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森羅万象 ~ 歩く印象派

時間の流れで標高を計測 東京と埼玉、15メートルの差

2016年08月16日 02時27分23秒 | 地球の不思議・宇宙の不思議

「光格子時計」を説明する香取秀俊東大教授=10日、東京都文京区の東大

 

2016年8月16日 02時03分  東京新聞 より

 

重力が大きいところでは時間がゆっくり進むとするアインシュタインの相対性理論に基づき、東京都と埼玉県で標高の差によって生じる重力のわずかな 違いのために時間の進み方が異なることを計測し、標高差を約15メートルと算出できたと東京大などのチームが15日付の英科学誌電子版に発表した。

香取秀俊東大教授が開発した160億年に1秒しかずれない「光格子時計」を使った成果で、実測の標高差と数センチしか違わなかった。時計を使って大地の測量が可能なことを、実用レベルで実証したのは初めて。

(共同)

>「光格子時計」なるものを初めて知りました!

※ 光格子時計の詳細は以下を参照

http://www.nict.go.jp/publication/NICT-News/1110/01.html

 


海底が謎の隆起、海面10m超の高さに 知床半島の沿岸

2015年04月25日 02時11分38秒 | 地球の不思議・宇宙の不思議

以下の朝日の記事には正直驚いた!

 

 北海道の知床半島で24日、海岸線沿いの海底が隆起し、

新たな陸地になっているのを近くの住民らが見つけた。

地元は騒ぎになっている。

 現地は知床半島南東側の羅臼町春日町付近で、住民に

よると24日朝、海岸で昆布拾いをしていた女性が、海

岸が若干高いことに気づいた。昆布拾いを終えて帰宅し

ようとしたところ、隆起は自分の背丈を超えていたという。

 同日夕、地元の羅臼漁協の田中勝博組合長らが確認。

目測では隆起は長さ500メートル以上、幅は広いとこ

ろで30~40メートルで高さは海面から10~20メ

ートルほど。隆起した岩についたウニや昆布に、カモメ

やカラスが群がっていたという。

 

 

 田中組合長は「音も揺れもなかったと聞いている。

こんなことは初めて」と話し、海面下の状況を近く調

べるという。北海道大大学院理学研究院地震火 山研究

観測センターの谷岡勇市郎教授(地球惑星科学)は

「(NHKが流した)ニュース映像から判断し、海岸

線が隆起したのは間違いないが原因はわからな い」と

話す。(神村正史)

 2015年4月25日00時14分  朝日新聞デジタルより

 

今月10日には茨城県鉾田市の海岸10キロ以上にわたって約

150頭ものイルカが打ち上げられているのが発見されたと

いう報道があったばかりだ。


北極圏、12万年前は8度も温暖 グリーンランドの氷床分析

2013年01月24日 06時30分50秒 | 地球の不思議・宇宙の不思議

 

 2013年1月24日 05時27分 東京新聞

 北極圏のグリーンランド北部の気温は12万6千年前には今よりも8度も高かったことが、同地域の氷床の分析で分かったと、国立極地研究所などが参加する国際チームが24日付の英科学誌ネイチャーに発表した。

 「最終間氷期」と呼ばれる13万~11万5千年前の気候を氷床から探る14カ国の共同研究「NEEM」の初成果。当時は現在よりも温暖だったとされるが、これまでデータが不十分だった。将来の地球温暖化予測に役立つという。

 地球では、過去200万年以上にわたって寒い氷期と暖かい間氷期が繰り返されてきた。

(共同)

2億1500万年前に巨大隕石=木曽川地層に証拠―大絶滅の原因か・鹿児島大など

2012年11月06日 06時19分49秒 | 地球の不思議・宇宙の不思議

時事通信 11月6日(火)6時7分配信

 約2億1500万年前にアンモナイトなどが絶滅した原因とみられる巨大隕石(いんせき)衝突の証拠を、鹿児島大などの研究チームが5日までに発見した。 隕石と絶滅の関係では、恐竜などを滅ぼした中生代白亜紀末(約6500万年前)の隕石衝突が有名だが、衝突の証拠を捉えたのは珍しいという。論文は米科学 アカデミー紀要電子版に掲載される。
 古生代三畳紀後期(約2億~2億3700万年前)には、アンモナイトなどの種が大規模に絶滅した。カナダ・ケベック州のマニクアガンクレーターを作った直径数キロ規模の巨大隕石衝突が原因の一つとされるが、衝突の証拠が見つかっていなかった。
 鹿児島大の尾上哲治助教らの研究チームは、岐阜県坂祝町の木曽川河床の地層を採取。鉱物などを詳しく調べた結果、地球の表層にほとんどなく、隕石に特有 のイリジウムなど6種類の白金属元素を、通常の50~2000倍の濃度で検出した。白亜紀末の地層で見られる特殊な鉱物も含まれており、衝突で巻き上がっ たちりが降り積もったと分かった。
 地層の上下には海洋プランクトン類の化石も含まれており、衝突時期を約2億1500万年前と特定。北米付近でアンモナイトや哺乳類型は虫類などの大規模絶滅が起きた時期に当たるという。 


氷期:10万年周期で気温低下、仕組みを解明 温暖化予測の精度向上、期待--北大チームなど

2012年10月04日 06時49分14秒 | 地球の不思議・宇宙の不思議

毎日新聞 2012年10月04日 東京朝刊

 約10万年周期で起きており、年平均気温が今より約8度低い「氷期」を起こした新たな仕組みを、国立極 地研究所と北海道大のチームが南極の氷の分析で明らかにした。硫酸塩という微粒子(エアロゾル)が大気中で増えて雲ができやすくなり、太陽光が遮られたと いう。地球温暖化の予測精度向上につながる成果で、4日付の英科学誌ネイチャー電子版に掲載された。

 南極大陸にある日本の「ドームふじ基地」(標高3810メートル)で、約30万年前までの大気を閉じ込 めた氷を掘削。氷を、ドライアイスのように気体に昇華させて硫酸塩をフィルターでこし取る装置を開発して含有量を調べ、そこから各年代での大気中の存在量 を導いた。その結果、氷期での硫酸塩は、氷期以外の暖かい時期「間氷期」より多く、硫酸塩の増加による気温低下は、8度のうち最大で5度になると試算した。

 硫酸塩は、さまざまな産業活動で生じる大気汚染物質。温暖化現象をめぐっては、二酸化炭素濃度が上がっ ているのに気温が下がった時期がある。原因として硫酸塩が指摘されたが、影響の程度は謎だった。北大の飯塚芳徳・助教は「気温と硫酸塩の関係が分かり、温 暖化を高精度に予測できるようになる」と話す。【野田武】


土星を横切るタイタン 無人探査機が季節の変化とらえる

2012年08月30日 18時48分46秒 | 地球の不思議・宇宙の不思議

土星を横切るタイタン 無人探査機が季節の変化とらえる

2012.8.30 10:41 宇宙
土星と、その前を最大の衛星タイタンが横切る様子。無人探査機カッシーニがとらえた(NASA提供)

土星と、その前を最大の衛星タイタンが横切る様子。無人探査機カッシーニがとらえた(NASA提供)

 土星の前を最大の衛星タイタンが横切るシーンを、無人探査機カッシーニがとらえ、米航空宇宙局(NASA)が29日、画像を公開した。

 太陽を約29年かけて周回する土星では、地球より長い時間をかけて季節が変化する。カッシーニが土星に到着した8年前に比べると、冬を示す薄い青みを帯びた部分が北半球で薄れ、南半球で濃くなっているという。

 タイタンの直径は地球の約4割。カッシーニは季節によって土星や衛星の様子がどのように変化するかを調べている。(共同)


火星は水の星だった 30億年以上前の大洋の地図発表

2012年06月28日 00時23分25秒 | 地球の不思議・宇宙の不思議

写真:火星探査機「マーズ・エクスプレス」の観測から存在が推定される大昔の火星の大洋(青く着色した部分)=欧州宇宙機関提供拡大

火星探査機「マーズ・エクスプレス」の観測から存在が推定される大昔の火星の大洋(青く着色した部分)=欧州宇宙機関提供

 

 欧州宇宙機関(ESA)は、30億年以上前に火星の表面に存在したと考えられる大きな海の地図を発表した。火星を周回中の無人探査機「マーズ・エクスプレス」の観測から作図した。

 現在の火星は寒く、水は主に氷の形で存在する。しかし地下60~80メートルまで調べられるマーズ・エクスプレスのレーダー観測で、氷を多く含むと考え られる堆積(たいせき)物が北半球の広い範囲で見つかった。これらの氷は火星が温暖だった40億年前ごろや地熱の放出が多かった30億年前ごろには解け、 海を作っていたらしい。

 大昔の火星に海があったらしいことは、地形などからこれまでも推定されていた。

 

朝日新聞2012年2月9日より


775年に宇宙から強放射線か

2012年06月04日 06時22分35秒 | 地球の不思議・宇宙の不思議
6月4日 5時52分NHK

樹齢の長い屋久杉を名古屋大学などの研究グループが調べたところ、奈良時代後半の西暦775年に宇宙から地球に強力な放射線が降り注いだとみられることが分かり、宇宙の現象と地球環境の関わりを探る手がかりになると注目されています。

名古屋大学太陽地球環境研究所の増田公明准教授らの研究グループは、宇宙からの放射線「宇宙線」などの影響で変化した「放射性炭素」に注目し、樹齢およそ1900年の屋久杉の年輪に含まれる放射性炭素の量を測定しました。
その結果、奈良時代後半の西暦775年の層に通常のおよそ20倍の放射性炭素が含まれていることが分かり、研究グループによりますと過去3000年間で降り注いだ最も強力な放射線とみられています。
原 因は特定されていませんが、地球の比較的近くで発生する「超新星爆発」や太陽の表面で起きる可能性が指摘されている巨大な爆発「スーパーフレア」などの激 しい現象が考えられるとしています。増田准教授は「当時の地球環境が影響を受けた可能性があり、今後の研究で宇宙からの放射線が増えると地球で何が起こる かを予想できるようになる」と話しています。この研究は、4日発行のイギリスの科学雑誌「ネイチャー」電子版に掲載されます。


NASA「銀河系、アンドロメダ銀河と40億年後衝突」

2012年06月03日 12時06分21秒 | 地球の不思議・宇宙の不思議

2012/6/2 21:21日経

 【ワシントン=共同】地球がある銀河系は40億年後には近隣のアンドロメダ銀河と衝突する――。こんな分析結果を米航空宇宙局(NASA)のチームがハッブル宇宙望遠鏡を使った観測で導き出し、1日までに発表した。

 ただ、双方の銀河には十分な隙間があるため、星の衝突はないという。NASAは「将来、太陽は今よりもさらに銀河の中心から離れた位置にあるかもしれないが、太陽や地球が破壊されることはない」とコメントしている。

 チームはハッブルの観測で得られたデータを基にコンピューターを使って二つの銀河の将来の位置を予測した。すると、二つの銀河は重力で引きつけられて40億年後に衝突し、その後分離と衝突を繰り返して、60億年後に一つの銀河に融合するという結果となった。

 アンドロメダ銀河と銀河系が接近していることは知られていたが、衝突するかどうかは科学者の間で意見が分かれていたという。

 アンドロメダ銀河は地球から約250万光年離れた比較的近い位置にあり、時速約40万キロメートルで地球に近づいている。


広範囲で観測できるのは平安時代以来932年ぶり!

2012年05月21日 07時55分22秒 | 地球の不思議・宇宙の不思議

シルバーリング、天空に輝く…各地で金環日食

読売新聞 5月21日(月)7時44分配信

 太陽の中心部が月に隠される金環日食が21日午前7時半頃、九州南部から福島県南東部にかけての太平洋地域各地で起きた。

 これほど広範囲で観測できるのは平安時代以来の932年ぶり。

 金環日食が見えない地域でも、大きく欠ける部分日食は観測できる。国内の日食は午前9時半頃までにすべて終わる。

          ◇

 太陽を見るときには、必ず日食めがねを使用すること。1秒でも太陽を直視すると網膜を痛める恐れがあるので、ちらりと見るだけでも厳禁。普通のサングラ スや黒い下敷きでは、十分な安全性は確保できない。消費者庁は「蛍光灯にかざし、明るくて蛍光灯の形がはっきり見えるめがねは使わないで」と呼びかけてい る。