All Things Must Pass

森羅万象 ~ 歩く印象派

周知不徹底!「電気用品安全法」

2006年02月28日 21時32分00秒 | 歩く印象派
2月25日付の日経プラス1にノンフィクション作家
の山根一眞氏が「リサイクルに冷水 電気用品安全法
と題した一文を寄せている。

電気用品安全法、以前は「電気用品取締法」という名称だった。
こっちの名前の方がわかりやすい。「狂牛病」をBSEに変えちゃ
ったのと似ている。おおっ、この法律の略称はPSE法となってい
るではないか!

すでにRESANDO氏は21日に自身のブログでこの問題を指摘し
ている →電気用品安全法



ちゃんこ「若貴」の肉うどん  これが旨かった!

2006年02月27日 23時59分11秒 | グルメ
     (この信号を右に曲がって百メートル行ったあたりが若貴)

何年か前に、オ・寒氏らと四国まで「讃岐うどん」を    
食べに行ったことがある。たしか2月だったから今頃
の季節だった。往きも復りも車だったと言うと呆れら
れるので普通は黙っている。
だが、しかし、讃岐のうどんは旨かった。
あそこで私はジェームズ・ブラウン神父のごとく
「私は光を見た。」じゃなくて本当のうどんとその
実力(底力)を知った。以来、讃岐に足を向けて寝
ることはない。(おいおい、そんな事言って大丈夫か。)

先日
東京は芝の「若貴」で肉うどんを食した。(東京タワーもよく見えた。)

これが実にうまい!ほんとにうまい。
夜はちゃんこなのだが昼はビジネス街のサラリーマン
を対象にうどんを提供している。
いやはや、肉の下味といい、いったん湯通ししたお揚げ
の塩梅加減といい脱帽もんだ。

入り口はこのように地味だが、中は奥行きがあって収容
数は多い。が、あっという間に昼時のサラリーマン達で
満杯となり、私らが出る頃には行列ができていた。

今回もオ・寒氏同行なのはいうまでもない。
(というか彼の情報で訪問)

しかし、この日はよく晴れた。(よく食った?)

“まちなか活性”らしいが

2006年02月26日 20時00分21秒 | 歩く印象派
「その時歴史が動いた」というNHKの番組で進行役を
つとめている松平定知アナウンサーの講演を聴いた。
会場はA市の商工会議所が「町おこし」の切り札(?)
としてオープンした「UI会館」。

だが、じつはこのUI会館の建物は、あのバブルで破綻
をきたし国の支援で命をつないだ某地方銀行の旧本店
跡だ。(なんだかよくWAからんが、その某破綻銀行は
もっと立地条件のよい商工会議所の場所に移転してし
まった。気前がいいと言えばそれまでだが、これも銀
行支援策の一つではないか?)

(今回はてぽ同行)


 それはさておき
この銀行跡地は映画ホールとしても“活用”されるらしい。
「座頭市」もやったようだ。

 なんでも2月3月のあいだは、このA市をロケ地に使った
映画が上映されるとのことだった。
4月からは会員制の「名画座倶楽部」というのを立ち上げて
毎月1度映画会を催すという。
理解に苦しむのは、駐車場が狭いこと、あるにはあっても分
散していて場所がわかりづらいことだ。
また、映画ホールとしても銀行の建物をほぼそのまま利用し
ただけなので音響はすこぶる悪い。座る位置によっては聴き
取りにくい。

 なんだかなあ?と思うことが多いが、果たしてこの施設が
新たな「お荷物』にならぬことを祈りたい。

(松平氏の講演内容についてはまた日をあらためてご紹介の予定)

博士の愛した数式 小川洋子著 新潮文庫版

2006年02月25日 23時44分28秒 | 読んだ本・おすすめ本・映画・TV評
 記憶物が好きだ。
P・K・ディックの「トータル・リコール(記憶売ります)」や
「マイノリティ・リポート」、「ペイ・チェック」などは映画化
されるとすぐに観に行った。(余談だが「リコール」は、心理学
で記憶の再生を意味する。)

 記憶という最もパーソナルなところに着想を得たディックの物
語はSF界でも異彩を放つ。SF映画の金字塔と言われる「ブレード
・ランナー」も彼の『アンドロイドは電気羊の夢を見るか』が原
作だ。

 本作「博士・・・」も記憶が80分しか持たない老数学者という
設定からして興味が湧いた。しかし、まあ、SF物ではない。あく
まで老数学者とその世話を担当することになった家政婦とその息
子との交流が軸となるお話で、彼の記憶がどうして80分しか持た
なくなってしまったのか、そのメカニズムを解き明かすような方
向に話は進んでいかない。

 むしろ、「友愛数」というおよそ数学というイメージに似つか
わしくない数の意味解きや、「完全数」としての28という数字
がプロ野球の江夏の背番号で、博士はその江夏の大ファン(ちな
みに1975年以前の記憶は失ってはいない設定。)であることなど
が、この物語の紡ぎ役となっている。

 荒木飛呂彦のジョジョシリーズに登場する奇抜な能力の持ち主
(幽波紋=スタンド)を期待していた私には拍子抜けだったが、
ひょっとすると、数字やそれを操る数学の世界自体が私たちの無
意識の領域をはるかに凌駕する異界(スタンドの世界)なのかも
しれない。


不得不愛

2006年02月24日 02時24分18秒 | Rock 音故知新
SYOKOさん一押しのこの曲はとってもいいです。
不得不愛で試聴できます。
(曲名をクリックし、別ウィンドウが開いたらmp3をクリックす
ると自動再生が始まります。)

詳しくはSYOKOさんのブログBack Dormitory Boys (后舍男生)
をご覧ください。コミカルで茶目っ気たっぷりの二(三?)人組の
青年の映像がとても愉快です。

歌詞はこちら不得不愛歌詞
ただし、日本語翻訳はキング父かキング母にでもお願いしないと
太刀打ちできません。こちらに載せようとしたら見事に文字化け
したので直接リンク先を参照ください。
英語版もあります。

もと歌の歌手はこの人
台湾Hip Hop界の人気者ウィルバー・パン。

デュエットしているのは弦子さん。

おっと、よく見たら訳詞がありました。こちらをクリックしてみて下さい。

おもわず「美味い!」と唸ったハンバーグ

2006年02月23日 19時27分10秒 | グルメ
たいやきがたこやきと2人で作ってくれたハンバーグ。
これが実に美味かった。
こんなにうまいハンバーグは初めてだ。
正直驚いた。家でこんなにおいしいハンバーグが作れるのかと。


 厚みというかボリュウムはあるのに火は十分に通っていて
中は柔らかくジューシー。ソースも赤ワインを1本使ったと
いうが、その濃厚な香りは実に上品で食欲をそそる。

(下は煮込み中のハンバーグ。のっかっている葉っぱ(ローリエ)
がなにやら秘密っぽくてよい。)

 たいやきに、「この(ハンバーグの)レシピはどうした?」
と訊いたところ「インターネットに出ていた。」と答えが帰って来た。

(エノキ盛りだくさんのソースはバカうま)



 たこやきの受験合格祝いとして作ったらしい。あいにく私は
実際の調理場面は、最後の煮込みしか見ていないため、ここに
詳しくレシピの紹介ができない。まことに残念だ。
断片的な写真で申し訳ない。
近日中に「完全版」を掲載したい。
もちろん、ハンバーグに一家言を持つあのオ・寒氏にも是非味
わってもらうつもりだ。


新機能性材料展2006

2006年02月22日 23時58分11秒 | 仕事
 ビッグサイトで催された表題の展示会に行ってきた。
最近の展示会では珍しく、写真撮影が禁止されていた。
こういう新素材関係では、それだけ各社共しのぎを削る
状況にあるということでもある。
(というわけで内部の展示写真は今回なし。)

 住友3Mとか三菱樹脂といった老舗は、なんとなくわ
かるがオリンパスの出展には意外な感じがした。本業の
カメラで苦戦が続いているようだが、医療や産業資材関
係にも進出していた。特に医療関係では人工骨補填材
いう材料に力を注いでいる。生体材料事業とか再生医療
事業という分野があることも初めて知った。顕微鏡とか
医療関連の光学機器とのつながりから、始まった事業の
ようである。

 自分の仕事からいえばオレフィン系材料(熱可塑性エ
ラストマー)の使用頻度は着実に伸びてはいるものの、
塩ビ関係がこの先どうなっていくのか?といった素朴な
疑問に答えてくれる「展示」は皆無に近く。歴史から
塩ビ自体が「消去」されてしまった感がある。(実際に
は塩ビの使用量は大幅に減ってはいないのに。)

 地味な展示会のせいか、この種の新素材関係のイベン
トはそう多くはない。機会があれば、次回も訪れたい。

おまけ:食堂のメニュー
(メッセや横浜パシフィコなどと較べてみると面白そう。)

観光コースでない「満州」(高文研)

2006年02月21日 23時40分13秒 | 旅行(山行以外)
 5月の大連行きを前に少しずつ準備をしている。
航空券の手配は最優先事項。日程についてはキング父
のご指導・アドバイスを基本に据えながら検討中。
 同行するオ・寒氏はパスポートの更新が初仕事の
ようだ。

 「地球の歩き方 大連」も購入したが、まずは
「観光コースでない『満州』」(高文研)を読み
始めた。(いずれ感想を書く予定。)
 友人の出版社の刊行物だが、韓国の時(「観光
コースでない韓国」)も先月の沖縄のとき(観光
コースでない沖縄)もたいへん役に立った。

 このネーミングは私的にはかなり気に入っている。
今、進めている「逆遊就館ガイド」も、これをパク
って「参拝コースではない『ヤスクニ』」とでも題
したいくらいだ。