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森羅万象 ~ 歩く印象派

「圧縮新聞」「訃報ドットコム」始めて半年で数々のサービスを生み出す、自称“ニート”──phaさん

2007年12月12日 23時59分49秒 | 歩く印象派
12月12日17時9分配信 ITmedia Biz.ID

「圧縮新聞」「訃報ドットコム」始めて半年で数々のサービスを生み出す、自称“ニート”──phaさん

その日の最新ニュースをまとめて圧縮表示する「圧縮新聞」 写真:ITmedia

 ひとりで作るネットサービス──第19回目はその日の最新ニュースをまとめて表示する「圧縮新聞」や、訃報情報を自動でまとめる「訃報ドットコム」など、多数のWebサービスをひとりで開発しているphaさん(28)にお話を伺った。プログラミングを始めたのは2007年2月からというphaさん。短期間でプログラミングを習得し、サービスを開発できるようになった背景にはどういった仕事術があったのだろうか。

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●憧れのプログラミング──2007年2月に思い立って始める

 「プログラミングにはずっと憧れていました。ある日、よく見ているブログで『文系ブロガーはみんなPHPをやるべき』ということが書かれていて、それで思い立って始めてみたのです」。2007年2月のことだった。『独習PHP』(翔泳社)を買ってきて読み込み、なんとなく全体像をつかんだ。さて、何を作ろうか、と思ったときにちょうどいい題材があることに気が付いた。

 「当時、気に入ったYouTubeのビデオをブログにまとめていました。でも、これってプログラムを使って自動で作れるんじゃないかな、と思いついたのです」。何をどうしたらいいか分からなかったphaさんは、とりあえず Googleで検索をかけてみた。すると使えそうなサンプルコードがたくさん見つかった。そのコードをコピーして実行させると、すんなりとYouTube のビデオが表示された。「意外と簡単だな」。phaさんはそう思った。

 悩んだら検索すればサンプルコードが見つかる──そう気づいた phaさんは次々とアイディアを形にしていった。昔から文章が好きだったというphaさん。自身のブログでも小説やエッセイ、詩などを書き綴っていた。「言葉遊びというか、言葉を組み替えてシュールなカオスになったり、うっかり偶然から良い文章が生まれたりするのが好きなのです」

 そこでphaさんが作ってみたのが「村上春樹風に語るスレジェネレータ」。ある単語を入力すると、2chのスレっぽい文章が生成されるというサービスだ。ためしに「初音ミク」と入れてみる。「完璧な初音ミクなどといったものは存在しない。完璧な絶望が存在しないようにね。」「初音ミクは盲のいるかみたいにそっとやってきた。」といった文章が自動で生成されていく。

 無論、意味が通じないときもあるが、こうしたシュールな文章を眺めるのが好きだと話す。この「村上春樹風に語るスレジェネレータ」は、はてなブックマークでも好評だった。「爆笑したwww」「これはすごい」というコメントが寄せられた。自分の作ったものが評価されてうれしかった。もっとプログラムをやってみようと思った。

 次にphaさんが作ったのは「訃報ドットコム」。ネット上の訃報情報を自動で収集し、まとめて見ることができるサイトだ。このサービスもネット上の文章を加工することで実現している。作ったきっかけは山田風太郎著の『人間臨終図巻』シリーズ。人の死に様をまとめている本だ。人の死についてまとめるという、その奇妙な企画に惹かれた。自分でもこうした情報を見る事ができるサービスを作ってみようと思った。

 「死について興味があります。人は仕事をしたりしますが、死ぬときは動物と一緒だな、と思ったりもします。不謹慎な言い方かもしれませんが、人の死を知ることで『自分もがんばらなくちゃ』というやる気が出てきます」。訃報ドットコムでは死んだ人を死因別、年齢別、命日別、職業別で検索していくことができる。自分と同じ年齢で死んでしまった人について考える、といった使い方も可能だ。

 Web上から文章を抽出し、文章や言葉を再構成して「言葉遊び」を楽しむ。そうした技術を身につけたphaさんが最近作ったのが「圧縮新聞」である。このサイトでは形態素解析とマルコフ連鎖というロジックを使い、長い文章を文法的には自然さを残しつつ、短くまとめていくことができる。ただ、文法的にはそれほどおかしくないが、文章として意味をなさないものになることが多い。

 「文章はぐちゃぐちゃになりますが、たまに面白い文章ができあがることがあります。そのシュールさを楽しんでもらいたいのです」。開発のきっかけはいわゆるMADニュースというコンテンツ。ニュース音声を単語ごとに切り取り、再構成することにより、でたらめなニュースができ上がるというものだ。「警備会社に勤める女子中学生が、肉やたまごで男に切りつけられ、二カ月の怪我を負いました」といった笑えるニュースができ上がるため、ファンも多い。

 「MADニュースが好きなのですが、聞いているうちに、プログラムを使えば同様のことを自動でできるんじゃないかな、と思ったのです」。phaさんは「圧縮新聞」を作ろうと思い立ったきっかけをそう話す。このサービスも、はてなブックマークなどで取り上げられ、雑誌からも取材の依頼が来た。「やっぱりみんなに評価してもらえるとうれしいですね。もっとがんばろう、とやる気が出てきます。」

●「朝はゆっくりと起きて、天気が良かったら散歩」──続けられるだけ今の生活を続けたい

 学生時代は寮に住んでいた。初めての共同生活だったが、思いのほか楽しかった。いつでも遊ぶ仲間がいた。暇になったらゲームやマージャンをして楽しい時間をすごした。「この寮生活が原点だと思うのですが、共同生活が好きですね。大学卒業後も、仲間と遊べる空間を持ちたい、と前々から思っていました」

 現在phaさんは“ニート中”。就職はしたが、なんとなく仕事があわなくて今は各地のゲストハウスを転々としている。ゲストハウスも共同生活なので肌に合っていて楽しいが、友達と自由に使える空間が欲しくて熱海に別荘を買った。100万円という破格の値段だった(購入時には90万円にまけてもらった)。ニート中だったが、友人と3名で思い切って購入することにした。

 購入にいたるきっかけ、どうやって買ったのかについては自身のブログにまとめた。「ニートだけど別荘を買った」という記事ははてなブックマークでも400を越えた。「まぁ、ネタなのですが、こうした空間で開発合宿もいいかな、と思っています」

 今は仕事をしていたときに貯めた貯金を切り崩して生活しているというphaさん。今の生活がすごく気に入っている。「朝はゆっくりと起きて、天気が良かったら散歩に出かけます。すごく幸せだなぁ、って思います」。元々それほどお金を使わない性質なので、続けられるだけ今の生活を続ける予定だという。

 「飽きっぽい性格ですがプログラミングは続けていこうと思っています」、と言うphaさん。作業を進めるために最近工夫しているのは「もくもく会」。一人で開発作業をしているとどうしても飽きてしまうもの。そこでみんなで集まり、それぞれ黙々と作業をしませんか、とTwitterで呼びかけた。すると同じように思っている人も多かったらしく、ちらほらと人が集まり、すでに数回「もくもく会」を開催しているという。

 「生活できなくなったら仕事を探さないと……」。phaさんはそう話す。ただ、広告や課金まわりの環境が整い、Webサービスの開発だけで生活できるような世の中になればいいな、とも考えている。「ニートがコツコツとサイトを作って生活できるようになればいいですよね」。phaさんは苦笑しながらインターネットの可能性について希望をそう教えてくれた。

田口元の「ひとりで作るネットサービス」探訪:
「圧縮新聞」「訃報ドットコム」始めて半年で数々のサービスを生み出す、自称“ニート”──phaさん
「ニートだけど別荘を買った」というブログで知られるphaさんは、数々のWebサービスを生み出す開発者でもある。プログラミングを始めたのは2007年の2月。どのようにして学び、サービスを作り出していったのだろうか。
2007年12月12日 10時40分 更新
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 ひとりで作るネットサービス──第19回目はその日の最新ニュースをまとめて表示する「圧縮新聞」や、訃報情報を自動でまとめる「訃報ドットコム」など、多数のWebサービスをひとりで開発しているphaさん(28)にお話を伺った。プログラミングを始めたのは2007年2月からというphaさん。短期間でプログラミングを習得し、サービスを開発できるようになった背景にはどういった仕事術があったのだろうか。
憧れのプログラミング──2007年2月に思い立って始める

 「プログラミングにはずっと憧れていました。ある日、よく見ているブログで『文系ブロガーはみんなPHPをやるべき』ということが書かれていて、それで思い立って始めてみたのです」。2007年2月のことだった。『独習PHP』(翔泳社)を買ってきて読み込み、なんとなく全体像をつかんだ。さて、何を作ろうか、と思ったときにちょうどいい題材があることに気が付いた。

 「当時、気に入ったYouTubeのビデオをブログにまとめていました。でも、これってプログラムを使って自動で作れるんじゃないかな、と思いついたのです」。何をどうしたらいいか分からなかったphaさんは、とりあえずGoogleで検索をかけてみた。すると使えそうなサンプルコードがたくさん見つかった。そのコードをコピーして実行させると、すんなりとYouTubeのビデオが表示された。「意外と簡単だな」。phaさんはそう思った。
ks_pha2.jpg 開発に使っている愛用のMacBookとイー・モバイル端末とともに

 悩んだら検索すればサンプルコードが見つかる──そう気づいたphaさんは次々とアイディアを形にしていった。昔から文章が好きだったという phaさん。自身のブログでも小説やエッセイ、詩などを書き綴っていた。「言葉遊びというか、言葉を組み替えてシュールなカオスになったり、うっかり偶然から良い文章が生まれたりするのが好きなのです」

 そこでphaさんが作ってみたのが「村上春樹風に語るスレジェネレータ」。ある単語を入力すると、2chのスレっぽい文章が生成されるというサービスだ。ためしに「初音ミク」と入れてみる。「完璧な初音ミクなどといったものは存在しない。完璧な絶望が存在しないようにね。」「初音ミクは盲のいるかみたいにそっとやってきた。」といった文章が自動で生成されていく。

 無論、意味が通じないときもあるが、こうしたシュールな文章を眺めるのが好きだと話す。この「村上春樹風に語るスレジェネレータ」は、はてなブックマークでも好評だった。「爆笑したwww」「これはすごい」というコメントが寄せられた。自分の作ったものが評価されてうれしかった。もっとプログラムをやってみようと思った。

 次にphaさんが作ったのは「訃報ドットコム」。ネット上の訃報情報を自動で収集し、まとめて見ることができるサイトだ。このサービスもネット上の文章を加工することで実現している。作ったきっかけは山田風太郎著の『人間臨終図巻』シリーズ。人の死に様をまとめている本だ。人の死についてまとめるという、その奇妙な企画に惹かれた。自分でもこうした情報を見る事ができるサービスを作ってみようと思った。

 「死について興味があります。人は仕事をしたりしますが、死ぬときは動物と一緒だな、と思ったりもします。不謹慎な言い方かもしれませんが、人の死を知ることで『自分もがんばらなくちゃ』というやる気が出てきます」。訃報ドットコムでは死んだ人を死因別、年齢別、命日別、職業別で検索していくことができる。自分と同じ年齢で死んでしまった人について考える、といった使い方も可能だ。

 Web上から文章を抽出し、文章や言葉を再構成して「言葉遊び」を楽しむ。そうした技術を身につけたphaさんが最近作ったのが「圧縮新聞」である。このサイトでは形態素解析とマルコフ連鎖というロジックを使い、長い文章を文法的には自然さを残しつつ、短くまとめていくことができる。ただ、文法的にはそれほどおかしくないが、文章として意味をなさないものになることが多い。

 「文章はぐちゃぐちゃになりますが、たまに面白い文章ができあがることがあります。そのシュールさを楽しんでもらいたいのです」。開発のきっかけはいわゆるMADニュースというコンテンツ。ニュース音声を単語ごとに切り取り、再構成することにより、でたらめなニュースができ上がるというものだ。「警備会社に勤める女子中学生が、肉やたまごで男に切りつけられ、二カ月の怪我を負いました」といった笑えるニュースができ上がるため、ファンも多い。
ks_pha5.jpgks_pha6.jpg ネット上の訃報情報を自動で収集し加工、表示してくれる「訃報ドットコム」(左)、その日の最新ニュースをまとめて圧縮表示する「圧縮新聞」(右) 「訃報ドットコム」「圧縮新聞」

 「MADニュースが好きなのですが、聞いているうちに、プログラムを使えば同様のことを自動でできるんじゃないかな、と思ったのです」。phaさんは「圧縮新聞」を作ろうと思い立ったきっかけをそう話す。このサービスも、はてなブックマークなどで取り上げられ、雑誌からも取材の依頼が来た。「やっぱりみんなに評価してもらえるとうれしいですね。もっとがんばろう、とやる気が出てきます。」
「朝はゆっくりと起きて、天気が良かったら散歩」──続けられるだけ今の生活を続けたい

 学生時代は寮に住んでいた。初めての共同生活だったが、思いのほか楽しかった。いつでも遊ぶ仲間がいた。暇になったらゲームやマージャンをして楽しい時間をすごした。「この寮生活が原点だと思うのですが、共同生活が好きですね。大学卒業後も、仲間と遊べる空間を持ちたい、と前々から思っていました」
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 現在phaさんは“ニート中”。就職はしたが、なんとなく仕事があわなくて今は各地のゲストハウスを転々としている。ゲストハウスも共同生活なので肌に合っていて楽しいが、友達と自由に使える空間が欲しくて熱海に別荘を買った。100万円という破格の値段だった(購入時には90万円にまけてもらった)。ニート中だったが、友人と3名で思い切って購入することにした。

 購入にいたるきっかけ、どうやって買ったのかについては自身のブログにまとめた。「ニートだけど別荘を買った」という記事ははてなブックマークでも400を越えた。「まぁ、ネタなのですが、こうした空間で開発合宿もいいかな、と思っています」

 今は仕事をしていたときに貯めた貯金を切り崩して生活しているというphaさん。今の生活がすごく気に入っている。「朝はゆっくりと起きて、天気が良かったら散歩に出かけます。すごく幸せだなぁ、って思います」。元々それほどお金を使わない性質なので、続けられるだけ今の生活を続ける予定だという。
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 「飽きっぽい性格ですがプログラミングは続けていこうと思っています」、と言うphaさん。作業を進めるために最近工夫しているのは「もくもく会」。一人で開発作業をしているとどうしても飽きてしまうもの。そこでみんなで集まり、それぞれ黙々と作業をしませんか、とTwitterで呼びかけた。すると同じように思っている人も多かったらしく、ちらほらと人が集まり、すでに数回「もくもく会」を開催しているという。

 「生活できなくなったら仕事を探さないと……」。phaさんはそう話す。ただ、広告や課金まわりの環境が整い、Webサービスの開発だけで生活できるような世の中になればいいな、とも考えている。「ニートがコツコツとサイトを作って生活できるようになればいいですよね」。phaさんは苦笑しながらインターネットの可能性について希望をそう教えてくれた。

男性の半数は「座りション派」 8年前の3倍超

2007年12月12日 19時00分38秒 | 歩く印象派
2007年12月12日18時42分朝日COM

 男性の半数は「座りション派」――。松下電工は12日、30~50代の夫婦約500組に聞いたところ、夫の半数は座って小用を足していたという調査結果を公表した。8年前と比べ、3倍以上に増えているという。同社は「座った方が水はねもなく、トイレ掃除もしやすいことが浸透しつつあるのではないか」と分析。今後も「座りション派」は増えるとみている。

 調査は今年6月、関東と関西在住の夫婦にインターネットで実施。男性には「用を足す時のスタイル」を、女性には「夫が用を足す時のスタイル」をそれぞれ尋ねた。

 その結果、夫本人、または妻が、「夫は座ってしている」と答えたのは全体の49%に達した。同社が99年に実施した同様の調査では、「座りション派」は15%、04年調査では30%だった。

 ただ男女別の結果をみると夫婦の意識の食い違いもうかがえる。女性の半数以上は「いつも座って」(53%)と思っているのに対し、「いつも座って」と答えた男性は27%。「たまに座って」と答えた13%をあわせても4割程度しかなかった。

>私はずっと「座りション派」だな。自分で掃除すればよくわかる。

在日米軍への「思いやり予算」ほぼ維持、米が減額応じず

2007年12月12日 18時55分04秒 | 時事スクラップブック(論評は短め)
12月12日15時36分配信 読売新聞

 日米両政府は12日、来年3月末で期限が切れる在日米軍駐留経費の日本側負担(思いやり予算)に関する特別協定について、日本側の負担額をほぼ現状維持とすることで合意する方向となった。

 ただ、光熱水費を2・5億円削減することで最終調整している。同日中にも高村外相とシーファー駐日米大使が会談し、合意する見通しだ。

 特別協定に基づく思いやり予算は1409億円。日本側は大幅削減を求めていたが、米側の強い意向でほぼ現状維持での決着となった。延長期間は3年となる見込みだ。

 日本側の削減要求に対し、米側はイラクやアフガニスタンでの戦費を抱えることなどから、応じる姿勢を見せなかった。

ダイエット大作戦Ⅱ(ミッション84) 2007年12月11日

2007年12月12日 07時41分03秒 | 1年かけてダイエット
本日食べたもの(kcalは厳密なものではありません。目安です。)
朝:お茶。
計:0kcal

昼:ドトールコーヒーのミラノサンドB(493kcal)、牛乳(200cc、133kcal)、お茶。

計:626kcal

夜:青梗菜の豆乳クリーム煮(143kcal)、椎茸入りリゾット(280kcal)、ベーコンブロック炒め(300kcal)、スコーン(150kcal)、チーズ(60kcal)、クラッカー3枚(120kcal)、大根千枚漬け(20kcal)、お茶。

計:1073kcal

日計:1699kcal

歩行:6583歩(244kcal)
差し引き1699kcalー244kcal=1425kcal

F18戦闘機:岩国基地所属機、クラスター爆弾装着

2007年12月12日 07時26分32秒 | 時事スクラップブック(論評は短め)
【嘉手納】米空軍嘉手納基地で訓練を展開している米海兵隊岩国基地所属のFA18戦闘機が10日、クラスター爆弾を装着し離陸するのが確認された。岩国基地所属機が国際的にも規制の動きがある同爆弾を使用した訓練は、9月にも確認されている。F15戦闘機の飛行停止措置が続く中、外来機による実弾射撃訓練が恒常的に嘉手納基地で行われている。

 目撃者によると、クラスター爆弾を装着したFA18は午前10時ごろに離陸した。左翼の下に実弾を示す黄色い帯が付いたクラスター爆弾4発を装着していた。

 午後5時ごろには、待機していたFA18の左翼にクラスター爆弾を装着する作業が行われたが、しばらくして取り外された。同6時前には再び装着され、同7時45分ごろに離陸した。

 嘉手納基地では3日から7日まで岩国基地の部隊との合同即応訓練が実施された。合同訓練は終了したが、海兵隊は12日まで引き続き訓練を実施すると通告していた。10日も午前から激しい離陸音が響いていた。

(琉球新報)

 2007年12月11日

あきれた人々(2)舛添要一厚労相 流行語大賞「消えた年金」なぜ舛添氏が受賞…長妻氏が異論

2007年12月12日 07時26分07秒 | 歩く印象派
今年の流行語大賞でトップ10に入った「消えた年金」の受賞対象者が波紋を広げている。昨年来、民主党の「ミスター年金」、長妻昭氏がいち早く国会で取り上げ、社会保険庁を徹底追及してきたもので、「消えた年金」という言葉も長妻氏の作なのだ。だが、受賞者はなぜか、同庁を所管する舛添要一厚労相だった。舛添氏をめぐっては、年金対策への“公約違反”も取りざたされる。対象者から「消えた」長妻氏を直撃した。

 長妻氏は4日朝、「(受賞者は)主催者が判断することで、(流行語を)盗られたという意識はありませんが、何か不思議な気はしますね…」と語った。

 1年間の世相を反映し、強いインパクトを残した言葉に贈られる「2007ユーキャン新語・流行語大賞」。3日午後、東京・丸の内の東京會舘で発表され、トップ10に入った「消えた年金」の受賞者として舛添氏が登場した。

 当の舛添氏は3日の授賞式に出席し、「こういうのを頂くのは申し訳ない」「国民に迷惑を掛けた」と陳謝。その上で、「問題に取り組む一つの勇気を頂いたという思いで頑張っていきたい」などと話していた。

 長妻氏は舞台裏をこう明かす。

 「数週間前、主催者側から『表彰式があるので来てほしい』と連絡があったが、表彰式があった3日は以前から決まっていた大阪出張があった。『ビデオメッセージなら大丈夫です』と返答したが、そのままだった。いつの間にか、舛添氏が受賞者になっていた」

 主催者のユーキャンがインターネットで発表した「消えた年金」の受賞解説には、≪5000万件ともいわれる基礎年金番号に統合されていない記録のこと。元経済誌記者の調査能力を活かし、年金問題を徹底して追及していた“ミスター年金”長妻昭議員が国会で質問し、大きくクローズアップされた≫と長妻氏への心配りがみられる。

 「ユーキャン新語・流行語大賞」事務局は選考理由について、「舛添大臣と長妻さんの2人の名前が挙がっていましたが、検討した結果、現在、年金問題に取り組まれているという理由で最終的に舛添大臣に決定いたしました」と話す。

 だが、舛添氏の受賞には疑問が多い。

 年金対策での“公約違反”が発覚したばかりなのだ。

 先月21日の会見で、舛添氏は消えた年金記録について「場合によっては数%、何としても(氏名などが)見つからないというのは出てくる可能性もある。最後の1円までやるというのは、ある意味で選挙のスローガン。そういう意気込みでやるということだ。国民に報告し理解をいただくほかはない」と平然と言い放った。

 舛添氏は8月28日の就任会見で、消えた年金記録について「最後の1人、最後の1円まで確実にやる」と公約。翌月26日の会見でも「政権公約として工程表を発表しており、これに則ってやることは内閣が代わろうが変わらない」といい、来年3月までの統合完了を約束していた。

 閣僚就任からわずか3カ月で福田康夫内閣の最重要課題を事実上あきらめる発言を放ち、「選挙公約ならば守れなくても仕方ない」といった認識を示すような人物に、どうして受賞資格があるのか。長妻氏もいう。

 「社会保険庁は2年2カ月後に解体される。私は国会で『解体前に、倉庫に保管してある(年金記録の)紙台帳とコンピューターの記録をすべて照合し、コンピューターの記録を正しくすべきだ』と主張してきた。舛添氏は当初、『やる』と言っていたが、最近は『あれは意気込みだ』と変わってきた」

 「柳沢伯夫前厚労相は『産む機械』など問題発言もあったが、大臣として『やる』と約束したことは、官僚を動かして実行した。ところが、舛添氏は『やる』と言いながら、やらずに発言を修正してくる。あまりにも言葉が軽過ぎる。大臣としての自覚がないのではないか」

 消えた年金や薬害肝炎といった課題に、派手なパフォーマンスもまじえて取り組んできた舛添氏だが、最近は「実行は伴っているのか」との批判も多く、劇場型閣僚としての真価が問われだした矢先の受賞だった。

 明治大学の高木勝教授も「そもそも政府・自民党は『年金は消えてはいない』という立場だったのに、その後、社会保険庁職員の横領などが次々と発覚し、否定することができなくなったのだろう。『消えた年金』という言葉自体は賞に値すると思うが、厚生労働行政のトップとして、年金問題に取り組むのが当たり前の舛添氏を表彰することに矛盾を感じる。賞をあげる方もあげる方だが、ひょこひょこと出てきて表彰を受ける舛添氏も言語道断だ」と話している。

あきれた人々(1)町村信孝官房長官「選挙なので言ってしまった」年金照合の年度内完了に白旗 

2007年12月12日 07時25分37秒 | 歩く印象派
12月11日11時31分配信 産経新聞

 町村信孝官房長官は11日午前の記者会見で、基礎年金番号に未統合で宙に浮いた年金記録の統合を来年3月末までに完了するとした自民党の参院選公約について「最後の1人まで3月末までにやるというわけではなく、選挙なので『年度末まですべて』と縮めて言ってしまった」と述べ、年度内の完全実施は難しいとの認識を示した。

 年度内までに統合が完了しない記録については「離婚などによって名前が変わったり、すでに亡くなったり、漢字変換が原因で氏名が間違ったりしたもの。来年4月以降も(照合作業を)やる」と説明した。統合作業の完了時期に関しては「分からない」と述べた。

 社会保険庁は宙に浮いた年金記録約5000万件のうち、18・5%にあたる約945万