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森羅万象 ~ 歩く印象派

極東で1カ月内にM7級地震予測 ロシア・カムチャツカ当局

2012年02月13日 22時01分28秒 | 歩く印象派
2012年2月13日 20時13分 【ウラジオストク共同】
 ロシア極東のカムチャツカ地方政府は13日、地元のロシア科学アカデミーの地球物理学研究者による予測として、今後1カ月以内に 同地方南部でマグニチュード(M)6~7の地震が発生する可能性があると発表、住民に注意を呼び掛けた。研究者によると、1月に異なる八つの地震予測方法 で同時に異常を観測。地震発生の場合、カムチャツカ半島南部から千島列島にかけての地域が震源地になると予測した。

火星は水の星だった 30億年以上前の大洋の地図発表

2012年02月09日 21時44分28秒 | 地球の不思議・宇宙の不思議

 

写真:火星探査機「マーズ・エクスプレス」の観測から存在が推定される大昔の火星の大洋(青く着色した部分)=欧州宇宙機関提供拡大火星探査機「マーズ・エクスプレス」の観測から存在が推定される大昔の火星の大洋(青く着色した部分)=欧州宇宙機関提供

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2012年2月9日20時6分朝日

 欧州宇宙機関(ESA)は、30億年以上前に火星の表面に存在したと考えられる大洋の地図を発表した。火星を周回中の無人探査機「マーズ・エクスプレス」の観測から作図した。

 現在の火星は寒く、水は主に氷の形で存在する。しかし地下60~80メートルまで調べられるマーズ・エクスプレスのレーダー観測で、氷を多く含むと考え られる堆積(たいせき)物が北半球の広い範囲で見つかった。これらの氷は火星が温暖だった40億年前ごろや地熱の放出が多かった30億年前ごろには解け、 大洋を作っていたらしい。

 大昔の火星に大洋があったらしいことは、地形などからこれまでも推定されていた。


薩摩川内、マングースを初捕獲 鹿児島県が発表

2012年02月05日 21時34分32秒 | 時事スクラップブック(論評は短め)

2012年2月4日 18時43分 共同

 鹿児島県の薩摩川内市で初めて捕獲されたマングース=4日午後、鹿児島市

写真

 鹿児島県は4日、同県薩摩川内市内で初めてマングースを捕獲したと発表した。希少種を捕食する外来生物として生息域の拡大が懸念されており、同市での生息が写真で確認されていた。

 県自然保護課によると、同日午前11時10分ごろ、同市高江町の水田脇に設置された金属製の籠状のわなにかかっているのを、見回りをしていた職員が発見した。成獣とみられ、今後解剖して性別や年齢、食べた餌の種類などを調べる。

 マングースは「特定外来生物」に指定され、飼育や生体の移動が禁止されている。


富士山噴火で首都圏の携帯電話通話不可、飢饉に陥る恐れも

2012年02月04日 22時28分06秒 | 時事スクラップブック(論評は短め)

2012.02.04 07:00

東京大学地震研究所の平田直教授のチームが発表した衝撃的な数値が、読売新聞の見出しに躍ってからわずか5日後のことだった。山梨県東部富士五湖を 震源とするM5級の地震が1月28日の午前7時44分から54分にかけて連発。最大で震度5弱を記録する揺れが2度も発生した。

首都直下型地震と東海・東南海・南海の3連動地震、加えて富士山の噴火の危機に立たされている私たち。専門家たちが指摘するこの最悪のシナリオはどんな被害をもたらすのか。

富士山が噴火した場合、内閣府の富士山ハザードマップ検討委員会が想定した被害額は最大2兆5000億円にものぼる。同委員会は最悪の場合として、 溶岩や火山灰などによって通行不能になる道路は最大1万4600km、運航不能になる飛行機は1日あたり515便、漏電による停電は最大で108万世帯に も及ぶという。

立命館大学歴史都市防災研究センターの高橋学教授は語る。

「日本の大動脈である東海道の主要な道路や鉄道は全て崩壊してしまうでしょう。大地震の後に噴火してしまったら、救援物資も届かなくなってしまう。 火山灰に弱い飛行機は飛ぶことができず、食料の輸入も難しくなってしまうでしょう。稲作は0.5cm、畑作や畜産は2cm以上の火山灰で1年間収穫が望め ない。輸入が絶たれた状況では飢饉が訪れてもおかしくありません」

火山灰が2cm以上積もる場所では、気管支などの健康被害が考えられるほか、農業も不可能となる。しかし、高橋氏が最も危惧するのは、首都圏に集中する通信網だ。

「静岡・山梨から首都圏で火山灰が1cm積もる場所は、大規模な停電が起きる可能性があります。すると、テレビやラジオなど首都圏の通信網が途絶え てしまうだけでなく、大気を舞う火山灰の影響で携帯電話もつながりにくくなる。全国的に何の情報もはいって来ず大きなパニックに陥るでしょう」(前出・高 橋氏)

さらに、死傷者についてはまったく想定していない富士山ハザードマップ検討委員会だが、これに異を唱えるのが、火山活動に詳しい千葉大学大学院理学研究科准教授の津久井雅志氏だ。

「噴火の際に、山の半分から3分の1ほどが崩れる山体崩壊が起きてしまう可能性を政府はまったく想定していません。もし崩れるようなことがあれば、土砂の速さは最大時速100kmを超えることもあります。

川に沿って土砂は流れ、海まで達するでしょう。1792年に雲仙普賢岳が噴火し、山体崩壊が起きたときには1万5000人もの人が亡くなりました。現在の山梨・静岡の人口を考えれば、最低でも15万人、10万世帯にものぼる被害となるでしょう」

気象庁は、今回の地震と富士山噴火の関連性はないとしているが、危機意識をしっかりもつ必要がありそうだ。

※女性セブン2012年2月16日号


専門家が指摘 「富士山が噴火した9世紀と今は酷似している」

2012年02月04日 22時26分45秒 | 時事スクラップブック(論評は短め)

2012.02.03 16:00

東京大学地震研究所の平田直教授のチームによる「首都直下型のM7級地震が4年以内に70%の確率で発生する」という試算が大きな波紋を呼んでいるなか、1月28日に山梨県東部富士五湖を震源とするM5級の地震が午前7時44分から54分にわたって連発した。

首都直下型地震だけでなく、東海地震、そして富士山噴火の可能性もささやかれているが、火山活動に詳しい千葉大学大学院理学研究科准教授の津久井雅志氏は、現在の状況は平安時代前半の9世紀に酷似していると指摘する。

「1983年と2000年に三宅島で、1986年には大島で噴火が起きましたが、9世紀にも伊豆諸島で大噴火が起きています。そして2000年の鳥 取県西部、2004年の新潟中越の地震は、9世紀にも同じような場所で発生している。さかのぼると、1964年の新潟、1983年の日本海中部で起きた地 震も同じ。そして、9世紀最大級の地震である貞観三陸地震があった場所で今回の東日本大震災が起きたんです」

津久井氏によると、9世紀に発生し、20世紀後半に起きていないのは、もはや東海・東南海・南海の連動地震と富士山の噴火だけなのだという。

そして、これを裏付けるような富士山の異変を指摘するのが、琉球大学名誉教授(地震地質学)の木村政昭氏だ。

「数年前から5合目より上で、噴気が吹き上がっていて、湧き水による水たまりがたくさん発見されています。富士山の山頂近くの斜面は永久凍土のため、普通はもっと低い位置に湧き水が流れるんです。これは富士山内部のマグマが上昇しその熱によるものである可能性が高い」

木村氏のもとには、旅行者のコンパスを狂わすという不思議な現象も報告されているという。

「現在、富士山の地下では地震によって太平洋プレートが大きく沈み込み、マグマが持ち上げられている状態が続いている。連動地震が発生しなくても、今後4年以内に噴火してしまうかもしれません」(前出・木村氏)

※女性セブン2012年2月16日号


今すぐ噴火「ない」というが  M5級続発の富士山

2012年02月01日 22時25分11秒 | 時事スクラップブック(論評は短め)

300年前の噴火でできた宝永火口。山腹に大穴があいた

 

 一月二十八日と二十九日、山梨県東部でマグニチュード(M)5前後の地震が四回相次いだ。富士山から北東に約三十キロの場所だ。首都圏直下地震が 四年以内に70%の確率で起こるとの予測が出たばかりでもあり、「今度は富士山の噴火?」と不安がよぎる。その危険性はあるのか、専門家に聞いた。

■準備

 富士山は江戸時代から噴火していない。前回は一七〇七年。南海トラフで発生した宝永地震(推定M8・6)の約一カ月半後だ。富士山では他にも大地震と前後した噴火例が指摘される。

 東大地震研究所の中田節也教授は「噴火準備ができたところへ地震がくれば、引き金となる可能性はある」と話す。

 今回の一連の地震の影響はどうか。

 富士山頂の地下十~二十キロでは普段から、マグマと関連すると考えられる低周波地震が起きている。防災科学技術研究所の鵜川元雄総括研究官によると、今回の地震後に低周波地震に目立った変化はない。山腹の膨張や収縮を検知する傾斜計にも特別な変化は見られない。

 今回の地震エネルギーはもともと群発地震の起きる場所で、火山とは直接関係がなさそうだ。M8クラスの地震の千分の一以下。すぐ影響が出る規模ではなかったようだ。

■直撃

 「むしろ心配したのは昨年三月十五日に起きたM6・4の地震」と鵜川さんは話す。

 大震災と原発事故の直後で話題にならなかったが、震源は富士山のすぐ南。「マグマだまりが地下十~二十キロとすれば、すぐ真上か南南西」。まさに直撃だった。

 注意深く見守ったが、年間百回あまり発生している低周波地震は増加せず、M6・4の余震もほぼ収まった。「これだけ揺さぶられて噴火しないのは、まだ準備ができていないからかも」と中田教授。

 準備はいつ整うのか。富士山は過去の噴火の規則性がよく分からず長期的な予測は極めて難しい。火山噴火予知連絡会の藤井敏嗣会長は「一連の地震は 富士山周辺のプレートや地殻活動の活発化を示すのではないか。これから富士山を含め伊豆諸島の火山活動が活発になる可能性はある」と指摘。「今すぐは何も なくても、一年後どうなっているか分からない」

■多様

 噴火は事前に分かるのか。地震に比べて予知の可能性は高いとされる。マグマが上昇し始めれば地震が増えて山が膨らみ、地震計や傾斜計、衛星利用測位システム(GPS)で検知できると期待できるからだ。

 宝永の噴火では二週間前から地鳴りが聞こえたという。もし同様の噴火なら現在の観測網でさらに早くとらえられるだろう。だが、富士山の過去の噴火パターンは多様で、次も同じとは限らない。

 鵜川さんは「マグマは人の歩く速さぐらいで上昇する。もし休まず最速で上ってくれば三時間ほどで噴き出す計算になる」という。

 二〇〇〇年には低周波地震が一時的に活発化。国は大急ぎで専門家の委員会を開き、〇二年に富士山のハザードマップの原案を作った。その経緯をもう一度思い出す時期かもしれない。