花の種類の多い山を歩いたこともあるが、掲載順を悩むほどに写真が撮れている。明日からは会津磐梯山に出かける。ここも花の100名山に数えられる名山。天候が心配だが、バンダイクワガタなど残っていることに期待している。那須連山への小旅行ではツバメオモトやシモツケソウ、ウラジロヨウラク、カラマツソウ、ツマトリソウ、マイヅルソウなど多くの可愛い花と出会ったが来年に回し、今まで当ブログに登場したことのない“ウラジロタデとマルバシモツケ”に代表してもらう。
「ウラジロタデ」はタデ科の多年草。高山帯のガレ場に地面にしがみつく様に生えている。草丈は低いものでは2,30センチで、1メートル以上に伸びることもある。那須茶臼岳のロープウェイ山頂駅からガレ場歩きとなるが、この辺からポツポツと生えている。緑色の葉の裏に綿毛が密生しており、白っぽく見えることからこの名がついているという。本州の中部以北、北海道に多いといい日本海側に多く自生する。那須は気候や環境からどちらかといえば太平洋側だが、図柄付きの説明があったから間違いはないはず。
良く似た種にオンタデがある。素人では区別がつかない。ウラジロタデの変種ということ。ウラジロの方が葉が細く、先が尖っているなどの特徴があるそうだ。高山で見るイタドリにも似ており、私は皆イタドリだと思っていた。それだけに印象に残った。
「マルバシモツケ」はバラ科シモツケ属の落葉低木。ウラジロタデと同じようなガレ場に咲いている。花はシモツケにそっくりだが葉が全く違うと思っていた。調べて見ると、シモツケのマル葉タイプ。どこかで出会ったことはあると思うが、意識して写真を撮ったのは初めて。図鑑によると高さは50-100センチとなっているが、那須のガレ場では2,30センチのものが多かった。
花期は6-8月。径5-8ミリの白色で5弁の小さな花が多数集まって、枝先に2-3センチの花序をつける。それが一つの花のように見える。
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