「ケマンソウ」 ケマンソウ科
咲いている花を見ても、きれいだとは思っても、ただ眼がそれを見ているだけで、なかなか記憶に残らず、まして、名前まで覚えようという認識がなかった時期もあったが、気をつけて見れば、いろいろな面白い姿があることに、つくづく驚かされる。個体のケマンソウもその一つ。別にタイツリソウの名も。こちらの方が覚えやすいかも。茎にそい、魚のタイのような形をして、花が一列にズラ~と並びさく。まるで、釣り竿にたくさんのタイが釣れたようなユニークな形をしている。朝鮮半島、中国が原産の多年草。当家では、鉢から土に移し数年経つが、かなり小さくなっているが、消えてしまうことなく、春になれば若葉を出し、花をつける。
又、ケマンソウとは、花を寺院のお堂を飾る装飾品「華鬘」に見たてつけられたという。
花はその季節になれば、野であれ、山であれ、道端であっても又、人に愛でてもらおうが、もらうまいが、ただただ、そこに咲いている。人間はどうなんだろ…?