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森羅万象 ~ 歩く印象派

黒鳩会

2007年12月04日 21時50分10秒 | 歩く印象派
まずはこちら→勘違い
を先にお読みください。

 防衛省で冗談交じりで言われる、こんな言葉がある。

「だんなが偉くなれば、奥さんも偉くなり、そこの犬も偉くなる」

ある防衛省幹部の妻の話

 夫から何度か聞かされた言葉だが、美鳩会を通じて、言葉の意味がわかる気がした。
「親睦とは名ばかり。私も入っていたら、周りにチヤホヤされて、勘違いしていたでしょう」
 美鳩会会則には、
「この会の事務所は東京都港区赤坂9丁目7の45に置く」
 とあり、東京・六本木の旧庁舎に事務所が置かれていた。庁舎が市ケ谷に移った今は、どこにあるのか。防衛省に聞くと、担当部署は、大臣官房秘書課だった。
 対応した秘書課の男性は言った。
「あくまで私的なサークルなので、防衛省とは直接関係ありません。ご夫人方みなさんは公務員ではないですから」
 しかし、新たな大臣が決まる際、美鳩会会長職を務めることになる人へ連絡をするのは大臣官房秘書課なのだという。


>閑話休題

さてさて、山岳映画会が終了すると間もなくスタッフ達は慌ただしく会場の片付けに追われるのだが、今回の片付けはすぐに終わった。会場を次に使う団体が「椅子はそのままでよい。」と伝えて来たからだ。

片付けている最中にその「次の団体」のメンバー及び参加者が集まりだした。立て看板がかけられた。
「美人弁天まつり」とある。
はて?
よく見ると

会館側が下げた札に「二丁目婦人会発表会」とあった。
しかし町内の行事(しかも婦人会単独事業)にしてはこの会場はちと広すぎるのではないか?費用もかかるし。(暖房費も別料金で徴収される。)二丁目さんはそんなに裕福というか自治会費が潤沢なのであろうか?などと考えていたら、我が町内のAさんが列の先頭付近に並んでいた。チケットの様な券を手にしている。向こうも私の姿を認めたらしく、互いにかんたんに挨拶をかわしたあと即本題に突入した。なんでN町のAさんが二丁目の婦人会の行事に来ているのか尋ねてみたところ「こうえんかい」と云う答えが返って来た。講演会?「何か偉い人が来て講演するの?」と聞くと「違うよ。後援会だよ。」とのことだった。途中で二丁目の役員も現れたので、今度は何故この会場を借りたのか問うてみた。すると「二丁目だけじゃここは借りられないよ。お金を出してくれる人がいるんだよ。」との返答。要するに会場は二丁目婦人会の名前で借りたが、実際の会を仕切るのはお金を出した後援会の人たちなのだ。

やがて、黒っぽいスーツに身を固めたそれらしき人物が現れ、会場内へ消えた。S議員だった。

自治会の婦人部の名を借りた偽装集会である。おそらく選挙対策であろう。

美人弁天などと云わず「黒鳩会」とでもすればいいのに。

平和の願いを込めて 憲法9条カレンダー、発売

2007年12月04日 18時26分39秒 | 平和憲法9条
   憲法9条カレンダー

2007年12月04日13時50分朝日COMより

 「やっぱ武力で相手脅すんじゃだめやわいね」(石川)。「よその国と戦争せぇへんいうて国の決まり、決めたんや」(徳島)――。毎月の暦に、各地方の方言でつづった平和への願いと憲法9条の条文を添えた来年のカレンダーを、東京都千代田区の出版社「労働教育センター」がこのほど発売した。

 企画したのは同センターの南宏行さん(48)。今年5月、改憲の手続きを定める国民投票法が成立した際、「実は9条を読んだことがない人が多いのではないか。何が書いてあるかを皆が知る必要がある」と考えたのがきっかけだという。

 カレンダーの最後には、成り立ちも知ってもらおうと憲法制定までの草案や改正案なども。

 「長い目で考えなければいけないこと。押しつけるのではなく、毎日みてじっくり憲法や平和を考えるきっかけになればいい」と話す。

 各月ごとの写真には平和と親しみの象徴としてのんびりとした動物の写真を選び、商品名は「いぬ・ねこなかよし憲法9条カレンダー」とした。



 カレンダーの購入は全国の書店か同センター(03・3288・3322)へ。
こちらもクリックしてみてください。

>これはよいかも。
さっそく購入してみよう。
amazonでも扱ってるし。→ amazonいぬ・ねこなかよし憲法9条カレンダー

<防衛汚職>便宜供与は103億円

2007年12月04日 04時58分15秒 | 時事スクラップブック(論評は短め)
12月4日2時30分配信 毎日新聞

 前防衛事務次官、守屋武昌容疑者(63)による収賄事件で、東京地検特捜部が逮捕容疑を裏付ける便宜供与を、ミサイル誤誘導装置、生物剤検知装置、次世代護衛艦エンジンの三つに絞り込んでいたことが分かった。防衛専門商社「山田洋行」元専務、宮崎元伸容疑者(69)側の利得は3ルートで約64億円、他に便宜供与の疑いがある次期輸送機(CX)エンジンを加えると約103億円に達する。

 山田洋行はわいろ(約389万円)の約2600倍もの不正な契約を取り付けていたことになる。最初の便宜供与は02年2月。敵のミサイルの照準をずらす「チャフ・フレア・ディスペンサー」の過大請求発覚後、前次官は担当者に「不利にならないように」と指示。このため、山田洋行は取引停止処分を免れた。通常通り処分されていれば、02年度は防衛庁との契約が不可能になり、中央調達分だけで約31億3000万円の利益を失っていた計算になる。

 さらに過大請求発覚の9カ月後に当たる同年11月には、CXエンジンのメーカーを選定するための公募があり、処分を受けていれば山田洋行は最有力候補の米ゼネラル・エレクトリック(GE)から代理店契約を解消され、04年度の3基約26億4000万円、05年度の2基約12億5000万円の計約39億円を受注できなかったとみられる。

 2度目の便宜供与は05年2月。前次官は生物兵器を検知する生物剤検知装置の発注直前、山田洋行の子会社を後押しする指示を出した。その結果、山田洋行の子会社は04年度に4台約15億3000万円、05年度に2台約8億5000万円、06年度に2台約9億3000万円と計約33億円の受注に成功した。

 イージス艦を護衛する次世代護衛艦のエンジンでも06年12月、ライバル社の製品に疑問を呈する発言を行った。ただ、まだエンジン選定について最終的な結論が出ていないため、元専務側は受注に成功していない。

 山田洋行の防衛省との契約額(地方機関分除く)は00年度は約159億円だったが、01、02年度と年々減少し、03年度は約25億円まで落ち込んだ。しかし、04年度はCXエンジンの受注などから約41億円、05年度も約43億円と回復しており、便宜供与が山田洋行を支えた形になっている。