寒い日が続くが、天気の変化が周期的となり、冬型の天気図になっても北に偏っているような気がする。日本海に低気圧が発生したり、大陸から張り出した高気圧が移動性高気圧に分裂するようになった。今夜も雪が降る予報となっているが、春が近付いている兆候と歓迎することとしよう。散歩道にオオイヌノフグリが咲いているのは知っていた。“春になるまで待とう”と写真を撮らないようにしてきたが、数日前の寒い日に健気に咲く姿にシャッターを押してしまった。節分まで未だ2週間ほどあるが、今年の春は早く来るというのが私の長期予報??!!
「オオイヌノフグリ」はゴマノハグサ科クワガタソウ属の越年草。帰化植物だが所有する図鑑では西アジア、ウィキペディアではヨーロッパが原産地となっていた。花期は3-5月でコバルトブルーの小さな花が人里に春を告げる。花径は8-10ミリと小さく、花弁は4枚。寒い中でもいつでも咲いており、受粉するまで粘り強く待つ強い花だと思っていたがそうではなく、1日花なのだという。
コバルトブルーの綺麗な花色をしているが、名前が“イヌの陰嚢(フグリ)”と可愛くない。実の形がイヌの陰嚢に似ており、近種のイヌのフグリより大型であるということから名がついているのだそうだ。イヌのタマタマもこの雑草の種も見たことがないので・・感想が難しい。
学名は「Veronica persica 」だそうで、属名のVeronica(ヴェロニカ)はゴルゴタの丘に向かうキリストの血や汗をふき取った聖女ヴェロニカに由来。その布が瑠璃色だったのだという。和名との感覚的な違いが微妙ですね・・・・。まぁ・・別名で“星の瞳”と言うのもあるそうだから。
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