「シラサギ」
リビングでおしゃべりをしていると、何か白いものが、ふぁ~と飛んでいくのが見えた。急いで窓に近づき、外を見れば、シラサギが二羽。とっと、とっと と足早に動き回る。特に珍しい鳥ではないが、動作のかわいらしさと羽の美しさにみとれて、シャッターを切った。サギは、ユーラシア、アフリカ、オーストラリアの熱帯から温帯にかけて分布するという。日本でも、北海道を除く全国に渡来するようだ。くちばしは黄色だが、夏には先端が黒くなるという。休耕田や湿地で、昆虫やカエルを食べる。また、サギ類は、飛ぶとき、首をS字に折りたたむ、という記述が書物にあった。
10月も下旬。私の住んでいるこの辺りでは、ようやく稲刈り。あたりから、コンバインの機械音が聞こえてくる。昔は、鎌のサクッ、サクッとした音が、田に響いていたものだ。トキの島では、稲を刈った後、小さな束を作り、はざ場の“はざ木„に一束、一束かけ、稲を乾燥させたという。この労働は実に大変で、父母は苦労した、と夫から聞いたことがある。農業の近代化と共に懐かしい風景は消えてしまったが、田畑で働いていた父母の姿は、決して忘れる事はない。
リビングでおしゃべりをしていると、何か白いものが、ふぁ~と飛んでいくのが見えた。急いで窓に近づき、外を見れば、シラサギが二羽。とっと、とっと と足早に動き回る。特に珍しい鳥ではないが、動作のかわいらしさと羽の美しさにみとれて、シャッターを切った。サギは、ユーラシア、アフリカ、オーストラリアの熱帯から温帯にかけて分布するという。日本でも、北海道を除く全国に渡来するようだ。くちばしは黄色だが、夏には先端が黒くなるという。休耕田や湿地で、昆虫やカエルを食べる。また、サギ類は、飛ぶとき、首をS字に折りたたむ、という記述が書物にあった。
10月も下旬。私の住んでいるこの辺りでは、ようやく稲刈り。あたりから、コンバインの機械音が聞こえてくる。昔は、鎌のサクッ、サクッとした音が、田に響いていたものだ。トキの島では、稲を刈った後、小さな束を作り、はざ場の“はざ木„に一束、一束かけ、稲を乾燥させたという。この労働は実に大変で、父母は苦労した、と夫から聞いたことがある。農業の近代化と共に懐かしい風景は消えてしまったが、田畑で働いていた父母の姿は、決して忘れる事はない。