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森羅万象 ~ 歩く印象派

那須雪崩8人死亡

2017年03月28日 06時58分49秒 | 山関係のニュース(報道されたもの)

毎日新聞3月27日

 「引率教員に専門知識」教育長

雪崩が発生した那須温泉ファミリースキー場で捜索活動する救助隊=栃木県那須町で2017年3月27日午後4時12分、本社ヘリから長谷川直亮撮影

 

 

栃木県教委の宇田貞夫教育長は27日、那須温泉ファミリースキー場で起きた雪崩事故で8人が死亡したことを受け、宇都宮市の県庁で、記者会見し、「事故は誠に残念。事故の原因を調査し再発防止策に努める」と話した。

 県教委によると、講習会に参加したのは、大田原(大田原市)12人▽矢板中央(矢板市)3人▽矢板東(同市)7人▽宇都宮(宇都宮市)13人▽真岡(真岡市)8人▽真岡女子(同)4人▽那須清峰(那須塩原市)4人--の栃木県内7高校の生徒51人と、7校の教員11人。

 登山を中止し、雪をかき分けて歩くラッセル訓練の実施は県高体連登山専門部の委員長と副委員長の2人が相談して決めたとみられ、宇田教育長は「登山中止の判断は正しかったと思っている」と話した。なだれ注意報が出ている中での訓練については「専門知識のある複数のベテラン教員が引率している」などと説明した。

 スポーツ庁が原則として高校生の冬山登山をしないよう求めていることについては「専門知識のある人がいる講習会という位置づけなので」と言葉を濁した。講習会は、毎年同時期に同じ場所で行われるが、過去10年でトラブルはなかったという。【野口麗子】


北アルプスで登山客の遭難相次ぐ…計6人不明

2014年08月17日 01時17分45秒 | 山関係のニュース(報道されたもの)

2014年08月16日 23時57分 読売新聞

 岐阜県高山市と富山市、長野県松本市の北アルプスで16日、登山客の遭難が相次ぎ、計6人が行方不明となっている。

 大雨などの悪天候が影響したとみられる。岐阜、富山、長野の各県警は16日の捜索をいったん打ち切り、きょう17日朝から捜索を再開する。

     ◇

 16日午後1時20分頃、長野県松本市の北アルプス・穂高連峰で、広島県福山市北本庄、会社員藤石典万(のりかず)さん(55)が行方不明になったと、登山仲間から警察に通報があった。悪天候で現場に近付くことができず、松本署は、天候の回復を待って17日以降に捜索を行う。

 同署の発表によると、藤石さんは13日、仲間3人と上高地から入山。14日からは単独で奥穂高岳(3190メートル)を目指していた。15日早朝、家族に「奥穂高にいるが、雨なのでこれから下山する」と電話して以降、連絡が取れないという。

     ◇

 16日午前11時50分頃、岐阜県高山市奥飛騨温泉郷神坂の北アルプス右俣林道付近で、登山者3人が増水した沢に流された。県警高山署の発表によると、登山者から「人が流されたようだ」と110番があり、その後、現場近くの山小屋「槍平(やりだいら)小屋」からも「男性2人、女性1人が増水した沢に流されたのを登山者が目撃した」と通報があった。

 槍平小屋によると、行方不明になっている3人は、60歳代男性2人と50歳代女性1人。男性2人は広島県から男女7人で登山に来ていた。女性は福井県から夫婦で訪れていたといい、夫は自力で避難したが、負傷しているという。

 岐阜地方気象台によると、高山市では14日から雨が断続的に降り続き、当時、大雨洪水注意報が発令されていた。

 県警は悪天候のため、ヘリコプターによる捜索は見合わせ、山岳警備隊員10人が午後5時40分まで歩いて捜索したが、見つからなかった。17日午前7時から捜索を再開する。

 同署によると、現場は槍ヶ岳(3180メートル)と「新穂高ロープウェイ」新穂高温泉駅の中間地点の登山道。3人は登山道を下っている途中、増水した沢を渡ろうとしたとみられるという。

          ◇

 16日午前9時頃、富山市の北アルプス・赤木岳(2622メートル)の赤木沢で、沢登りをしていた男女2人が行方不明になったと、仲間の会社員男性(62)が富山県警山岳警備隊に救助を要請した。同隊が捜したが見つからず、17日朝に捜索を再開する。

 発表によると、2人は京都市下京区、会社役員生(せい)千歳(ちとし)さん(67)と同市山科区、辻なち子さん(65)。いずれも同市内の山岳会に所属し、会社員男性と3人で14~16日の日程で沢登りをする計画だった。

 3人は15日午前10時頃に赤木沢に到着。沢は雨で増水しており、2人は沢を渡ったが、男性は渡らずに別ルートを進んだ。男性は夕方に宿泊先の小屋に着いたが、2人の姿はなく、その後も連絡が取れないため、小屋に駐在する同隊員に救助を求めたという。

 2人は簡易テントや行動食を持っていたという。

2014年08月16日 23時57分

山で発病、遭難急増 今年すでに23人…富山

2012年08月29日 19時32分13秒 | 山関係のニュース(報道されたもの)
2012年8月29日読売新聞 より
多くの観光客や登山客でにぎわう室堂駅周辺(今月16日)

 富山県内で今年起きた山岳遭難(8月27日現在、計87人)で、「発病」が原因となったのは23人に上り、昨年1年間の22人を上回ったことがわかった。

 中高年の登山ブームが背景にあり、高地での発病リスクに詳しい医師は「気圧が低く酸素が薄い高所では、持病が悪化する危険性が高い。体調が少しでも悪いと思ったら、無理をしないでほしい」と注意を呼びかけている。

  県警地域室によると、登山中に救助要請があった山岳遭難者数は、今年1月から8月27日までの累計で87人。このうち「発病」が原因だったのは23人 (26・4%)で、昨年同時期の遭難者92人中16人(17・4%)を大きく上回った。今年7月28日には北アルプス・剱岳(2999メートル)に向かっ ていた横浜市の男性(60)が手前の前剱(2813メートル)で心臓発作を起こし、死亡した。持病の狭心症が悪化したとみられる。

 11年 の1年間の山岳遭難者132人のうち「発病」は2番目に多い22人(16・7%)で、2人が死亡した。最も多かったのは「転倒」の38人(28・8%)。 3番目は「滑落」15人(11・4%)だった。11年までの5年間、「発病」による遭難者は全体の2割前後で推移し、遭難原因の1~2位を占めている。

 国立登山研修所(立山町)で医療講師を務める黒部市民病院の田辺隆一医師(60)は今年、「発病」が多い理由について、「天候の良い日が多かったため、慣れない中高年が登山をするケースが多かったのではないか」と話す。

  田辺医師によると、標高2450メートルの立山・室堂付近では、気圧と空気中の酸素量が平地の約8割に下がる。酸素量が減ると、心拍数は多い人で2~3倍 になり、最高血圧は200程度まで上がる。狭心症や不整脈などの持病を持つ人は、心臓に血液を送る冠状動脈の血流量が減り、発作を起こす危険が高まるとい う。

 血糖降下剤を服用する糖尿病患者も注意が必要。運動量の多い登山では、思った以上に血液中の糖を消費するため、低血糖に陥り、意識が もうろうとして昏睡したりすることがある。また、脳や肺に水がたまる脳浮腫や肺水腫などの急性高山病を発症することもある。寝不足や風邪気味の状態だと症 状が悪化しやすく、ひどい場合、呼吸困難や神経まひに陥ることがある。

 田辺医師は「高山病は、高所に着いてから30分ほど休み、体を慣らすことで発病リスクを軽減できるが、持病のある人は事前に医師に相談してほしい」と話す。

 日本登山医学会(東京)はホームページ(http://www.jsmmed.org/)で注意点などを紹介、メール(bureau1@jsmmed.org)で質問も受け付けている。

(2012年8月29日 読売新聞)


尾瀬で落雷、男性死亡 群馬、女性もけが

2012年05月29日 06時06分08秒 | 山関係のニュース(報道されたもの)

2012年5月29日 00時06分 東京新聞

 28日午前10時半ごろ、群馬県片品村の尾瀬ケ原で男女2人が落雷に遭い、60歳ぐらいの男性が死亡した。50歳ぐらいの女性も口のあたりに軽傷を負ったが、命に別条はない。

 沼田署によると、女性が現場近くの「竜宮小屋」に駆け込み、小屋の職員が119番した。県の防災ヘリコプターが午後3時ごろ、2人を救助したが、同県沼田市の病院で男性の死亡が確認された。沼田署が身元確認を進めている。

 現場では午前10時半ごろから雷が鳴り、強い雨やひょうが降っていたという。

 前橋地方気象台によると、28日午前4時ごろから県内全域に雷注意報が出ていた。

(共同)

夏山の軽装で出発、一転零下2度 白馬岳で死亡の6人

2012年05月06日 10時41分07秒 | 山関係のニュース(報道されたもの)

2012年5月6日8時30分 asahicom

 死者8人の大量遭難——。全国から登山者が集まるゴールデンウイークの北アルプスで、今年も遭難事故が起きた。この時期、3千メートル級の高山の天気は急変しやすい。亡くなったのは、いずれも60歳以上の男女だった。

 長野県警によると、白馬岳を目指した6人は、北九州市の小児科医岡崎薫さん(75)の呼びかけで集まった医師を中心とするパーティー。

 3日から2泊3日で、長野県小谷(おたり)村の栂池(つがいけ)から白馬岳を往復する予定だった。3日夜は栂池ヒュッテに宿泊。4日午前5時半、全員が弁当を2人前ずつ持って白馬岳へと向かった。

 岡崎さんと外科医井上義和さん(66)は登山の経験が豊富だったらしい。福岡県医師会の野田健一副会長は「井上さんはアフリカのキリマンジャロなど国外の登山経験が豊富。岡崎さんは日本アルプスなどをよく登っていた」と話す。


春山急変の北アで8人遭難死…中高年、軽装も

2012年05月06日 10時24分48秒 | 山関係のニュース(報道されたもの)

(2012年5月6日01時20分  読売新聞)

 長野、岐阜県の北アルプスで4日、中高年の登山者計13人が遭難し、うち8人の死亡が5日、確認された。

 長野県白馬(はくば)村の白馬(しろうま)岳 (2932メートル)では4日午後5時40分頃、いずれも北九州市の男性6人と連絡がつかないと、家族から県警大町署に通報があった。5日午前8時頃、別 の登山者が近くの尾根で6人が倒れているのを発見。県警ヘリコプターが収容したが、全員の死亡が確認された。死因はいずれも低体温症だった。

 6人のうち5人は、白馬岳北側の尾根で身を寄せ合うように倒れ、40~50メートル離れたところで1人が倒れていた。全員が下着とシャツの上にジャンパーや雨がっぱの軽装だったという。

 遭難した6人は3日から2泊3日の日程で同県小谷(おたり)村の栂池(つがいけ)高原から入山し、3日は同高原の山小屋に宿泊。4日は白馬乗鞍岳(2469メートル)と白馬岳を経由し、近くの山小屋に泊まる予定だった。4日の現地は午後から天候が急変し風が強まり、吹雪になった。気温も午後6時に氷点下2・3度まで冷え込んだという。

 また、同県大町市の爺(じい)ヶ岳(2670メートル)山頂付近では5日午前、女性が意識不明の状態で倒れているのが見つかり、県消防防災ヘリで収容されたが死亡が確認された。

 発表によると、死亡したのは大阪市住之江区新北島、会社員宗和住摩子(そうわすまこ)さん(62)。死因は低体温症とみられる。宗和さんは4日に単独で入山し、同日午後5時半頃、携帯電話で「吹雪で身動きが取れない」と山小屋関係者に連絡があって以降、行方がわからなくなっていた。

 岐阜県高山市の涸沢(からさわ)岳(3110メートル)では4日午後7時頃、福岡県の男女6人が動けなくなり、穂高岳山荘(2983メートル)に救助を要請。岐阜県警山岳警備隊員らが同山荘へ運んだが、福岡県大牟田市新地町、無職吉野和記(かずき)さん(71)が低体温症で死亡。他の5人は5日午後、岐阜県警ヘリで高山市内に搬送されたが、命に別条はないという。

(2012年5月6日01時20分  読売新聞)

 

 

 

 

 


立山に氷河か、国内で初めて確認の可能性

2011年11月15日 22時53分10秒 | 山関係のニュース(報道されたもの)
  • (2011年11月15日14時03分  読売新聞)
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剱岳の小窓雪渓にあるクレバスの内部を調査する研究チーム(今年9月頃、立山カルデラ砂防博物館提供)

 富山県の北アルプス・立山連峰で氷河が現存することが国内で初めて確認される可能性が出てきた。

 立山カルデラ砂防博物館(富山県立山町)の研究チームが、雪渓内の氷塊が流動しているのを観測し、15日、東京都立川市で開かれた極域気水圏シンポジウム(国立極地研究所主催)で発表した。

 氷河は、一年中解けず、重みで長期間、流動する氷の塊。日本雪氷学会から認定されれば、極東アジアでは、ロシアのカムチャツカ半島とされる氷河の南限が一気に下ることになる。

 研究チームが調査した氷塊は、立山の主峰・雄山(おやま)(3003メートル)の東側斜面にある御前沢(ごぜんざわ)雪渓と、剱岳(2999メートル)北方稜線(りょうせん)の 東側にある三ノ窓雪渓と小窓雪渓の計3か所。御前沢の氷塊は長さ700~800メートル、幅が最大250メートル、厚さ最大30メートル。三ノ窓は長さ約 1キロ、幅100メートル以上、厚さ30メートル以上で、小窓は長さ約1キロ、幅150メートル以上、厚さ20~30メートルだった。

(2011年11月15日14時03分  読売新聞)


新燃岳と桜島「噴火の懸念」 火山噴火予知連絡会

2011年10月11日 22時45分36秒 | 山関係のニュース(報道されたもの)

朝日COM2011年10月11日20時53分

 気象庁の火山噴火予知連絡会は11日、全国の火山活動について、九州の新燃岳と桜島で、今後、噴火活動が活発化する懸念があるとする現状報告をまとめた。新燃岳と桜島は現在、入山規制が行われる噴火警戒レベル3になっている。

 新燃岳は、1月下旬から本格的な噴火が始まり、その後も噴火を繰り返している。同庁は全地球測位システム(GPS)を使って周辺の観測を継続。新燃岳の 北西数キロメートルの地下にあるマグマだまりが、1月から2月1日にかけての噴火後に急激に縮んだものの、その後膨張を続けていることが分かっている。

 同会によると、地下のマグマだまりには、噴火で放出された量の半分以上のマグマが、新たに供給されていると見られる。そのため、今後爆発的な噴火の可能性があり、噴石や降灰などへの警戒が必要だという。

 一方、桜島の昭和火口では、爆発的なものも含めた噴火の回数が6月の45回から9月には204回へと増加。今後マグマの供給量が増え、さらに噴火活動が活発になる可能性もあり、噴石や火砕流に警戒が必要という。


北アルプス剣岳で遭難相次ぐ 1人死亡、2人重傷

2011年08月28日 19時38分48秒 | 山関係のニュース(報道されたもの)

2011年8月28日 13時18分

 28日午前8時45分ごろ、富山県の北アルプス・剣岳(2999メートル)の尾根で、男性が谷に転落しているのを富山県警山岳警備隊員が見つけ、間もな く死亡が確認された。この事故の直前には現場近くで落石があり、登山していた70代の男性に当たったほか、60代の女性が避けようとして誤って登山道から 転落した。県警のヘリコプターが救助し病院に搬送したが、2人はいずれも骨折し重傷という。


奥穂高で落石、愛媛の会社員死亡 8歳孫は重体

2011年08月07日 18時09分27秒 | 山関係のニュース(報道されたもの)
2011年8月7日13時33分

 

 


7日午前7時20分ごろ、長野県の北アルプス奥穂高岳で、愛媛県四国中央市の会社員大西家康さん(62)と孫の同市、小学生白川明人君(8)が落石に 遭った。松本署によると、県警ヘリが救助し、同県松本市内の病院に収容したが、大西さんは死亡が確認された。白川君は意識不明の重体という。現場はザイテ ングラードと呼ばれる場所で、標高約2600メートル。同署が、遭難した状況について調べている。

 大西さんらは、大西さん夫妻と孫の3人パーティーで、5日に上高地から入山し、7日朝、下山する途中だった。大西さんの妻は無事だった。