All Things Must Pass

森羅万象 ~ 歩く印象派

35年ぶりの金沢  青春18切符の旅

2009年01月29日 06時57分56秒 | 旅行(山行以外)
写真上:雪のない「雪吊り」(金沢兼六公園にて)

早朝の羽咋駅。うっすらと雪が見える。入ってきた電車は小松行き。

金沢で下車。ゴ・ゴ・ゴ・ゴの羽咋からまっすぐ戻る予定だったが、ホテルでもらった地図を見ると金沢は羽咋から40分ほどで行けることがわかった。金沢には一度訪ねてみたいところがある。急に思いついたので、正確に所在地を特定できないがとりあえず小松行きに乗車した。金沢には学生時代に友人NとTの3人組でマツダのシャンテという軽自動車に乗って訪れたことがある。今から35年前の話だ。

金沢駅に無事着いたものの、お目当ての場所はさっぱりわからない。事前に調べてこなかったことが悔やまれる。改札口を出たところで《ハッピーブログ》岡花見さんの顔が浮かんだ。「そうだ!花見さんなら知ってるかもしれない!」という訳で、いきなり電話してみたところ、快く応じてくれた上、ネットで検索までしていただき、行き先を特定することができた。この場を借りて厚くお礼申しあげます。

タクシーの運転手さんも、あまり案内したことがないらしく、幾度か行きつ戻りつして漸く辿り着いた。(下の写真)

想像していたとおりの静かで落ち着いた佇まいに背筋もシャンと伸びる。

説明書きがあった。金沢市の指定文化財とある。

邸内に入ろうとしたら、表札が掲げられ、本日見学ができないことがわかった。

ここに来た理由だが、実は邸内にある「中庭」を見たかったのである。
非常に残念ではあるが辞去することにした。ちゃんと事前に下調べしてこなかったのだから仕方がない。思いつきなんだし。

すぐ近くにある金沢城址に立ち寄ってみた。35年前にこのお城を見たような記憶はない。






喜多方といえばラーメンだ。青春18切符の旅番外編 会津喜多方へ行って来た その4

2007年09月07日 12時13分16秒 | 旅行(山行以外)
喜多方といえばラーメンである。
(下は酒蔵「清川」さんの入り口)

喜多方の銘酒「清川」の蔵元佐藤氏一押しの「あべ食堂」(前回、会社の東山温泉旅行の際に立ち寄っている。)を目指したのだが、、訪ねてみたら店の前は立って待っている客が大勢で、即あきらめ「上海」に向かった。「上海」は清川の奥様の方のお薦めの店で美人三姉妹が切り盛りしている。

ビールを1本いただき、チャーシューメンを頼んだ。

ところで今でこそ喜多方ラーメンは喜多方を代表するカンバン商品だが、その起こりは観光客向けというより、讃岐のうどんと同じく地域に根ざした食べ物なのだ。

以下はWikipediaより引用。

「昭和初期、市内ラーメン店「源来軒」の藩欽星氏(故人)が、中華麺に近い「支那そば」を打ち、屋台を引いたのが原点となっている。当時は、戦争の影響による食糧難の時代でもあり、この「支那そば」は市民にとって、すばらしいご馳走であり、その味は、市民生活に浸透していくこととなった。

市民の味となった源来軒から、その後、「支那そば」作りのノウハウを継承する人間が増え始め、市内の多くの「食堂」が「支那そば(中華そば)」をメニューに出すようになった。」

実際、喜多方ラーメンの店の開店時間は早い。この前訪ねたあべ食堂も7時からオープンしている。早朝練習を終えた少年野球チームの子ども達や、散歩がてら毎朝食べていくというお年寄りもいた。      (その5へ続く)

青春18切符の旅番外編 会津喜多方へ行って来た その2 お気楽だよにわか鉄チャンはの巻

2007年09月05日 17時30分10秒 | 旅行(山行以外)
(上の写真:偶然入ってきたSL列車(C57)。このときばかりは小さな駅のホームも大勢の見物客でごった返した。)

「青春18切符の旅番外編 会津喜多方へ行ってきた その2」だが、車で来ないことのメリットを挙げてみると
(1)運転しなくてよい。
(2)駐車場の心配もいらない。
(3)居眠りしてもかまわない。(乗り過ごさなければね!)
(4)お酒を飲むことが出来る。(ほどほどなら)
(5)駅弁を楽しむことができる。
(6)本も読める。手紙を書くこともOK。
(7)優先席付近でなければケータイでメールを使うこともできる。(ネットも可)
(8)写真を撮るのも自由!
(9)下車後、移動手段として歩行が多くなるので、健康に良い。
その他としてはガソリン代や高速代がかからない。(なんたって2,300円だし。)
ボサッとよそ見をしても怒られない、などがある。
下の写真:(4)の実例。のんびりとビールを楽しむこともできる。

さて、にわか鉄チャンと化した私が撮影した鉄道写真をご紹介。車両名とか専門的なことはわからないのでご容赦下さい。
1枚目:(若松駅)特急列車と思いきや、快速ライナーといって普通乗車券で乗れるお得な列車。会津若松と郡山を約1時間で走ります。途中停車駅は磐梯熱海温泉など3つのみ。ちなみにこの車両は紀伊半島へ行く時、東京駅で乗車した「ムーライトながら臨時便」と色違いなだけでほぼ同じ形状だ。→「ムーライトながら」

2枚目:(若松駅)仲良く並んでいる手前のまっかっかの車両の形状は上のと同じようだ。その向こう側にちょこっと見えているのが普通の車両。(来る時はこの車両で郡山から来ました。)

3枚目:(喜多方駅)SLが喜多方駅に入ってくるところ。ボオーッという汽笛の響きが妙に懐かしいのは歳のせい?

4枚目:(喜多方駅)「7両も客車を引っ張って堂々の入場」といった感じ。

5枚目:(喜多方駅)さすが鉄の塊、圧倒的な重量感である。

6枚目:(喜多方駅)私らが乗車する普通列車が近づいてきても、もう、誰もカメラを構えたりしないのが淋しい。SLだって全盛期の頃は、それが当たり前だったから、当時は誰も特別な意識で眺めたりはしなかったろうな。(「まさか、なくなるとは。」の意)

おまけ:SLには名前がついていました。「SLばんえつ物語」号というんだそうです。週末土日限定で9月30日まで運行。詳しくはこちらをクリック。(車内で生ビールも飲めるって♪)その3へ続く

喜多方ブルー (青春18切符の旅番外編 会津喜多方へ行って来た その1)

2007年09月03日 18時34分50秒 | 旅行(山行以外)
青春18切符は全部で5枚綴り(11,500円:1枚あたり2,300円)。
F本氏との紀州の旅では2枚しか使ってなく、残った3回分のうち2回はコンビが使って函館まで行って来た。要するにまだもう一枚余っているのである。使える期限が9月10日までなので、なんとか「有効活用」しようと、思い立って、喜多方へ行って来た。
喜多方は車では年に3~4回は行っているが、電車では初めてである。
下の写真は郡山発会津若松行きの快速電車。

磐梯熱海駅を過ぎていくつかトンネルを抜けると会津盆地に入る。ススキの穂が秋の訪れを告げているが、写真では手前なので流れてしまった。山間のソバの花が一面を白く覆う。気になるお天気は朝のうちはくもり。

会津に入ると雲間から青空が覗きだした。やった!しかし磐梯山は天辺まで雲が覆っていて見えない。

飯豊連峰方面も雲量が濃い。

喜多方駅に到着。空気は乾いて爽やかだ。

ここ喜多方ではなんといっても小国(おぐに)の山が故郷の山だ。7月~8月訪ねるとニッコウキスゲが湿原を黄色に染める。
手前は頭をたれ始めた稲穂。作柄は上々のようだ。

米沢方面も雲が薄くなってきた。

すっかり秋の雲だ。
帰りの電車に乗ったら磐梯山の雲が取れてきた。

短時間の滞在だったが、車と違い拘束が少なくけっこう自由な時間を楽しめた。青春18切符はなかなか面白い。(その2へ続く)

F本観光企画!今度は青春18切符で太地へ。クジラを食べてくるぞ!

2007年07月20日 08時08分49秒 | 旅行(山行以外)
この前「隣の駅までの超迂回コースによるのんびり旅」の記事を紹介したところ、さっそくF本観光から連絡が来た。「130円で大回り旅も面白いが、青春18切符で遠くへ出かけてみないか?」というお誘いだった。

「青春18切符」か。
名前は知っていたが、これまで使ったことはない。
F本観光によれば、かなり遠距離まで足を伸ばせるという。
これまで出雲とか青森(浅虫温泉)などへ行って来たという。
ただし、新幹線や特急電車は別途に乗車券や特急券などを購入しなければならない。
まあ、急いで行く旅ではないのだから新幹線に乗れなくとも一向に気にならないが。
「大回り」に備えて用意した時刻表(上記写真)でどこまで行けるか探索するのも楽しい。

そうこうするうち、F本氏が昨日現われた。
手回しよく、件(くだん)の「青春18切符」も用意してあった。(下の写真)
          
意外にシンプルである。
5枚綴りの回数券スタイルを予想していたが、よく見ると「月日」欄と「回数」が記入されている。
5枚で11,500円。1枚(一日)あたり2,300円である。
さらにF本観光は「旅程表」まで作成していた。
行き先は和歌山県の「太地」である。クジラで有名なところだ。C・Wニコルさんが『勇魚(いさな)』という小説を書いているがその舞台となっているところだ。

F本氏の企みでは「鯨フルコース」(下の写真)を味わうつもりらしい。

電車で旅というと今から22年前、北海道旅行をF本氏と回ったことを思い出す。
釧路の市場で買ったどでかい花咲ガニを公園のブランコでワシワシとむさぼり食ったのが懐かしい。
今回も楽しい旅となりそうだ。

紅葉狩りに行って来た♪ (6)高山飛騨の里の紅葉

2006年11月24日 23時52分39秒 | 旅行(山行以外)
紅葉狩り最終回。
高山付近の民家を集めて展示している飛騨の里というところへ立ち寄った。
世界遺産となった白川郷よりは規模は小さいが、かえって素朴で静かな
散策を楽しめた。紅葉がちょうど見頃だったのも嬉しい。

あちこちで愛好家達が絵筆をふるっていた。

私もいろんなアングルでカッシャを繰り返す。

カッシャ。(なんか平凡だな。)

むむっ。「杣小屋」って何?

何やら、板木がたくさん積んであるぞ。

これもカッシャだ。

杣とは、杉、桧などを伐採する職人のことだ。
杣の小屋も保存されていた。この奥には炭焼き小屋もあった。

合掌造りの一棟に入ってみた。
さっきの板木は屋根に使うようだ。

鐘もあった。(たぶん観光用だがあの写真を思い出した。→あの写真
記事は
こちらをクリック。

散策する皆さん。背後を振り向かれた方がよいのでは・・・・。
というか、すでにりっぱに「前景」を演じきっておりますよ。カッシャ!なのだ。

いやはや、紅葉の美しさを充分に堪能させていただいた。
大満足の紅葉狩りだった。


紅葉狩りに行って来た♪ (5)高山の朝市

2006年11月23日 23時52分50秒 | 旅行(山行以外)
昨年に続き2度目の高山朝市。
その集客力は抜群である。立派に観光立国しているのは見事。
特に「古い町並み」は、のんびりと歩くだけでも気持ちが豊かになる。
しかし、こんなに人を集めちゃっていいの?

竹製の犬矢来にも風情が感じられる。

「越後の縮緬問屋」?

OQ氏はここでしばらく佇んでいたに違いない。

こんな風に。

SOUP BOWLか。なるほど。

宮川に架かる中橋。唐様の欄干があって見栄えのする橋だ。

看板の前でしばし、小休止。

「看板娘」たちも小休止で仲良く向こう岸を眺めていた。

別院近くにはこんな立派な石垣があった。なにやら急ぐ姿はOQ氏。

ハイカラな建物は高山市立図書館である。もっとゆっくりして行きたくなった。


紅葉狩りに行って来た♪ (4)平湯館に泊まる

2006年11月22日 23時39分17秒 | 旅行(山行以外)
宿泊先の平湯館は大正12年創業。奥飛騨で最も古い老舗旅館だ。

笠ケ岳を望む日本庭園も紅葉が見頃だ。

ロビーから眺めるのも趣がある。

案内された部屋は庭園の真上だった。

しかし!OQ氏は「お酒狩り」の方が忙しいようだ。

夕食まで時間があるので、付近を散策してみた。
源泉をまさに湯水のごとく、惜しげもなく使った温泉たまご屋を見つけた。

こんなふうに豪快に流しっぱなしで茹でてているのは初めてだ。
部屋で飲んだくれている者どもに買って行くことにした。

平湯館はちょっとした美術館か宝物館みたく、通路の一角には山車の模型が
おいてあったりする。象牙とか鷹の剥製などもあったが、そのあたりは私の
趣味ではない。

部屋のお茶の急須には高山植物の駒草があしらわれていた。これは気に入った。

また、驚いたのが下の案内書きである。
およそ中国とは正反対のサービスにびっくり仰天。
かの国では、即座に損害金額の要求をされるのが落ちだ。

さて、ようやく夕食の時間となった。
あとから、料理が運ばれてくるため下の写真はちょいと寂しい。

イワナの唐揚げ。

おそばはおいしかった。

ご飯もしっかり食べた。夕食ではあまりお酒を飲まなかった。
(というか食事まで時間があったため、部屋で出来上がってしまった者が多かったようだ。)

翌朝も快晴。

バイキングでない朝飯は落ち着きがあってよい。

腹ごしらえが済んで、いよいよ高山へ出発だ。(高山編へ続く。)

紅葉狩りに行って来た♪ (3)アルプス大展望

2006年11月18日 23時11分27秒 | 旅行(山行以外)
ちょっと寄り道をしてしまい、紅葉狩りが「お酒狩り」になってしまったが
昼食予定地である道の駅「風穴の里」になんとか辿り着いた。
3連休しかも晴天とあって、紅葉見物の家族連れの行楽客でにぎわっている。

茸たっぷりの蕎麦をいただいた。

午後は新穂高のロープウェーで西穂高口まで一気に登った。
第1と第2のロープウェー連絡通路付近の紅葉もまだまだ美しい。

充分過ぎる高度感。

ゴンドラ同士のすれ違いもあっという間。

山肌に映るのはゴンドラの影。

その向こうに連なる錦秋の山並。

展望台からの眺めはまさにパノラマ。好天に恵まれ見飽きることはない。
西穂がどっしりと聳える。

アルプスの眺望をデジカメに収めようとするOQ氏、I崎氏。

ピラミダルな偉容の笠が岳。
来年はあの頂に立ってみたい。





紅葉狩りに行って来た(2)酒と云えば・・・本領発揮!?のOQ氏

2006年11月09日 19時32分03秒 | 旅行(山行以外)
山と酒をこよなく愛するOQ氏のお薦め酒店「ふかさわ」を訪ねた。

2度目の訪問である。たしか前回は10年ほど前だったように思う。
店の構えに大きな変化は見られないが

店内はグーンと充実していた。
「斬九郎がある!」と叫ぶOQ氏。

「天法」もあった。

お店の看板も健在だ。自然に会話の弾むOQ氏の笑顔!
財布の紐も緩む。

ワインコーナーも充実。専用クーラーにワインが並ぶ。

先日飲んだ「獺祭」(だっさい)の幟に目が行く。

OQ氏とまた訪れたいと思う。