啄木鳥の詩

里山の自然と山野草・高山植物、低山歩きと野鳥観察

「フユザクラ」

2011-10-18 08:36:40 | 山野草
天候の異変ー何となくではあるが、多くの人が感じている。爆発的な降雨、竜巻などのほか、最近マスコミが伝えているのがソメイヨシノの狂い咲き。専門家のコメントは、何らかの理由で葉が落ちたあと寒くなり、更に暖かくなったので春と勘違いしたのだとか。散歩コースの鮎川堤防沿い。工業団地側の堤防沿いに立派な桜並木があるが、わずか数輪だがここでも確かに咲いていた。今日の桜は、狂ったのでも間違ったのでもない正真正銘の“フユザクラ”。天然記念物に指定されている代物だ。10日ほど前、桜山公園に“ムカゴ採り”に出かけた。ムカゴも紅葉もなかったがフユザクラがポツポツ咲きだしていた。11月中旬から12月の上旬がピークで、ライトアップも行れると言う。紅葉とサクラのコラボレーションはお勧めです!

「フユザクラ」は別名をコバザクラといい、ヤマザクラとマメザクラの雑種。藤岡市の西南、旧鬼石町の桜山公園には約7千本が植えられており、国の天然記念物にも指定されている。花びらは径が2・5センチほどで、11-12月、4月と年2回咲くが、春は花数が少ない。冬の花に実は結実しない。バラ科の落葉小高木。

「フユザクラ(冬)」「カンザクラ(寒)」があるが、これらは別種。冬タイプは紹介の通りで、寒タイプは花びらが八重咲で咲き、その時期が早く“10月桜”ともよばれる。花のピンク色も濃い。コヒガンサクラ系。桜山公園に近い、埼玉県神川町の城峯公園にはカンザクラの公園がある。


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