昨年、今日の写真と同じ株のミズバショウを掲載したような気がする。2月に入ってからだったと思うが、戻って考えないのが私流と開き直っている。凍てつくような寒さの中、ミズバショウの芽が育っていた。芽はあちこちで顔を出しているが、白く見える“仏炎苞”まで成長しているのはこの株だけだ。思い出した・・“仏苞炎”と間違って書いて後で訂正した記憶がある。昨日のマンサク、今日のミズバショウ・・・自然のものを見つけたらもう一度!!!
「ミズバショウ」はサトイモ科の多年草。「夏の思い出」(江間章子作詞、田中喜直作曲)♪水芭蕉の花が 咲いている♪で知られるが、山を歩くまでは“尾瀬に行かないと見られない花”だと思い込んでいた。自生しているものに他でも何箇所かで出会ったし、植栽されているものはどこでもあるといえるほど。30年ほど前に子供を連れて、初めて尾瀬を歩いた時の小さな白い花と尾瀬の青空は今でも頭の中に残っている。
花期は3-5月。尾瀬など高い場所では雪融けと同時に咲き、その頃の花が一番可愛く見える。夏になると、漬物で知られる野沢菜状?となってしまい1メートル近くの立派な葉に成長。面影は失われてしまう。写真の白い部分は花ではない。「苞」と呼ばれる部分で“蕾を包んでいた葉”のこと。萼ではない。花はこの白い部分に包まれるように伸びる「肉花穂序」に密集して咲く。肉花穂序も難しい専門用語だが、先が丸く尖った円柱状のもので、淡いグリーン。花は小さく密集している。
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