啄木鳥の詩

里山の自然と山野草・高山植物、低山歩きと野鳥観察

「夏は花火でしょ」

2023-08-22 12:21:03 | 山野草
「ツユクサ」 ツユクサ科
 暑いです。本当に暑いです。暑い、暑いと何度言っても涼しくなるわけではないけれど、つい口から出てしまう。雨は降らず、遠くで稲光はするけれど、それもお騒がせだけで、夕立も来ない。首都圏の水がめでもある、利根川水系のダムもピンチ!TV映像によれば、特に、矢木沢ダムは水面が大きく下がっているという情報。矢木沢ダムは、何度か訪れているが、あの満々と水をたたえていたダムが、こんなことになっていおうとは! 以前は、そこで魚釣りを楽しんだが、今はボートが出せないので、釣りどころではなさそうだ。まとまった雨を望みたい今日このごろだ。
 この夏、地方に限られたローカルな、ちっちゃい花火大会を見に行った。ドーンとなって、夜空に咲いた大輪の花、花火。そのたびに、近くにいた人たちは、一斉に夜空を見上げる。「オーツ」という声がどよめき、打ち上げられたその音は、なかなかの迫力だ。「まるで宝石のようだね。」と5歳の孫は、目をまん丸くして、歓声を上げる。ほんの一瞬、ほんの一瞬の輝きだけれど、何故か、見る人の心を打つものだ。真夏の夜の日本の情景だ。
 ブルーの2枚の花弁が、涼やかな印象を与えるツユクサ。早朝、花を咲かせ、午後にはしぼんでしまう1日花。昔から愛されている野草。可憐な花であるが、茎は地面をどこまでも這って、群生する。暑い盛り、草むしりをするわが身にとって、ちょっと厄介な植物でもある。

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