啄木鳥の詩

里山の自然と山野草・高山植物、低山歩きと野鳥観察

「花の名前」

2018-04-25 08:50:02 | 庭の花木
 「エビネ」  ラン科
 どんな花にも、雑草と呼ばれている草花にも、一つひとつ、それぞれ名前があり、そこには、その名前を導き出す由来があるものだ。花の形やつき方、葉の姿や根の形など。そして、それを知ると、ただ何となくみていた植物も親しみやすくなり、興味深くもなる。さらに、当ブログですでにアップした、セツブンソウ、ハルリンドウ、マンサク、秋のヒガンバナなど、これらは花の咲く季節で名付けられたもので、これはこれで、植物に親しむ第一歩となるだろう。
 道端やあぜ道で咲いている小さな草も、知らない名前はいくつもあり、そんな時はカメラに納め、手持ちの図鑑で、あるいは図書館で調べたりするのだが、似ているものがたくさんあり、調べれば調べるほど、分からないという”ツボ”にはまってしまう。
 エビネは漢字で海老根。漢字をみれば、この植物名の由来がすぐわかる。花を、葉をみても全く海老を想像することができないが・・。草丈20cm、花径3cm程。林や雑木林に咲くランで、エビネの仲間は、種類が多く、たくさんの種類が栽培されているという。パラパラ図鑑をめくっていたら、面白いエビネを見つけた。その名は、サルメンエビネ。本当に、動物のサルの皺の顔のように見えるから不思議。思わず、頬がゆるんでしまった。
 ラン科なので、鮮やかさ、華やかさで人目をひくイメージがあるが、当家のエビネは茶褐色で、どちらかといえば、つつましやかな姿。

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