啄木鳥の詩

里山の自然と山野草・高山植物、低山歩きと野鳥観察

「オオサクラソウ」と「ハクサンフウロ」

2012-08-14 09:28:40 | 高山植物

今日のオオサクラソウ。南アルプス千枚小屋近くの深い草原に咲いていた。友人に名を聞かれ“クリンソウ”と教えてしまった。標高で2600メートルほど。森林限界から低木帯に抜けようとするあたりにあり“こんなところにもクリンソウが咲くのだ”と感心していた。図鑑では良く知っており、赤城山麓の赤城自然園でクリンソウの写真を撮り当ブログで紹介したこともある。ところが、調べて見るとオオサクラソウ。間違いないはずだったのだが・・・・。まッ・・・非常に良く似ている。

「オオサクラソウ」はサクラソウ科サクラソウ属の多年草。根元から出る葉は径が5-12センチほどと大きく、掌状に分裂。フチは鋸状にギザギザがある。花茎は15-30センチほど。先の部分に赤紫色の花を4-8個、輪状に付ける。花冠(花)は径が1・5-2センチほどで5裂。それぞれが更に2裂している。花期は6-8月初旬。

大型のサクラソウで花がサクラに似ていることから名がついているという。別名でミヤマサクラソウとも呼ぶが、文字通り深山に咲くサクラソウ。サクラソウより大きく、クリンソウより小さいような気がする。

「ハクサンフウロ」はフウロソウ科フウロソウ続の多年草。高山植物。高山ー亜高山帯の雪渓の周辺の草地などに良く見られる。草丈は30-50センチ。花期は7-8月で夏山の定番。花は5弁で赤紫色。花径は2-3センチ。南アルプスはもちろん、日光方面や浅間、上信越の山々などどこでもこの花を目にする。変種も多い。必ず写真を撮るが、当ブログで取り上げたことは無かったような気がしている。明るい赤紫色の目立つ花なのだが・・・。赤石岳南面の荒川小屋近くで撮影。

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