啄木鳥の詩

里山の自然と山野草・高山植物、低山歩きと野鳥観察

三峰山より谷川岳を望む

2010-05-01 20:16:30 | 低山歩き
後閑林道入り口から上州三峰山に登った。Gウィークとは思えない静かな山だった。
登山口を良く確認しないまま、車を進めると「山頂まで5㌔」の案内板。ここから登る。
ガイド本で見ると、当初予定した河内神社からの「家族向け」コースに比べ歩きがいもありそうだ。

この山(1123㍍)は、関越自動車道で沼田ICから月夜野ICにかけて走ると、北側
(右手)に見える。北に細長く、台形の妙な形をしている山。ハンググライダーの基地
としても人気があるようだ。台形の台の部分は岩が目立ち、厳しい姿を見せているが、
神社近くまで車で行けばファミリー向けとなるようだ。

北のコースは、歩き始めて10分もいかないうちに、急な登りとなる。カケスの美しい
姿が印象的。啄木鳥の姿もあった。芽生えが始まったばかりで、林はまだ枯れている。

途中、ロープが連続する場所もある。湿った下り道はかなり厳しそうだ。三峰湖からの
道と鞍部で合流。ここから、頂上までは緩い登りとなる。ショウジョウバカマ、カタクリ
が咲いていた。木々は冬のまま。枝越に上州武尊、白毛門など上越国境の山々が白い。

頂上到着時、誰もおらず20分ほど谷川岳方面の絶景を独占。コーヒーを沸かし始めた
頃に、私より年配のご夫婦が到着。「親子連れの熊に遭遇」したと興奮していた。1時間
ほど絶景を堪能し、時間もあったので三峰湖を経由する予定で帰路をスタート。

この池は、大きな鯉がいるくらいで全くの期待はずれ。しかも、直接林道に戻るコース
が無く、2・5㌔を引き返す。途中に林道に迂回する標識があり踏み込むが、踏み跡が
ゼロで素人の私には無理だった。

家族向けのハイキングコースの予定が、結局は15㌔ほど歩くこととなった。静かな
山道と素敵な景観。時間の余裕はあったが、ほとんど休み無く歩き続けることができ、
体力的にも自身を持てた山行だった。

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