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森羅万象 ~ 歩く印象派

米の原爆投下「しょうがない」=ソ連参戦防ぐため-久間防衛相

2007年06月30日 18時53分06秒 | 時事スクラップブック(論評は短め)
6月30日13時2分配信 時事通信

 久間章生防衛相は30日午前、千葉県柏市の麗澤大学で講演し、米国の広島、長崎への原子爆弾投下が日本の無条件降伏につながり、ソ連の北海道侵略・占領を防いだと指摘した上で「(原爆で)本当に無数の人が悲惨な目に遭ったが、あれで戦争が終わったんだという頭の整理で今しょうがないなと思っている」と述べた。

 久間氏は長崎県出身。原爆投下を一定評価した発言ともとれるだけに、波紋を広げそうだ。


 久間氏は当時の戦況について「(米国は)日本が負けると分かっているのに、あえて原子爆弾を広島と長崎に落とした。そこまでやったら日本も降参し、ソ連の参戦を止めることができるということだった」と説明した。 

>以下は朝日COM
2007年06月30日22時23分

 久間防衛相(衆院長崎2区)は30日、千葉県柏市の麗沢大学で講演し、1945年8月に米軍が日本に原爆を投下したことについて「原爆を落とされて長崎は本当に無数の人が悲惨な目にあったが、あれで戦争が終わったんだという頭の整理で今、しょうがないなと思っている」と述べた。原爆投下を正当化する発言とも受け取られかねず、野党が久間氏の罷免を求める動きを見せるなど波紋が広がっている。


写真:久間章生防衛相

 久間氏は「我が国の防衛について」と題した講演で、東西冷戦下で米国と安全保障条約締結を選択した日本の防衛政策の正当性を説明する際、原爆投下に言及した。

 久間氏は「米国を恨むつもりはないが、勝ち戦と分かっていながら、原爆まで使う必要があったのかという思いが今でもしている」としつつ、「国際情勢とか戦後の占領状態からいくと、そういうこと(原爆投下)も選択肢としてはありうる」と語った。

 久間氏は講演後、朝日新聞の取材に対し、「核兵器の使用は許せないし、米国の原爆投下は今でも残念だということが発言の大前提だ。ただ日本が早く戦争を終わらせていれば、こうした悲劇が起こらなかったことも事実で、為政者がいかに賢明な判断をすることが大切かということを強調したかった」と発言の意図を説明した。

 安倍首相は同日夜、遊説先の香川県丸亀市での会見で久間氏の発言に関して「自分としては忸怩(じくじ)たるものがあるとの被爆地としての考え方も披瀝(ひれき)されたと聞いている。核を廃絶することが日本の使命だ」と述べた。

     ◇

【久間氏の発言要旨】

 日本が戦後、ドイツのように東西が壁で仕切られずに済んだのは、ソ連の侵略がなかったからだ。米国は戦争に勝つと分かっていた。ところが日本がなかなかしぶとい。しぶといとソ連も出てくる可能性がある。ソ連とベルリンを分けたみたいになりかねない、ということから、日本が負けると分かっているのに、あえて原爆を広島と長崎に落とした。8月9日に長崎に落とした。長崎に落とせば日本も降参するだろう、そうしたらソ連の参戦を止められるということだった。

 幸いに(戦争が)8月15日に終わったから、北海道は占領されずに済んだが、間違えば北海道までソ連に取られてしまう。その当時の日本は取られても何もする方法もないわけですから、私はその点は、原爆が落とされて長崎は本当に無数の人が悲惨な目にあったが、あれで戦争が終わったんだ、という頭の整理で今、しょうがないな、という風に思っている。

 米国を恨むつもりはないが、勝ち戦ということが分かっていながら、原爆まで使う必要があったのか、という思いは今でもしている。国際情勢とか戦後の占領状態などからいくと、そういうことも選択肢としてはありうるのかな。そういうことも我々は十分、頭に入れながら考えなくてはいけないと思った。

魅惑のペルシア陶器展に行って来た(三鷹の中近東文化センターにて)【その1】

2007年06月29日 08時08分35秒 | タイル・ウォッチャーが行く!




>先日、窯業に詳しいRESANDO氏、それに吉村作治先生似の謎のエンジニアONE氏(地元の地理に明るい)と3人で三鷹にある中近東文化センターを訪ねた。本格的なペルシアの陶器が一堂に会するとあって、これは行くしかない!ということで話はすぐにまとまった。
会期が7月8日までなので、お近くの方はぜひ足を運んで欲しい。

見て損はない!保証します。

(展示の詳しい内容は次回【その2】へ続く)



13万1千年前に中東に出現か=イエネコ祖先のリビアヤマネコ

2007年06月29日 07時23分33秒 | 歩く印象派

(上の写真はjinzaburo氏とヨイショする下僕のZERO)

13万1千年前に中東に出現か=イエネコ祖先のリビアヤマネコ-国際チーム

6月29日6時0分配信 時事通信

 ペットのイエネコの祖先であるリビアヤマネコは、中東のイスラエルやサウジアラビアなどの地域で、約13万1000年前に他の亜種から分かれて出現した可能性が高いことが分かった。米国立がん研究所などの国際研究チームが、世界のイエネコやヤマネコの遺伝情報を分析した成果。米科学誌サイエンスの電子版に29日発表した。
 

利根川の土手で干からびたミミズをたくさん見かけたが の巻(利根川スケッチ)

2007年06月28日 07時45分33秒 | 利根川を歩いて海へ行こう!
ゴールデンウィーク中はけっこう気温が高かった。
とくに日中、直射日光の下、なにも遮るものもない土手道を歩くのはしんどかった。日陰と見れば電柱の影でもありがたいものだ。
なのに、このクソ暑い土手の路上で干からびて死んでいるミミズをたくさん見かけた、何でまた草むらから灼熱のフライパン状態のアスファルトの路面にのこのこと出てくるのであろうか。たいへん不思議だった。
6月26日の「東京新聞」にその答えが出ていた。(上の記事)

なんと「地中が酸欠状態になっている」のが原因で、息苦しくなったミミズは新鮮な空気を求め地表に出てくるのだという。

酸欠だけが全てではないらしいが、私が見かけたミミズたちは確かに息も絶え絶えといった表現がぴったりの状態だった。まだ息のある、水気の残ったミミズを見つけたたときはそっと草むらに移動してあげたが、生き残れたであろうか。

こういう路面でよく見かけた。

古代女王のミイラ特定 ツタンカーメン以来の発見

2007年06月28日 00時47分20秒 | 時事スクラップブック(論評は短め)
写真:古代エジプト女王と特定されたミイラ=AP
2007年06月27日21時48分 朝日COM

 エジプト文化省は27日、古代エジプトのハトシェプスト女王(在位・紀元前1503年~1482年ごろ)のミイラを特定したと発表した。同女王は栄華を極めた第18王朝の統治者で、記者会見したエジプト考古最高評議会のザヒ・ハワス事務局長は「(1922年発見の)ツタンカーメン王以来の重要な発見だ」としている。


写真古代エジプト女王と特定されたミイラ=AP
 ハトシェプスト女王は男性の衣装を着て、幼かった王に代わって自らファラオ(王)として君臨したことで知られる。外国との交易に力を入れて繁栄させたと言われ、南部ルクソールには壮大な葬祭殿が残る。

 ミイラは、1903年に英国の考古学者ハワード・カーター氏らがルクソールの「王家の谷」で発見した2体の女性ミイラのうちの1体。ハワス氏らのチームが1年間かけてCTスキャンや、すでに特定されている父親のトトメス1世ら親族と比較するためのDNA鑑定を実施した。

 50代の太りぎみの女性だったとみられる。DNA鑑定の最終結果はまだだが、見つかった歯の特徴などから女王のミイラと特定。握りしめた左手を胸の上に乗せているのも、女王であることを示唆しているという。


写真ルクソールで95年4月に撮影されたハトシェプスト女王の宮殿=AP


地図/ルクソール


「自転車でディズニーランドへ 群馬、夏休みに子供たち」よい企画かもしれないが、事前の下調べは十分に!

2007年06月27日 18時26分39秒 | 利根川を歩いて海へ行こう!
自転車でディズニーランドへ 群馬、夏休みに子供たち(共同通信) - goo ニュース
2007年6月27日(水)10:08:共同通信記事より

  (利根川の土手から、後に見えるのは赤城山 2007年4月27日撮影)
夏休みに自転車で前橋市から東京ディズニーランド(TDL)まで走ろう-。群馬県は、県内の小学5年-中学3年の約30人が「利根川・江戸川サイクリングロード」約180キロを2泊3日の日程で走る自転車ツアーを企画している。県は、地球温暖化対策の一環として自動車から自転車利用への切り替えを訴えており、担当者は「自然環境とふれあえる自転車のよさを感じてほしい」と話している。


>利根川・江戸川サイクリングロードを利用するといっても、私が歩いた限りではサイクリングロードは途中途中で寸断されており、危険な渡橋や、道路工事による迂回、一般道での自動車(特に大型トラック)などとの接触の危険、さらには雷雨などお天気によっても行動が著しく左右される。主催する関係者は十分な下調べ(実際に担当が全行程を自転車で走ってみるなど)をされてから、実施されることを望む。

※付け足し:夏休みってかなり暑いんじゃないの?基本的に真夏とか真冬の土手で長時間行動するのはちょっとした「賭け」に近い気がする。私だったら春か秋にするな。

参考:利根川を歩いて海へ行こう→今年のゴールデンウィークに群馬昭和橋から銚子港まで歩いた記事。

中国製品から鉛! 子供向けグッズが危ない!

2007年06月27日 17時54分12秒 | 時事スクラップブック(論評は短め)
 (東京新聞6月26日付より)
中国製のラーメンの丼や土鍋、ストロー、クレヨン、さらには糖尿病治療薬からも鉛が検出されているとの報告があがっていると聞き驚いた。鉛はかなりいろんなものに使われていることや子どもは大人に比べ5倍も鉛の吸収率が高いというのも初めて知った。しかしながら、日本ではその対策はまだまだ手付かずのようなところがあり、早急に欧米並みの規制が必要だ。

歩く印象派が見た館林ロスト25年の会場風景

2007年06月27日 07時51分20秒 | 館林ロストと愉快な仲間たち
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おっ!健康診断の検〇カップか?
どうやら「ささくれ」君専用のお茶カップのようだ。

上:オートハープを逞しい手で奏でるささくれ君。ちょっとかわいい(?)

では、これは?
ピッカピッカのおろし立てのシューズで決めてきたのは・・・・・


このお方でした。シュガー・ヒル・ランブラーズのリーダーことワカタベ氏。
この日はトークが冴えわたっていましたね。シューズのせい?


さて、真剣な表情でビデオを撮るのはA市で山岳映画会を主催しているマサル氏。
私の大切な友人の一人だ。
1月のあかんべ山コンサートにも来場してくれた。
今回は2台のカメラを携えて、会場の表情を余すところなく撮影してくれた。
これから編集に入るとのことで、完成は8月とのこと。楽しみだ。

以下にマサル氏から寄せられた感想(私へのメールより)をご紹介する。

「ほぼ、収録できたのでいかようにも料理できます。試験段階の2カメは
リモコン操作をしないで会場をうろうろしてしまったこと、サブ用の三脚
がオモチャでもっとよいものが必要なこと。メイン三脚の高さが40センチ
足りなかった。
もう少し早めに踏み台などを調達しておくこと、などの課題が収穫です。
映像面ではまずまず、編集が多分8月過ぎてしまうのがロストの人たちに
申し訳ない。
結成当時の模様・・。録音・・。写真・。
1年目。5年目。10年目・・。使用前。使用後。のスライド上映があると、
気分転換。お楽しみコーナー、として更に盛り上がった気がします。メン
バー各人のスピーチは、 自分のことを話す機会だったためか、良く考え
られていて聞いていてなるほど、、と想いが伝わりました。
リーダーの話はこの際半分にしよう、との動議が提出されると思われます。
楽しかった。
ブログに演奏順に楽曲名を載せておいてください。
編集・・8月あたりから・・に利用します。
では、マサル。」

こちらの写真はあかんべ山・ロストとは切っても切れない音響師T氏。専属といってもいい、ロストやその仲間達の音の微妙な表現に細心の注意を払う。かのオ・寒氏も一目を置くのもよくわかる。静かな風貌だが音作りに秘めた情熱は熱い!

続く写真はステージ左手に掲げられたロストの「心意気」
(書いてくれたのはO町在住の書家K氏)
25年間も平和をテーマに唄い続けてきたってのも素晴らしいことだ!
なかなかできることじゃないよ。ねえ、〇木透さん!?


みんなで車座になってのミニ打ち上げ。もちろんアルコールはなし。
そういえば高校時代、山の高原でキャンプした時よくこうやって話し合ったなあ。


やっぱり、アルコールがないのは淋しかったのか・・・・・・。
ささくれ君のカップがぁ~~~~~!!!

「さけくれ」って これはあのお方の祟りかあ?

慰安婦決議案、米下院委が可決 「公式に認め謝罪を」

2007年06月27日 07時34分21秒 | 時事スクラップブック(論評は短め)
2007年06月27日02時38分 朝日COM

 米下院外交委員会は26日、従軍慰安婦問題で日本政府に対して明確に歴史的責任を認め、日本の首相が公式に謝罪するよう求める決議案を、一部修正のうえ賛成多数で可決した。決議に拘束力はないが、日本側の対応への不信は強く、ラントス外交委員長(民主党)も共同提案者に加わった。委員会通過後の日程は未定だが、本会議で採決されれば可決、採択される公算が大きい。

 決議案は「日本政府は、世界に『慰安婦』として知られる、旧日本軍が若い女性に性的な奴隷状態を強制した歴史的な責任を明確な形で公式に認め、謝罪し、受け入れるべきだ」と指摘。首相による公式な謝罪声明や、日本の若い世代への教育などを求めている。



追加記事

「アイム・ソーリー、難しい?」慰安婦決議巡り米議員
2007年06月27日10時55分

 26日、従軍慰安婦問題に関する決議案が大差で可決された米下院外交委員会。元慰安婦を支援する人々が詰めかけた委員会室で、議員らは次々に日本政府の明確な謝罪を求めた。

 ナチス・ドイツによるホロコースト(ユダヤ人大虐殺)の生存者であるラントス外交委員長は「国家の真の力は、その歴史のなかの最も暗い一幕を突きつけられた時に試される」と語った。戦後、謝罪を繰り返したドイツを「正しい選択だ」と評価。一方で日本は「歴史の記憶喪失」を進めていると嘆いた。

 ラントス氏は、14日付の米紙ワシントン・ポストに掲載された日本の国会議員らによる全面広告にも言及。「強制性を示す文書はない」とした内容を「慰安婦の生存者をけがすものだ」と批判し、下院が立ち上がるべきだ、と呼びかけた。

 議員からは「ただ、アイム・ソーリー(ごめんなさい)と言うことが、なぜそれほど難しいのか」(民主党のスコット氏)といぶかしむ声も。一方、決議案に反対した共和党のタンクレド議員は「日本の過去の過ちについて今の政府に何度謝罪を求めるのか」と疑問を投げかけた。

 決議案を提出した民主党で日系のマイク・ホンダ議員は記者団に、7月の第2週か第3週に本会議で採決にかけられるとの見通しを示した。
 今年1月末、民主党で日系のマイク・ホンダ議員(カリフォルニア州)と与野党の共同提案者の計7人が提出。2月に元慰安婦を招いて公聴会を開いた。日本政府は93年の河野官房長官談話を踏襲する立場を強調、反論していたが、安倍首相が3月に「当初、定義されていた(狭義の)強制性を裏付ける証拠がなかったのは事実」と発言すると、米メディアの激しい批判を浴びた。首相は4月の訪米でペロシ下院議長(民主党)やブッシュ大統領を前に慰安婦への謝罪を表明した。

 だが、米国ではこの問題を重要な人権問題と受け止めており、在米の韓国人団体の議員らへの働きかけもあって、決議案の共同提案者は増え続けた。21日にラントス委員長も加わり、計146人(下院の定数は435)に達した。

 同様の決議案は昨秋も外交委員会を通過したが、日本側が共和党のハスタート議長(当時)らに働きかけ、本会議での採決には至らなかった。今回は民主党主導の議会となり、人権問題に熱心なペロシ議長のもと、本会議で採択される可能性が高いと見られている。

 下院決議案は年間約500本が提出されており、通常は米メディアの関心も高くない。だが、超党派の国会議員計44人が14日付の米紙ワシントン・ポストに「強制性を示す文書はない」とする全面広告を出すなど日本側の一部の動きは米議会関係者らの反発を買い、今回の委員会採決のきっかけにもなった。