2007年10月01日11時51分朝日COM
けが人2人 民家2戸が一部損壊 箱根で震度5強
神奈川県西部を震源とする1日未明の強い地震で、同県小田原市内の女性(60)が家の廊下で転んで右肩を脱臼したほか、男性(60)も気分が悪くなりそれぞれ病院に運ばれた。震度5強だった箱根町で民家2戸が一部損壊し、小田原市では200戸以上が断水した。JR東海道線は始発から熱海―小田原間で上下線が運休し、午前7時に復旧した。12本が運休、10本が最大117分遅れ、約1万人に影響が出た。
箱根登山鉄道箱根湯本駅に近い箱根町湯本に住む女性(31)は突然の揺れで目を覚ました。突き上げるような大きな揺れが2度あったという。
外に出ると屋根瓦が数十枚崩れ落ちて割れていた。浴室の壁にはひびが入り、トイレの便器が浮き上がっていた。「びっくりしました。まさか、うちが被害を受けるなんて。けががなくてよかった」
箱根温泉旅館協同組合によると、宿泊客のけがや設備の不具合などの報告は、1日朝の段階では入っていない。関田初男事務局長は「余震が心配だが、特別な対応は今のところ考えていない。ただ、風評で客足に影響が出るのが心配だ」と話した。
1日午前2時21分ごろ、神奈川県西部を震源とする地震があった。気象庁によると、震源の深さは約10キロ、地震の規模はマグニチュード4.9と推定される。地震による津波の心配はないという。
各地の震度は次の通り。
震度5強=神奈川県箱根町湯本▽震度5弱=同小田原市荻窪▽震度4=同真鶴町真鶴、静岡県熱海市泉、同東伊豆町奈良本
グアム付近で地震 マグニチュード6.8
2007年09月30日12時56分朝日COM
米地質調査所によると、30日午後0時8分(日本時間午前11時8分)ごろ、グアム島沖でマグニチュード(M)6.8の地震があった。震源はグアム島の南南東約350キロの海域。
一方、同日午後4時23分(同午後2時23分)ごろ、ニュージーランドのオークランド島沖約200キロの海域を震源とするM7.3の地震があった。ロイター通信によると、いずれの地震でも大きな被害の報告はないという。
ニュージーランド付近で地震 マグニチュード7.4
2007年09月30日15時15分
30日午後2時24分ごろ、ニュージーランド付近を震源とする地震があった。
気象庁によると、地震の規模はマグニチュード7.4と推定される。
この地震による日本への津波の影響はないが、震源の近くでは津波が発生する可能性があるとしている。
>8月23日に「巨大地震近し!」を掲載したが、今朝の地震域がまさにそこである。マグニチュードは4.9であったが、これで終わりとは思えない。まだまだ地下にはエネルギーが溜まっているはずである。念のため、823の記事を再掲載しておく。とにかく小田原地震は超要警戒なのである。(地球規模においても巨大地震の発生頻度が高まっている。)
(以下)
神奈川県西部地震と呼ばれる地震がある。
この400年の間に歴史に残る5回の地震を引き起こしている。
大正の関東大地震(1923年)がその5回目で、その後今日まで84年が経過している。
(76年周期といわれているが、とうに8年を超えている。)
1633年 寛永小田原地震(M7) 小田原で死者 150人 熱海に津波襲来
↓ 70年
1703年 元禄地震(M7.9~8.2)小田原で出火12ヵ所 壊家8千、死者2300以上
↓ 79年
1782年 天明小田原地震(M7) 小田原城破損、人家約800破損
↓ 71年
1853年 寛永小田原地震(M6.7) 小田原領で壊家1千、死者23人
↓ 70年
1923年 関東大地震(M7.9) 死者・行方不明者14万2千、家屋全壊25万4千
焼失44万7千、熱海で津波12m
現在はいつ発生してもおかしくない状態にあるのだが、東海地震のように予知のシステムなどは整備されておらず「ぶっつけ本番」で「その日」を迎えてしまうのが情けないが本当のところなのである。
これを読んだ方で関東それも東京神奈川に近いところにお住まいの方は、「臨戦」状態にあることを自覚された方がよい。特に家族との連絡をどのようにして取れるようにしておくのかは大切なことだ。(ケータイは多分無理、比較的つながりやすいのは公衆電話。だが、使える状態で残っていればの話。)
付け加え:「風評被害」を心配する向きが見受けられるが、この「小田原地震」に限り「風評」の心配より、自分の身の回りをきちんと見つめ直し、点検し、来るべき事態に備えておく方が賢明だと思う。「風評」で片付ける問題ではない。地震に過小評価は禁物だ。