啄木鳥の詩

里山の自然と山野草・高山植物、低山歩きと野鳥観察

「 ショカツサイ 」

2015-03-07 09:38:56 | 山野草
 「ショカツサイ」 (諸葛菜) アブラナ科
 私のお気に入りの散歩コースは大きく分けて3つ。竹沼コース(釣り人は時々見かけるが、人が少ない寂しいコースなので、最近はほとんど行かない)、庚申山を含む総合運動公園、そして自宅周辺。散歩の楽しみは、何か目的が決まっているわけではなく、あちこち道草しながらぶらぶら歩いていると、どこからともなく野鳥のさえずりがきこえたり、思いもかけず、美しい花にあったりすると、ついニコッとしてしまう。昨日もそんな散歩だった。当家から北方に少し歩くと、麦畑が広がっている。突然、上空から雲雀のさえずり。しばらくすると、草むらに急降下。もっぱら、春の風物詩として見慣れた情景ではあるが、何だか幸せな気持ちになれるから不思議だ。そして、思いがけない花との出会い。なんと道端にショカツサイが咲いていた。三国志に登場する諸葛亮が、出陣の先々で、この花の種を巻いたことからショカツサイといわれたとか、菜の花(ハナナ)に似た4弁花で、紫色であることからムラサキハナナ(紫花菜)と呼ばれたとか、名前の由来は諸説あるようだ。中国原産の帰化植物。江戸時代、日本に輸入され栽培。繁殖力が強く、日本全土に分布。土手などに群生して咲いている風景に出合うことがあり、野に咲く花としてのどかな春を告げる花だ。

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2 コメント

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Unknown (薄紫)
2015-03-07 18:36:15
ショカッサイが一面を薄紫に染めている風景は本当に素敵で、うっとりしちゃいます。もうあちこちで花の便りが届きますね、これからが楽しみです。ショカッサイと言えば、子供の頃、農家のおばさんに紫大根と教えて貰いましたが、きちんとした謂れがあったのですね。勉強になりました、ありがとう!一足早く春の訪れを感じたショカッサイです。
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ショカツサイ (hidy)
2015-03-07 19:53:11
薄紫は格別上品で、好きな色合いです。突然、花との出会いに嬉しくなりました。私は、花の名前は、散歩しながら夫に教えてもらっていました。ショカツサイもその一つです。花を見ると、その時の情景を思い出してしまいます。
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