房総や伊豆あたりの日当たりの良い場所では、もう菜の花畑が黄色く染まっているのだろう。北関東の平野部にも堤防の南側などに群れて咲いているのを見るが、今年は少し開花が遅れているのかもしれない。先日“あそこなら咲いているかも知れない”と思い、群馬と埼玉県境の埼玉県上里町の神流川堤防の南側を探してみたがなかなか見つからなかった。風の当たらない場所でひっそりと、背(茎)を伸ばさないようにして咲いているのをようやく見つけた。葉や茎は栄養を溜め込んでいるように見えかなり元気そう。陽射しが暖かくなれば、一気に背丈も伸びそうだ。
「アブラナ」はアブラナ科アブラナ属の越年草。古事記や万葉集にも登場しており、古くから野菜として、油を採るため栽培されてきた。別名で“菜の花”と呼ばれたり、ナタネとも言われる。アブラナ属は野生種だけでも30種以上と多く、花が黄色で似ており、全体を“菜の花”と括ってしまうことも多いのだそうだ。植物油の原料として栽培されているのは、アブラナとは別種のアブラナ科アブラナ属の“セイヨウアブラナ”・・・。皆、菜の花で良かろう。
畑で栽培されている、葉の部分が少しツヤツヤした菜の花がある。私はこれを“カラシナ”だと思っている。葉や花の部分がスーパーなどで販売されている。セイヨウカラシナは“オリエンタルマスタード=芥子”の原料(種)となる。カラシナは、昨年末の12月頃から畑で花を咲かせており、何回かカメラに収めていたが、自然の中で咲くまでは・・・と思いブログには使わなかった。
カラシナも野生化して川原の土手などに自生していると言うので、最終的にはアブラナとの区別はできていない。結局は・・・・菜の花・・・で良いと思う。
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