啄木鳥の詩

里山の自然と山野草・高山植物、低山歩きと野鳥観察

福寿草

2011-01-18 08:09:12 | 山野草

「福寿草」が咲いていないかと思って、高崎観音山にある染料植物園を訪ねてみた。寒風が吹きすさぶ中で、小さな芽があちこちに吹き出している。一株だけ、半分開花した物を見つけた。植物園での撮影はちょっと情けない。トキの島では、かなり自然(?)に自生しているが、群馬では自生しているものを見たことが無い。山歩きを始めて日が浅く、特に早春の山行経験が少ない事もあるのだろうが・・。

「フクジュソウ」はキンポウゲ科フクジュソウ属のの多年草。「典型的なスプリングエフェメラル」と紹介しているところもあるが、ニンジンの葉に似ている葉の部分は、しっかりと残り、種を育てているような気がするが・・・。「災い転じて福となす」はナンテンの時にも使ったような気がするが、ナンテンと寄植えにして正月に飾る。センリョウとの組み合わせも多いようだ。花名が現しているように、結構おめでたい花のようだ。

ところが“毒草”と紹介している書き込みもある。「強心作用があり利尿効果もある」と薬効も紹介されている。両方とも含まれている「アドニン」によるのだそうだ。早春に芽吹いたばかりの新芽を、フキノトウと間違いトラブルことがあるという書き込みがあった。野草を食べようと思う人なら間違わないと思うのだが・・。まあ、色々な人がいる。

染料植物園の福寿草は、毎年開花情報が地元紙で紹介されている。一足先に開花宣言をしてしまいました。ただし、見頃は2月に入ってから。

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