All Things Must Pass

森羅万象 ~ 歩く印象派

ひやおろしの夜 久々の趣茶(後編)

2006年09月30日 23時18分05秒 | 趣茶
上の写真は「上喜元」の赤ラベル(米の形)。辛口。
醤油ゴマと相性がいい。出張でY市から駆けつけてきたK氏と乾杯。

驚いたのが5年ものの古酒。三井の寿「山廃五年円熟」
深みのあるまろやかな味わい。


これまで趣茶で天ぷらをオーダーしたことのなかったことに気づき
初めてオーダーしてみた。この季節はやはり野菜天だろう。

なんとオ・寒菜園のあの「アオトウガラシ」も揚げたてで登場。
実はこの中の2本は超激辛である。
なんとK氏が引き当ててしまい、地獄の業火もさもあらんという
事態となった。合掌。

出し巻き卵の天ぷら。これはここに来たらぜひ味わって欲しい絶品である。
(K氏はそれどころではなかったようだが。)

最後に登場したのは陸奥八仙の純米大吟醸。米は「幸想い」。
すっきりとして気持ちが引き締まるようだ。


「締め」はマスター特製の担々麺。
「激辛地獄」から脱出できたK氏も、思わずにんまり。
これからの季節、オーダーが増えそうだ。

ひやおろしの夜 久々の趣茶(前編)

2006年09月29日 05時25分20秒 | 趣茶

久々の趣茶だ。
まずは特別純米「雨後の月」。秋の風情に相応しく心に深く沁み入る。
お通しも充実している。「これだけで酒がいくらでも飲める。」と云っていた
中国のKING父が思い浮かぶ。そういえば、いよいよ来週「来日」だ。

そして、なんと云ってもこの「松の司」のひやおろしが白眉。
昨年の秋に趣茶の面々と新穂高温泉旅行に行ったバスの中で飲んだ「松の司」
が脳裏に蘇った。→2005年新穂高温泉旅行

なぜか「限定」に弱い!(強い人っているのかな?)

カラスミと大根の組み合わせが絶妙な一品。ひやおろしがさらに美味い。

カラフルなピーマンの漬け物。ママさん(女将)のオリジナル。
ぱりっとした食感がなんともいえない♪
このレシピはさくらさんの日々は宝石♪に詳細が載っているのでお試しあれ。

味噌につけ込んだ鶏肉をグリルしたもの。すごく柔らかくて滑らかな旨さがたまらない。

                         (後編へ続く)


大入り満員アンコールの夜!PUSH☆UPライヴ(2th)

2006年09月28日 00時02分18秒 | Rock 音故知新
先月に続き押上ROCK BOTTOMへ行って来た。
PUSH☆UPの2度目のライヴだ。
今回はRESANDO氏も同行。

な、な、なんなんだ?あの角みたいのは?????
まずはひょうきんな「かぶりもの」に度肝を抜かれた。
オープニングはfinal countdown だ。
8月のときよりもマイルドな仕上がりで好感が持てた。
hirokiさん曰く「秋バージョンです。」RESAND氏は感心することしきり。

この夜の曲の詳細リストはsuzuさんのブログを参照のこと。(下記)
http://suzudiary.exblog.jp/
熱唱するsuzuさん。衣装にも注目!

沖縄からやって来た加那兄さんの三線の美しい音色に場内はしんと静まり返る。

今回はTOTOやT.Rex、Journeyなど私のお気に入りのナンバーが並んだ♪

アンコールはLet it be、先月はりっきーさんのギターが冴え渡った。
今回は加那兄さんの三線がフィーチャーされた沖縄バージョンにうっとり。
最後は全員大合唱となった。

今回もまたいっぱい元気をもらったPUSH☆UPのライヴだった。
ROCK BOTTOMさんも1周年を迎えたところで勢いがあっていい。
来月もまた訪れたいと思った。



お彼岸!安藤勇寿「少年の日」美術館へ出かけた。

2006年09月27日 12時01分27秒 | 歩く印象派
燃え立つような緋色の曼珠沙華。
暑さ寒さも彼岸までの諺通りに、もう真夏の日差しは懐かしいものになっている。
山間(やまあい)の田んぼの畦に咲きそろう曼珠沙華。緋色の鮮やかさの潔いこと。
彼岸の中日、父の墓参りを済ませた後、安藤勇寿「少年の日」美術館へ向かった。
下の絵を見てほしい。
すべて色鉛筆だけで描き込まれたものだ。
数年前に一度訪れているのだが、色鉛筆でここまで表現できるのかと驚いた覚え
がある。今回は「一枚の絵ができるまで」と題した展示が行なわれている。
(詳しくはこちらを参照下さい。)

メルヘン調の建物外観。

真夏には活躍したであろうパラソル。

冷えた麦茶も用意してあり、暑い日には喉を潤せるように配慮が行き届いている。

時計の針がもう少しで3時を指す。傾きかけた陽が眩しい。

美術館の前に流れる川を眺めるには絶好のベンチ。

静かな里山の風景が広がる。
前回来た時は子供が素っ裸で川原で遊んでいたな。
(大人だったかな?)

美術館からの帰りの道々にも曼珠沙華がかしこに見られた。

私の好きな句を紹介する。
曼珠沙華(まんじゅしゃげ)一群(ひとむら)燃えて 秋陽(あきび)強し
    そこ過ぎている  しずかなる道   (木下 利玄) 


「アマンド」のケーキ(いちご3種)

2006年09月25日 17時18分49秒 | グルメ
せっかく六本木まで来たので、アマンドでケーキを買っていくことにした。
しかし、10時半になるというのに、この混雑ぶりは一体なんなんだ?
横断歩道を渡りきると、真っ黒な巨体の外国人が名刺のようなカードを
手渡そうとした。雑踏の中、何を言ってるのかわからなかったが、「客引
き」であることに違いはない。周りをみると、そこかしこで外国人の「客
引き」が、道行く人に話しかけている。なんだか、日本じゃない気がして
きた。高速道路の真下の路上で、毎日こんな風景が繰り広げられているようだ。
なんだかなあ~の世界だ。

アマンドの入り口近くはすごい混雑だが店内は割りと静かで落ち着いていた。
若い、たぶん中高生くらいの女の子がシュークリームを一個買いして、そのま
ますぐに口にくわえるとするりとそのまま外へ出て行った。

下の写真はアマンドの「ショートケーキ」3種。(ほんとはちゃんと名前が
あるのだが忘れてしまった。)



他にも美味しそうなケーキがいろいろあったが、またの機会のお楽しみとする。

久々の俳優座劇場で劇団OPAの「飛龍伝」を観た。

2006年09月24日 23時59分45秒 | 読んだ本・おすすめ本・映画・TV評

pecoさんによるとお芝居は大きく分けて、 
「新劇、新派、商業演劇、大衆演劇、アングラ、小劇場、ミュージカルというジャンルに分かれ」る。
詳しくは招き猫の手も借りたいを参照いただくとして、これは多分「小劇場」に分類されると思う。
とにもかくにも久々の俳優座劇場だった。昔、友人がここで別役実の「街と飛行船」に出演して以来だ。
6時半開場。7時に開演。

俳優座劇場創立の祖、千田是也氏の像が飾られていた。

つかこうへいの「飛龍伝」はかなり有名なお話だ。(と言ってる私も観るのは初めてなのだが。)2時間を越えるが休憩はなし、一気に芝居は進んで行く。
70年安保と全共闘(団塊の世代の青春時代?)そして機動隊という組み合わせは、当時は毎日のようにTVや新聞をにぎわしていた。かなり、大胆でしかも過激なデフォルメには驚いたが、これが「つか流」なのか?当時をリアルタイムに生きた私としては、40万全共闘という台詞など荒唐無稽にも思え、これが「70年安保」だと観客に印象付けられるのは、ちと違和感を感じざるを得ないが。(まあ、お芝居ということで目くじら立ててもしょうがないか!)

台詞の量は多い。早口でもテンポよく語らないと、客席に声が届かない難しい芝居だ。元気はつらつな若い人たちが中心で、なんとなくpecoさんの「第二の劇団時代(波瀾万丈編)」がちらついた。
今日が初日。主役級の人たち以外は余裕がなく緊張しているのがよくわかった。

ところで、何故ここに来たのかというと、実は、友人のご子息が出演しているのだ。名を真(しん)君という。
家の下の娘と同い年だ。
舞台を縦横無尽に走り回る身体能力(スタミナ&エネルギー)もさることながら、発声も明瞭でよく届いたのには感心した。2時間の劇のあとのダンスと歌にはもっと驚いた。まるで前の芝居の鬱憤を晴らすような(?)爽快なリズムは聴いていて小気味良かった。

お開きは10時を越えていた。熱気の覚めやらぬ劇場の外に出ればヒルズが目に入る。なにやら不条理な威圧感を覚えるのは気のせいか?
70年安保の不消化な部分はいまだに漆黒の闇のどこかに潜んでいるのかもしれない。
そんなことは気に病まぬ人々でごったがえす六本木の夜はこれからのようだ。

劇団OPAの公式サイトはこちら

今年2度目の太平記館公演(八木節)

2006年09月23日 23時06分11秒 | 八木節
A市の観光八木節で今年2回目の太平記館公演を行なった。
台風の影響で少し蒸し暑かったが、予定の一時間はあっという間だった。
これで我がチームによる今年の観光八木節出演は終了。
ところで,ここでの八木節演奏には大きな制約がある。

それは演奏時間が午後の2時から3時までの1時間以内を厳守しなければ
ならないことだ。特に3時を少しでも超過すると猛烈な抗議が寄せられる
という。これは太平記館の北側にある某お寺からだ。
某お寺(いやはっきりいえば善徳寺という名だが)側からすると、自分の
お寺で厳かに法事を執り行なっている最中に、突然笛や太鼓のお囃子、そし
て伊勢のいい音頭がが飛び込んで来ては、厳粛さもへったくれもなく大事な
法事がぶちこわしになってしまうということらしい。
 他方、観光の呼び物として郷土の芸能の八木節を広めたい市側からすれば
時間の制約とりわけ午後の2時からの1時間しか演奏できないというのは、
観光客の多くあつまる午前中が空白となってしまい不本意なところだろう。
 とにかくA市の観光八木節は現在中途半端な状態にある。

マミズクラゲ

2006年09月22日 23時32分36秒 | 地球の不思議・宇宙の不思議
先日訪ねたOR町立図書館に展示してあった。
クラゲって海の生物とずーっと決めつけていたから、これには驚いた。
真水に住むタイプのもいたんだ。
では絶滅に瀕しているくらい珍しいという生き物かというとそうでもないのです。
とにかくまだ謎の多い不思議な生物だということです。
マミズクラゲをクリックしてみて下さい。詳しい説明があります。
特にその中の生態と分類が面白いです。



江夏吉助ゆかりの「黒霧島」

2006年09月21日 00時00分00秒 | グルメ
連続2日間の公演を控え八木節の仲間と近くの「どんさん亭」
へ繰り出した。上の写真は「黒霧島」の正面と裏のラベルだが
酒蔵の初代江夏吉助氏は我が八木節チームのE夏氏の祖にあた
る御方と聞いて驚いた。確かにE夏氏は熊本生まれで納得のい
く話である。
焼酎といえば「美味しんぼ」95巻は焼酎特集であった。
焼酎も日本酒であるという九州の若い蔵元の発言にこれまでと
は違う焼酎への意気込みが感じられた。この「黒霧島」も先代
を受け継ぎながらも若い世代が黒麹にとことん惚れ込んで作ら
れたそうだ。

肴だが、この秋は豊漁のサンマがメニューにあり、秋刀魚の刺身、塩焼きと
サンマづくしとなった。