動する護衛艦や潜水艦などを含めた空母群の編成には50億ドルずつかかると算出した。年間維持経費には100億元(約1350億円)かかるとしているが、「中国の経済規模を考えれば大した額ではない」とし、費用面の問題がないことを強調した。
【北京=峯村健司】中国軍の戴旭・空軍上校(大佐に相当)が、7日発売の中国時事週刊紙のインタビューで、軍が建造を進めている2隻の国産空母の建造経費について「艦隊全体で約200億ドル(約1兆8千億円)になる」との試算を明らかにした。
国営新華社通信系の「国際先駆導報」が報じた。戴氏は、遼寧省にある海軍の訓練施設で2008年9月から、艦載機パイロットとして50人が訓練を始めていると明言したうえで、実際の空母を使った発着訓練はブラジルで行われる、との見通しを示した。
空母は2隻体制での運用を目指しているが、建造費は空母本体に1隻あたり各20億ドル以上、艦載機に同30億ドル、共に行動する護衛艦や潜水艦などを含めた空母群の編成には50億ドルずつかかると算出した。年間維持経費には100億元(約1350億円)かかるとしているが、「中国の経済規模を考えれば大した額ではない」とし、費用面の問題がないことを強調した。