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国立天文台で発見された127年前の「レプソルド子午儀」
(2007年12月8日8時53分 読売新聞)
1880年(明治13年)にドイツで製作された天体望遠鏡(レプソルド子午儀)が、東京都三鷹市の国立天文台で発見された。
暦などを決める重要な機器だったと推測され、科学の歩みを伝える貴重な学術資料となりそうだ。
望遠鏡は独レプソルド社製で、口径13・5センチ、本体の長さは約2・2メートル。天文台の記録では81年に旧海軍観象台が800円で購入、7年後に東京・麻布にあった東京天文台に移管された。1923年の関東大震災を無傷で切り抜け、翌年の天文台の移転で三鷹に運ばれた。
子午儀は、星が子午線を通過する時刻を計測し、標準時や暦などを決める。62年以降は観測に使われなくなり、存在が忘れられていたが、今年夏の施設点検中、旧観測室のゴミの山から、布にくるまれた状態で見つかった。天文情報センターによると、製作した独企業の技術力は非常に高く、接眼部の駆動部分などは今もきちんと動くという。
国立天文台で発見された127年前の「レプソルド子午儀」
(2007年12月8日8時53分 読売新聞)
1880年(明治13年)にドイツで製作された天体望遠鏡(レプソルド子午儀)が、東京都三鷹市の国立天文台で発見された。
暦などを決める重要な機器だったと推測され、科学の歩みを伝える貴重な学術資料となりそうだ。
望遠鏡は独レプソルド社製で、口径13・5センチ、本体の長さは約2・2メートル。天文台の記録では81年に旧海軍観象台が800円で購入、7年後に東京・麻布にあった東京天文台に移管された。1923年の関東大震災を無傷で切り抜け、翌年の天文台の移転で三鷹に運ばれた。
子午儀は、星が子午線を通過する時刻を計測し、標準時や暦などを決める。62年以降は観測に使われなくなり、存在が忘れられていたが、今年夏の施設点検中、旧観測室のゴミの山から、布にくるまれた状態で見つかった。天文情報センターによると、製作した独企業の技術力は非常に高く、接眼部の駆動部分などは今もきちんと動くという。