物語
かなり近代に近いとしか思えない変な戦国時代のとあるウェスタン村(根畑=“ネバダ”と読む)にあるという金塊を狙って源平の末裔が紅白にわかれて住みついている。源氏の頭領は義経、平家の頭領は清盛。もともと村に住んでいたネイティブ達は、源平の暴力抗争に耐えきれずほとんどが離散。そこを通りがかった凄腕のガンマンの争奪から、源平の力のバランスが崩れ出し、これまでのいきさつが次々と明らかになっていく。そして・・・。
全編英語で会話が進み、まるで新春かくし芸大会「英語劇」を観ているようだった。「スキヤキウェスタン」が「マカロニウェスタンに対する」ものだということはすぐわかる。チャンバラ+ガンアクションのないまぜや衣装やセットなど時代の設定は摩訶不思議でパラレルワールドに間違って迷い込んだかの様な気持ちにさせる。随所にオタク好みの嗜好(わかる人にはわかり、そうでない人にはまったくチンプンカンプン)が凝らされている。まさにおたくのために作られたような映画である。(体育会系の方はこの映画、観ない方がよい。)
村の入り口に立つ巨大な鳥居は「ラストサムライ」にもあった。ガトリングスをぶっ放すのも「ラストサムライ」だ。冒頭の富士山の絵を背景にしたシーンは「真夜中の弥次さん喜多さん」みたいだった。黒澤の「用心棒」が全体の下敷きになっているのは間違いない。香川の保安官は「ロード・オブ・ザ・リング」のゴラムのパロか。ジョジョネタも見逃せない。タランティーノの車椅子姿はジョジョ第5部のポルナレフを彷彿させるし、何よりも平八がイタリアへ渡るというのがらしくていい。ラストシーンはもちろん「シェーン」のパロ。シェクスピアの「ヘンリ-6世」も登場するが、どうしてか?という疑問を持った方は劇場へGO!
かなり近代に近いとしか思えない変な戦国時代のとあるウェスタン村(根畑=“ネバダ”と読む)にあるという金塊を狙って源平の末裔が紅白にわかれて住みついている。源氏の頭領は義経、平家の頭領は清盛。もともと村に住んでいたネイティブ達は、源平の暴力抗争に耐えきれずほとんどが離散。そこを通りがかった凄腕のガンマンの争奪から、源平の力のバランスが崩れ出し、これまでのいきさつが次々と明らかになっていく。そして・・・。
全編英語で会話が進み、まるで新春かくし芸大会「英語劇」を観ているようだった。「スキヤキウェスタン」が「マカロニウェスタンに対する」ものだということはすぐわかる。チャンバラ+ガンアクションのないまぜや衣装やセットなど時代の設定は摩訶不思議でパラレルワールドに間違って迷い込んだかの様な気持ちにさせる。随所にオタク好みの嗜好(わかる人にはわかり、そうでない人にはまったくチンプンカンプン)が凝らされている。まさにおたくのために作られたような映画である。(体育会系の方はこの映画、観ない方がよい。)
村の入り口に立つ巨大な鳥居は「ラストサムライ」にもあった。ガトリングスをぶっ放すのも「ラストサムライ」だ。冒頭の富士山の絵を背景にしたシーンは「真夜中の弥次さん喜多さん」みたいだった。黒澤の「用心棒」が全体の下敷きになっているのは間違いない。香川の保安官は「ロード・オブ・ザ・リング」のゴラムのパロか。ジョジョネタも見逃せない。タランティーノの車椅子姿はジョジョ第5部のポルナレフを彷彿させるし、何よりも平八がイタリアへ渡るというのがらしくていい。ラストシーンはもちろん「シェーン」のパロ。シェクスピアの「ヘンリ-6世」も登場するが、どうしてか?という疑問を持った方は劇場へGO!