以下は趣茶「ひやおろしを楽しむ」より(少しアレンジ)
酒通は、酒が一番美味しく飲める季節をよく知っている。
春までに仕込んだ日本酒は、4月~5月頃に火入れをしてから
タンクの中で静かに調熟を待っている。
このことを調熟というが、秋になると調熟も完了して、酒質が
ぐんと良くなる。
この時期の酒を称して「秋あがり」という。
「ぼちぼち秋あがりした酒が飲めるね。」とか
「この秋晴れの酒が最高だよ。」と愛酒家は顔をほろばせる。
このように秋口になり酒質が向上し美味しくなることを一般に
「秋あがり」と言う。
一方「ひやおろし」という呼び名もよく耳にするが、これは
その昔、「冷や」のまま貯蔵用の大桶から木樽に「移(おろ)」
して樽詰めしたことから、このお酒は「冷移(ひやおろし)」と
呼ばれるようになったという。
これは江戸時代のように樽酒しかない時代の言葉である。
夏は外の気温が高くて、樽に酒を詰めると酒の温度も上がっ
てしまう。
だから火入れをしないと出荷できない。
しかし、秋も深まって気温が下がると、(二度目の)火入れを
しないでもそのまま、酒蔵から酒を詰めて出荷しても、劣化の
心配がなくなる。
「秋あがり」といい「ひやおろし」といい、ともに酒の美味さを
巧みに表現している。
とまあ、難しいことはこの辺にして、Y形会長の挨拶もそこそこに
盛大にひやおろしスペシャルがここに開幕(?)した。
大きな歓声があがり、乾杯の杯が踊る。
あっ、本当の名称は「黒龍のしずくと秋味を楽しむ会」なのだった。ごめん!
お猪口の下に本日登場の酒名が記されている。驚いたことに全て限定品。
(なぜか「限定品」に弱い!)
今回も板さん(マスター進氏)の繰り出す肴たちがこれでもかというくらい
卓上を飾った。
酒通は、酒が一番美味しく飲める季節をよく知っている。
春までに仕込んだ日本酒は、4月~5月頃に火入れをしてから
タンクの中で静かに調熟を待っている。
このことを調熟というが、秋になると調熟も完了して、酒質が
ぐんと良くなる。
この時期の酒を称して「秋あがり」という。
「ぼちぼち秋あがりした酒が飲めるね。」とか
「この秋晴れの酒が最高だよ。」と愛酒家は顔をほろばせる。
このように秋口になり酒質が向上し美味しくなることを一般に
「秋あがり」と言う。
一方「ひやおろし」という呼び名もよく耳にするが、これは
その昔、「冷や」のまま貯蔵用の大桶から木樽に「移(おろ)」
して樽詰めしたことから、このお酒は「冷移(ひやおろし)」と
呼ばれるようになったという。
これは江戸時代のように樽酒しかない時代の言葉である。
夏は外の気温が高くて、樽に酒を詰めると酒の温度も上がっ
てしまう。
だから火入れをしないと出荷できない。
しかし、秋も深まって気温が下がると、(二度目の)火入れを
しないでもそのまま、酒蔵から酒を詰めて出荷しても、劣化の
心配がなくなる。
「秋あがり」といい「ひやおろし」といい、ともに酒の美味さを
巧みに表現している。
とまあ、難しいことはこの辺にして、Y形会長の挨拶もそこそこに
盛大にひやおろしスペシャルがここに開幕(?)した。
大きな歓声があがり、乾杯の杯が踊る。
あっ、本当の名称は「黒龍のしずくと秋味を楽しむ会」なのだった。ごめん!
お猪口の下に本日登場の酒名が記されている。驚いたことに全て限定品。
(なぜか「限定品」に弱い!)
今回も板さん(マスター進氏)の繰り出す肴たちがこれでもかというくらい
卓上を飾った。