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森羅万象 ~ 歩く印象派

またまた趣茶で「ひやおろし」今回はスペシャル!

2006年10月30日 23時34分31秒 | 趣茶
以下は趣茶「ひやおろしを楽しむ」より(少しアレンジ)

酒通は、酒が一番美味しく飲める季節をよく知っている。
春までに仕込んだ日本酒は、4月~5月頃に火入れをしてから
タンクの中で静かに調熟を待っている。
このことを調熟というが、秋になると調熟も完了して、酒質が
ぐんと良くなる。
この時期の酒を称して「秋あがり」という。
「ぼちぼち秋あがりした酒が飲めるね。」とか
「この秋晴れの酒が最高だよ。」と愛酒家は顔をほろばせる。
このように秋口になり酒質が向上し美味しくなることを一般に
「秋あがり」と言う。

一方「ひやおろし」という呼び名もよく耳にするが、これは
その昔、「冷や」のまま貯蔵用の大桶から木樽に「移(おろ)」
して樽詰めしたことから、このお酒は「冷移(ひやおろし)」と
呼ばれるようになったという。

これは江戸時代のように樽酒しかない時代の言葉である。
夏は外の気温が高くて、樽に酒を詰めると酒の温度も上がっ
てしまう。
だから火入れをしないと出荷できない。
しかし、秋も深まって気温が下がると、(二度目の)火入れを
しないでもそのまま、酒蔵から酒を詰めて出荷しても、劣化の
心配がなくなる。
「秋あがり」といい「ひやおろし」といい、ともに酒の美味さを
巧みに表現している。
とまあ、難しいことはこの辺にして、Y形会長の挨拶もそこそこに
盛大にひやおろしスペシャルがここに開幕(?)した。
大きな歓声があがり、乾杯の杯が踊る。


あっ、本当の名称は「黒龍のしずくと秋味を楽しむ会」なのだった。ごめん!
お猪口の下に本日登場の酒名が記されている。驚いたことに全て限定品。
(なぜか「限定品」に弱い!)

今回も板さん(マスター進氏)の繰り出す肴たちがこれでもかというくらい
卓上を飾った。







中野沼の黄昏

2006年10月29日 23時54分36秒 | 歩く印象派
あのマミズクラゲが生息しているといわれる中野沼を訪ねて来た。
もっと地味な沼を予想していたのだが、夕暮れ時にも関わらず、多くの人がいて驚いた。
一見、釣り堀にも見えるのは、県の整備事業によるものと思われる。

地図で見ると東西二つの沼に別れている。→地図
駐車場のある東沼を散策。

二つの記念碑が掲げられている。
どうやら、昨年、公園化したようだ。



二つの沼を結ぶ水路。果たしてマミズクラゲは生息しているであろうか?


江戸東京博物館訪問

2006年10月28日 18時07分29秒 | 歩く印象派
相撲部屋を眺め、四十七士討ち入りの吉良邸跡(松坂下公園)をすぎ、両国駅に出た。

12時を過ぎていた。小腹も少し減っていたので、DOUTORでベーグル(海老)を
食べることした。

さて、両国駅の北側に出ると江戸東京博物館がドドーンと迫る。空中に浮かぶ空母みたいだ。

驚いたことに内部はほとんどがカメラ撮影OKである。
東京都職員も研修必須の博物館にはミニチュアがかしこに配置されておりジオラマに
興味ある方や模型ファンにはたまらない。

振り袖火事(明暦の大火事)以前の武家屋敷。二条城か東照宮かというくらいの
絢爛豪華ぶりだ。
下は江戸城末の廊下付近。

そのアップ。段差のあることが確認できる。

変わって日本橋越後屋(三越)の2階部分。畳や天井,階段に到るまで精巧に
作られている。

今も昔も花火には沢山の人が押し寄せる。橋の向こうには芝居小屋が立ち並ぶ。

一人一人の人形も素晴らしい出来だ。
簡単なビデオもあって隅田川の花火の情緒を楽しむこともできる。

おっと、八木節でも使っている当たり鉦と和笛だ。
現在のものとほとんど変わらないのが嬉しい。

とにかく2時間くらいでは見切れない。また時間を作って訪れたいところだ。

秋のメトロウォーク参加

2006年10月27日 06時00分17秒 | 歩く印象派
東京メトロの地下鉄ウォークにときどき参加している。
 今回のコースは銀座線・東西線日本橋駅→甘酒横丁→清洲橋→清澄庭園→
江戸東京博物館→国技館→両国橋→ 繊維問屋街→常盤橋公園→日本橋駅で
約9キロだったが、下町の散歩道「甘酒横丁」や両国の相撲部屋、本所松坂
町公園として一部が残されている吉良邸跡、国技館、東京江戸博物館など見
所満載の贅沢な散策となった。心配していたお天気も雨も降らず次第に薄日
も射して来て申し分なかった。

横丁の入り口にあった尾張屋という甘酒屋に由来する「甘酒横丁」

人形町で見かけた京扇子のお店。お店の人の丁寧な対応には心が和んだ。
来年の干支の扇子を購入した。

江戸前の寿司をあしらったものや相撲のイラストなど扇子はアートだ。

清洲橋は江戸時代,月の名所として有名だったそうだ。
(肝心の橋の写真を撮り忘れてしまったのは残念!)

両国立浪部屋の前で。

このあと江戸東京博物館を訪ねた。→続く

大江戸落語会(東京新聞社屋移転記念イベント)

2006年10月24日 22時22分12秒 | 歩く印象派
夜はイイノホールへ。東京新聞主催の「大江戸落語会」を観(聴講す)るためだ。16時15分発の電車に乗る。黄昏時の車窓からは雨が絶え間なく斜めに流れ落ちていく。北千住で千代田線に乗換えホールのある霞ヶ関には18時少し前に到着。C4出口でそのままイイノホールへ。ホール自体は7Fにある。初めて知ったがここはKAWAI(河合楽器)のホールなのだ。(YAMAHAホールと対抗しているのかな?)そして、このイイノホールの隣に東京新聞が社屋移転で引っ越してきたのが10月1日。その移転記念のイベントが今夜の落語会が開催なのだ。が東京新聞を見て応募して当選したものだが肝心のが行けないため代理出席となった次第。事前のチェックも何もして行かなかったのだが、一年前から東京新聞や落語関係者と千代田区らが打ち合わせてきたイベントだけあって、めでたい「寿獅子」や「太神楽曲芸」など内容もよく練ってあった。たしかに新社屋移転にふさわしく珠玉の演でさすが東京新聞と思った。(ちなみに我が家は東京新聞読者である。)
詳しくは→ 大江戸落語会をクリック。
よくわからないのだが、落語協会と落語芸術協会の二つ会があって、三遊亭円歌(昔の歌奴「山のあな、あな」で有名)落語協会の最高顧問、桂歌丸が落語芸術協会会長でとにかく双璧が揃ったことになる。東京の落語界はあと二つ円楽会と立川流があって、これを説明しているとややこしくなるので割愛するが、真打ちの基準がそれぞれ違うため、粗製濫造らしくいまや石を投げれば真打ちに当たる状態だとか。
とまれ、歌丸の「火焔太鼓」、円歌の「中沢家の人々」とそれぞれ持ち味を出し切り、会場は爆笑また爆笑と盛り上がった。

下は「東京新聞」24日付1面に掲載された、落語会の記事。



八木節10月公演でのスナップ

2006年10月23日 01時05分01秒 | 八木節
早いもので今年の八木節公式公演も昨日で終了した。
あとは来月文化の日に行われる町内文化祭での演奏を残すのみ。
冒頭の写真は、私たちのグループの前に演奏したG県O町のからの
少年少女チームにいた最年少の子。幼稚園(年長)だという。
小4の男の子が教えてくれたのだが、学校ではなく
毎週、土曜の晩にヤングプラザというコミュニティセンターに集まり
みっちり1時間ほど練習をこなすのだそうだ。

一時間の中で3回練習をおこなう。
すなわち15分やったら5分休憩という具合に。

たしかにお囃子(演奏)も踊りも少しも浮ついたところはなかった。

むしろ高学年の児童たちの踊りは、大人も顔負けのパフォーマンスぶりだった。

舞台に立つ直前のスナップ。
緊張の中にもあどけない笑顔が輝いていた。

がんばれ!「そばとし」 知人の息子さんが蕎麦屋開業

2006年10月22日 22時16分01秒 | グルメ
今年の春、19年間一緒の会社にいた方が退職した。
あと1年で20年勤続だったが、息子さんの蕎麦屋開店を手伝うためどうして
もとのことだった。
しばらくして店がオープンしたとの知らせがあった。蕎麦は好きな方なので
さっそく訪ねてみた。地図はこちら。

南北に走る県道20号線沿いに「そばとし」はあった。ちょっと目立たない気も
しないではない。

店内はこじんまりとしているが明るい雰囲気で気持ちいい。
若主人がお茶を入れているところ。

壁には会社の同僚らからの応援額縁も。
そば粉は本格的な石臼引きで、申し分ない。

しかしだ。親しい関係だからこその苦言をあえて呈すると
やはり近隣のそば屋さんにくらべ、まだまだ「そばとし」らしさが足りない。
この地域はには既に有名を馳せているM沢をはじめ有力なそば屋がひしめき合
っているのだ。
「大根蕎麦」の大根は茹でてあった方がいいし、つゆもまだまだこの地域の人たち
から支持されるには精進がいる。麺も上品過ぎる(オ・寒氏)と思う。オ・寒氏の
贔屓のN庵などは個性が際立っている。

粉食文化の豊かさを競うこの地域だからこそ「そばとし」にはぜひともがんばって
「そばとしでなければ」というモノを打ち出して欲しい。

不得不愛 NHK中国語会話で採用

2006年10月21日 23時05分30秒 | 歩く印象派
ほとんど毎日のことなのだが
私のブログにYahooやGoogleで「不得不愛」検索で訪れる人が多いのには驚く。
「不徳不愛」

NHK中国語会話
でも使われるようになって、ますます増えている。
日本では未発売なのだが、輸入盤なら購入できる。
ただし、2枚組でも2枚とも同じCDだったりと中身は極めてあやしいものも
横行しているので要注意だ。→さすが中国!
(「未開封なのにどう注意すればいいんだ?」と突っ込まれそうだが。)
動画はこちら→潘?柏(ウィルバー・パン) & 弦子 - 不得不愛(不徳不愛の動画)
「不得不愛」の日本語訳もある。


思いがけず海を眺めながらランチ

2006年10月18日 23時57分56秒 | 仕事
仕事で出張のときは、とにかく何か食べられればいいとばかりに、出張先に
近いところのファミレスで適当に済ませることが多く、景色を眺めたりしな
がら昼食を楽しむなんて滅多にないが,今回は違った。時間は短かったが食
事中ずっと海を眺めることができて、気分も爽快、午後からの仕事もはかど
った。

手を伸ばせば届きそうな低い雲。
濃い空の色に映えて気持ちがいい。
平日ながら波堤にはちらほらと人の姿が。

釣りを楽しんでいるようだ。子供もいる。何が釣れるのかな。

目の前は東京湾。対岸のコンビナートは千葉県君津市だ。
ひっきりなしに船舶が行き交う。急に大連の海を思い出す。
ずっと眺めていたい景色だ。
ああ、あのオーティスのDock Of The Bayが頭ん中に響いて来た。

こんな穴場の昼飯処がよくぞあったもんだと思ったが、裏に回ればゴミ焼却場
の煙突が高くそびえていた。ここの空もいい色をしている。

少し先には巨大な「風車」が見えた。風力発電かなんかの施設だろう。しかし
その大きな羽根がぴたりと止まったままなのはどうしてだろう?

ちなみに場所は八景島近くの横浜市金沢。