啄木鳥の詩

里山の自然と山野草・高山植物、低山歩きと野鳥観察

みんなの「ごんぎつね」

2019-09-04 18:23:58 | その他
 あれは、子供が小学生の頃、パラパラとめくった国語の教科書の中に、とても印象的な物語があり、その温かくせつない感情は、強く心に残っていた。その物語は「ごんぎつね」。
 みんなの「ごんぎつね」~新実南吉からのメッセージ~ 県立土屋文明記念文学館にて、企画展があるとの情報を新聞で知り、でかけたのは8月。「ごんぎつね」は、1956年(昭和31年)、初めて教科書に採用。昭和55年以降は、全ての小学4年の国語の教科書に、掲載されているという。
 南吉の直筆、原稿、日記、遺品なども展示。作品コーナーでは、「ごんぎつね、 手袋を買いに、 デンデンムシノ カナシミ・・」などの作品を、自由に読むことができ、強く心を揺さぶられた。また、ごんぎつね全文が楽しめる幻想的な部屋もあり、挿し絵と共に見どころの一つ。
 29歳という若さで生涯をとじ、異彩を放った新実南吉。その作品から、声が聞こえそうな気がした。

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